恋は突然に愛は永遠に 【若当主アルファ×訳ありオメガ】 ~ツンデレ同士の両片思いは、実るんですか?~

大波小波

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 琉果は、執事の水瀬が彼の発見と同時に屋敷へと連絡したおかげで、すぐに治療を受けることができた。
 凍えていた体は生気を取り戻し、頬にも赤みが差してきた。
「まずは、ご安心ください」
 医療スタッフは、拓真にそんな嬉しい言葉を掛けた。
 しかし続けて、難しい顔をした。
「ですが彼は、栄養状態が非常に良くありません」
「そ、それは。近いうちに、死……」
「そこまでは申しませんが。継続して、基礎体力を付けさせたいのです」
「何だ、驚かせるな!」
「そうしなければ、遅かれ早かれ内臓が機能不全を起こして、死……」
「解った、協力しよう!」
 医師に丸め込まれたような気分だが、拓真は琉果の寝顔を見て、ひとまず安心した。

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