きっと、君は知らない

mahiro

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この能力もコントロール出来るようにならないといつまで経っても自分が関わる矢の場所が分からないし。


「頼んだぜ!」


「おう、と言ったものの、キヨさんたちと合流しないことには始められないよな………あと、先から同じところぐるぐる回ってないか?俺たち」


先から周りの風景が全く変わらないし、歩き始めた場所に戻ってきているような気もする。


「みたいだな!ま、どうにかなるでしょ。ムシューニさんの式神もいるし、向こうにはケイトもいる」


「ケイトはムシューニさんのためにしか動かないと思うが?」


「そのムシューニさんから頼まれれば嫌々でも探すでしょ」


どうかな……アレシアはともかくとして俺もいるからな。
放っておけとか言いそうだ。


「あれ?こっちから来た筈なのに...…」


俺たちが顔を見合わせてそう話していると前を歩いていた女性が足を止め左右を見渡している姿が見えた。
やっと迷っていることに気がついたらしい。
と言っても俺も話に夢中になっていて気付くのが遅れたから人のこと言えないけど。


「ごめんなさい、私、道が分からなくなってしまったみたいで」


「大丈夫ですよ!俺たちの仲間が来てくれる筈ですから!それより貴女ひとりに道案内させてすみませんでしたね。俺たちも喋ってないで何かお手伝いしていればもっと早くに迷っていたことに気付けたかもしれません」


すみません、と謝るアレシアに合わせ俺も頭を下げた。
女性は慌てて首を左右に振った。


「いえいえ!お兄さんたちは何も悪くないですから!私がちゃんと道を覚えていれば今頃町に着いていましたのに...……これじゃあ、また旦那さんに怒られてしまうわ」
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