フラン

大波小波

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1 二人は永遠に

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「ちょっと冷えますね。エアコン入れましょうか?」
「そういえば、もう秋だなぁ」
 秀実のオーディションに夢中になっていて、気づかなかった。
 だが、今は湯上りでさほど寒くはない。
 それに……。
「いや、今からすっごく暑くなるからいらないよ」
「士郎さん、ったら!」
 背中を押されるようにしながら、秀実はベッドに近づいた。
「ほらっ!」
「わあぁ!」
 抱きかかえられ、秀実はベッドの上へ放られた。
 すぐに士郎も上がり、キスをねだって来る。
「秀実、愛してるよ」
「ん、士郎、さん。ぅん、んぅ……」
 舌を絡ませ合い、濡れたキスを長く続けた。
 もうそれだけで火照って来る、秀実の体だ。
 上顎を摺られると、脳までじんじん痺れて来る。
 そうしながら、士郎は秀実のバスローブをはだけた。
 指腹で、そっと小さな乳首を転がすと、秀実の息が乱れて来る。
 もっとと、身をよじらせる。
 士郎は、そのピンクの粒を大切に舌で舐めとった。
「んっ、ぁんっ!」
 邪魔なバスローブを秀実からすっかり剥いでしまうと、士郎は歯先で乳首を柔らかく挟み、上下左右に捻った。
「ひぁッ! んぁ、んッ! やっ、やッ、ふぁ、あぁ!」
「秀実、今夜は感度いいな」
 舌で大きく舐め上げられると、秀実の先端からはさっそく蜜がこぼれ始めた。

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