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アレンさんと別れ、ひとりになったときふと思いました。
今までどんなに傷つこうとも諦めきれなかった恋ですが、ルネさんに大切な人が出来たのなら漸くこの長年の恋に終止符を打てるチャンスがやってきたのではないでしょうか。
叶わない恋で誰にも言えぬ恋でしたが、自分の中で区切りが打てれば新たな一歩を踏み出せるはずです。
ここは手始めに自分の家を得るのはどうでしょう。
そうすれば自宅と家を分けることができ、プライベートな時間も出来ます。
趣味を見つけるのも良いかもしれません。
今まで参加できなかった飲み会に足を運ぶのも良いですね。
そんなことを考えながら仮眠室へと向かうと、視界に白衣のようなものが見えました。
こんな所で白衣を着ている人なんていない筈ですが。
そう思い仮眠室の扉を開けますと、こちらに身体を向け長い脚を組ながら椅子に座っているルネさんがいました。
どうやら私が見た白衣とはルネさんが着用しているものだったようです。
「………お帰り。仕事?」
女性に話しかけるような声とは程遠い冷たい声音ですが、ルネさんは私に対してはこんな感じでしたね。
他の男性には話しかけもしませんので、話しかけてくれるだけありがたいですね。
「えぇ、エルネスト村へ。ルネさんはどうしてこちらに?もう夜も遅いですし帰る足もないのではないですか?必要なら何方か依頼しますが」
今までどんなに傷つこうとも諦めきれなかった恋ですが、ルネさんに大切な人が出来たのなら漸くこの長年の恋に終止符を打てるチャンスがやってきたのではないでしょうか。
叶わない恋で誰にも言えぬ恋でしたが、自分の中で区切りが打てれば新たな一歩を踏み出せるはずです。
ここは手始めに自分の家を得るのはどうでしょう。
そうすれば自宅と家を分けることができ、プライベートな時間も出来ます。
趣味を見つけるのも良いかもしれません。
今まで参加できなかった飲み会に足を運ぶのも良いですね。
そんなことを考えながら仮眠室へと向かうと、視界に白衣のようなものが見えました。
こんな所で白衣を着ている人なんていない筈ですが。
そう思い仮眠室の扉を開けますと、こちらに身体を向け長い脚を組ながら椅子に座っているルネさんがいました。
どうやら私が見た白衣とはルネさんが着用しているものだったようです。
「………お帰り。仕事?」
女性に話しかけるような声とは程遠い冷たい声音ですが、ルネさんは私に対してはこんな感じでしたね。
他の男性には話しかけもしませんので、話しかけてくれるだけありがたいですね。
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