恋してみよう愛してみよう

大波小波

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 しかし、遠田が店を買わないか、と持ち掛けてきた。
「あの人はもう、私と関わり合いになりたくないんだろう」
 組員の前で、恥をかかされたのだ。
 報復も考えただろうが、真は極道とは違う。
 何をやりだすか解らない、半グレなのだ。
 任侠の筋は、通らない。
 そこで、真を遠ざけることに決めたのだ。
 もう、真を雇われ店長にしておくのは、まっぴらなのだ。
「風俗の店からは、足を洗おうと思ってたのにな」
「でも、真さんがお店を買わなければ、詩央さんたちは……」
「そこが、頭の痛いところだ」
 何か、いい方法はないだろうか。
 杏の髪をいじりながら、真は考えていた。

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