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「おーし、それじゃあまず1か所目に向かうわけだが、その前に」
あの後、全員が1部屋に集まりムシューニを中心に円を作った。
何処かで逃げるタイミングでもないものかと目を泳がしていると右肩をいきなり強く掴まれそのまま引き寄せられた。
何だ?!と掴まれた方を見てみればすぐ近くにムシューニの顔があった。
黒髪にダークグレーの瞳、鼻も高いしアヒル口だけどイケメンだな…なんて見惚れてる場合じゃない。
「な、何して」
「こいつはグレイ。俺が無理やり連れてきたやつで、帰宅願望が強いが帰すつもりは毛頭ない。能力が使えるのに何も教わって来なかったら使い方とか何にも分からないんだ。旅のついでに教えてやってくれ」
毛頭ない、っておい。
俺の意思とは……。
「それは別に構わへんよ。グレイ君やったっけ?何の能力が使えるん?」
確か、ジョウンさんだったっけ。
関西弁……に聞こえなくもないけど、イントネーションが全く違うから、この国独自の訛りなのだろうな。
「それがその…それも分からなくて」
「恐らく治癒の能力だと思う。俺の式神が世話になったし」
「ほー、それは凄いな。フランも使えるけど得意ってわけではなかったな?」
「そうですね」
フランっていう人は俺に近付いてくると、じっと俺の目を見た後に何やら考え込んでしまった。
いやー後ろ姿しか見てなかったけど、フランさんって肌白いし目鼻立ち綺麗だしモテそうだな。
「どうやらグレイが身に付けたものや使用したものに力が宿るようだな」
俺がそんなことを思っているとフランさんはそう言って近くにあったナイフで自分の指を傷つけるなり、俺の服の裾を掴んでそこに当て、その部分を広げて見せた。
すると、その部分は初めから何もなかったかのように傷はなくなり、服についたはずの血は何処にもついていなかった。
あの後、全員が1部屋に集まりムシューニを中心に円を作った。
何処かで逃げるタイミングでもないものかと目を泳がしていると右肩をいきなり強く掴まれそのまま引き寄せられた。
何だ?!と掴まれた方を見てみればすぐ近くにムシューニの顔があった。
黒髪にダークグレーの瞳、鼻も高いしアヒル口だけどイケメンだな…なんて見惚れてる場合じゃない。
「な、何して」
「こいつはグレイ。俺が無理やり連れてきたやつで、帰宅願望が強いが帰すつもりは毛頭ない。能力が使えるのに何も教わって来なかったら使い方とか何にも分からないんだ。旅のついでに教えてやってくれ」
毛頭ない、っておい。
俺の意思とは……。
「それは別に構わへんよ。グレイ君やったっけ?何の能力が使えるん?」
確か、ジョウンさんだったっけ。
関西弁……に聞こえなくもないけど、イントネーションが全く違うから、この国独自の訛りなのだろうな。
「それがその…それも分からなくて」
「恐らく治癒の能力だと思う。俺の式神が世話になったし」
「ほー、それは凄いな。フランも使えるけど得意ってわけではなかったな?」
「そうですね」
フランっていう人は俺に近付いてくると、じっと俺の目を見た後に何やら考え込んでしまった。
いやー後ろ姿しか見てなかったけど、フランさんって肌白いし目鼻立ち綺麗だしモテそうだな。
「どうやらグレイが身に付けたものや使用したものに力が宿るようだな」
俺がそんなことを思っているとフランさんはそう言って近くにあったナイフで自分の指を傷つけるなり、俺の服の裾を掴んでそこに当て、その部分を広げて見せた。
すると、その部分は初めから何もなかったかのように傷はなくなり、服についたはずの血は何処にもついていなかった。
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