繋がれた絆はどこまでも

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「ライトの存在を隠しきるような家なんだ。何もしてないはずないだろ」　　　


「た、確かに。でも、具体的に何をしているんだ？」


メイソン以外の兄弟たちは皆、幼くしてこの世を去ってしまっているし、従兄弟や再従兄弟といった関係性もいない。
あとは皆、血縁関係がなく、皇族としての身分は低い。


「内緒だ。まぁ、いつかは分かると思うけどな。だから、無理にお見合いはしなくても大丈夫だ。ただ、届いているから一度は目を通した方が良いだろうと思って持ってきただけだ」


「そうだったんだ。ありがとう」


アシルは何でも知っているんだなぁと感心すると同時に、これをライトのもとへ平然と持ってきたアシルに対して、ムッとしてしまうのは何故なんだろうとライトは胸元を握りしめながら悩んだ。