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しおりを挟む目を覚ました杏は、シャワーを使った後しょんぼりしていた。
「どうした。まだ、具合が悪いのか?」
「真さん、僕……」
内緒で、三村さんとお食事に出かけてしまった。
挙句に発情して、恥ずかしいところをいっぱい真さんに見せてしまった。
「僕、穴があったら入りたいです……」
「そう言うな。私は怒ってもいないし、呆れてもいないから」
「ホントですか?」
「ああ。ただ、君を愛している。それだけだ」
真さん、と杏は彼の胸に飛び込んだ。
「真さん、好きです。大好きです!」
「杏。それなら今から、買い物に付き合ってくれないか?」
「お買い物、ですか?」
うん、と真の目は優しく輝いている。
「どこに行くんですか?」
「それは、着いてからのお楽しみだ」
少しいたずらっぽい表情になった真に背を押され、杏は車に向かった。
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