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しおりを挟む「さて。採用は一人だが」
三人だけになった応接室で、真はそう切り出した。
「わたくしは、3番の子を推します」
「わたくしは、5番の子を」
うん、と真は全て平らげられたパインサラダを眺めた。
「美味かったな、パイナップル」
「いけませんよ、店長」
「今回採用するのは、接客スタッフです」
解っている。
だからこそ、元ホストだとか、元娼夫だとかが面接に来たのだ。
厨房スタッフは、必要ないのだ。
「だけど、可愛かった」
「見た目は確かに」
「しかし、未経験者と言うのは、ちょっと」
今欲しい人材は、即戦力だ。
それに、あんなに愛嬌のあるウブな少年に、客を取らせるのは気が引ける。
この店では、中出し以外なら性交も提供しているのだ。
「解った。採用は3番か5番で行こう」
「それでこそ、店長」
「英断です」
だが、と真は杏の履歴書を手に取った。
「この子は、私が個人的に採用する」
何ですって、と二人は口をぱくぱくさせた。
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