恋してみよう愛してみよう

大波小波

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 翌日の朝食の席で、真はコーヒーを飲みながら杏に提案した。
「午後2時に、駅前のカフェで待ち合わせしよう。そこから、デート開始だ」
「一緒に、ここから出かけるんじゃないんですか?」
 せっかくだから、と真はいたずらっぽい目を見せた。
「いつも一緒なんだ。たまには、別々のところから顔を合わせないか?」
「はい。解りました」
 そんなやり取りの後、真はリビングで新聞を読み、書斎で軽く仕事をし、午前10時には出かけてしまった。
「真さん、やけに早く出かけちゃったなぁ」
 でも……。
「今日は、デート。真さんと、デートだぁ!」
 うきうきと家事を済ませ、杏は自分に与えられた部屋で着ていく服を選び始めた。
「何か、いまいちだな」
 お気に入りの服ばかりだが、どれも古いのだ。
 真から預かったカードでは、自分の服などは一切買っていない。
「貯金、あとちょっとしかないけど」
 まだ12時と、少し早いが、杏ももう出かけることにした。
 街に行って軽く昼食を摂った後、口座からお金を下ろした。
 そして、ブティックへ足を運んだ。

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