きっと、君は知らない

mahiro

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先輩は上に報告へ行ってくると言い、ショウンさんとキヨさんもそれに同行した。
ケイトも行くのかと思ったが、今回は行かず、用事が出来たと何処かへ旅立ってしまった。
その後をリファンが必死に追いけ、それらを見たアレシアが腹を抱えて爆笑していた。


「旅終わったのか?なら、オレもう帰るわ」


やることねぇーしとブルーは不服そうに口を尖らせ、来た方向へと戻ろうとしていた。
そんなブルーに暇ならケイトを追いかけるのを手伝え!とリファンに言われ、嫌そうにしながらも手伝おうとするブルーの姿が見えた。
何だかんだ言いつつもブルーって良いやつだよな。
昔は良いやつだったかあまり覚えていないが。

実のところ、最後にフランさんにチャンネルを合わせて貰った所、前世の記憶が若干…いや、かなり朧気になっていることに気付いた。
以前覚えていたことも他の記憶と紛れてしまい、どれが事実だったのか分からなくなっていた。
どういうことなのかとフランさんに訊ねた所、どうやら能力を使いこなしたり、この国に馴染むようになると前世の記憶が薄れていくような感覚がするそうだ。
フランさん曰く、この国に馴染んでいる証拠なのだろう、だそうだ。


「……これからどうすっかな。フランさんはこれからどうするんすか?」


漸く笑いから抜け出したアレシアが目尻に溜まった涙を拭いながらそう訊ねれば、フランさんは至って普通に答えた。


「俺は家に帰る。アレシアも特に用事がないなら一緒に帰るぞ。2人も心配してるだろうし」
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