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しおりを挟む「あぁ、も、もう……ッ。んっ、ん。ぁんっ! あぁ、んッ!」
(ダメ。また、またイッちゃう!)
今度は、ソファの心配をする余裕などなかった。
和正の精が、不意をついて祐也の体内に注がれてきたからだ。
「あぁああ! は、あぁんッ!」
「祐也……ッ!」
和正は、引き攣る祐也の腰をしっかりとつかみ、奥の奥まで捻じ込んだ。
「あ、あぁ。体の内、震えて……ッ!」
祐也の体内は、和正の激流に、その圧に翻弄されていた。
きつく背を反らし、髪を振り乱して、あまりある悦楽に襲われていた。
和正の射精が終わると、祐也はぐったりとソファに身を任せた。
まだ、下半身がヒクついている。
(終わってからも感じるなんて、初めて……)
頬に和正からキスをもらって、ようやく意識の焦点が合った。
「大丈夫?」
「すごかった、です……」
「昼間っから、ごめん」
「和正さんなら、いつでもOKです……」
可愛いことを言ってくれる祐也に、和正は頬ずりした。
しばらくソファに二人寝ころび、互いの愛しさを噛みしめた。
「祐也。これから、よろしくね」
「えっ?」
「一緒に暮らすとなると、俺の嫌な部分も見えてくると思うんだ」
祐也は、少し首を起こした。
(和正さんは、僕の不安を感じ取ってくれてたんだ)
そんな祐也に、和正は続けた。
「もし、俺に対して不満ができたら。その時は、ちゃんと伝えて欲しい。言いにくかったら、手紙でもいいから」
「和正さん」
「約束だよ?」
「はい……!」
ああ、大丈夫。
この人となら、和正さんとなら、きっと一緒に歩んで行ける。
祐也はようやく、その心まで和正のマンションへと転居した。
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