繋がれた絆はどこまでも

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アシルは優秀だ。
ライトの周りの人もアシルを誉めていた。
実の双子の弟であるイザヤも褒め称えていたし、憧れの眼差しを向けていた。
本人はその視線を気にするどころか当然だと謂わんばかりな態度を取っているようにライトには見えた。

これは周りを固められているのか、とライトは警戒している。

周りに味方をつけ、何か起きたときに自分がやるわけない、やるような人には思えないと証言して貰えるようにと着々と準備をしているのだろうかと思っていると、ライトの目の前を歩いていたアシルはこちらを振り返って言った。


「何人のことジロジロ見てるんだ？気になることがあるなら言え」