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日常編 クイーンを愛でる会
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窓口に戻ると、換金作業を続けていたメンバーたちの周りに黒山の人だかりができていた。
人だかりの原因はクイーンだ。
彼女に若い女性冒険者たちが、メロメロにされて、餌付けの順番待ちの列が続いて人だかりになっている。
「きゃー、クイーンちゃん。こっち向いてぇえ!!」
「可愛いっ! いやーん、私のも食べてぇー!」
「クイーンちゃん、こっち、これ美味しいわよ。わたしが手作りしたの!!」
若い女性冒険者たちが幼女化しているノーライフキングのクイーンに向かってキャーキャーと叫んでいた。
青白い肌をしているものの、ぱっと見は人形のように可愛らしい幼児なので、男女問わず冒険者や街の人に人気のクイーンだった。
中でも若い女性たちがグループを結成したようで、『クイーンちゃんを愛でる会』という組織ができたらしく、冒険を終えて帰還すると、どこからか集まってきてメラニアに許可をもらって餌付けを開始しているのが、日常化しつつあった。
「すまぬのう。すまぬのぅ。そっちのも頂くのじゃ。はむ、これは……。うまい、うまいのじゃ。それもおいしそうじゃのぅ」
「クイーンちゃん、ちゃんと皆さんにお礼は言うんですよ。わたくしからも伝えてありますが、本人からのお礼も喜ばれると思うから」
隣で『クイーンちゃんを愛でる会』の人たちに深々と頭を下げてお礼を言っているのは、ブラックミルズのご領主メラニア様である。
「分かっておるのじゃ。妾も悪いと思って抱っこのサービスもさせておるのじゃぞ」
メラニアからお礼をするようにと言われたクイーンは、女性冒険者に抱っこされて、もらったお菓子を一心不乱に食べている。
まぁ、力を失っているとはいえ、最強生物に近いノーライフキングたるクイーンに危害を加えられる者は、ほとんどいないので心配はしていない。
「クイーン、みんなからお菓子もらい過ぎて、夕飯が食えないとか言うなよー」
「大丈夫なのじゃ。妾はお菓子と夕食は別腹になっておるからのぅー。はむ、はむ。うまー」
そんなクイーンの姿を見て、ファーマとハクが羨ましそうに涎を垂らしていた。
確かに夕食まで少し時間があるが、今日は帰還時に軽い食事を続けていたからな……。
腹も減ってきたか。
外を見るとそろそろ夕暮れ時になっていて、このまま家に帰り着くまで腹がもつか怪しいところではあった。
「今日はジェネシスから大金をせしめたことだし、みんなでパーッと外で食うか」
「なら、グレイズさんの奢りかしら? 最近、新規に出費が多くてお財布が……」
窓口係との交渉を終えて戻ってきたメリーが俺の奢りを提案してきていた。
「私も新しい魔法書欲しい」
「私もですね。今回の分でまた一冊買えそうですし」
「わたくし、今月の生活費はクイーンちゃんの衣装に使ってしまいましたので……同じくお財布が……」
魔法組は魔法書と召喚獣のドレスアップにお金を使い、お財布が厳しいとのこと。
「ファ、ファーマも今月は奮発してハクちゃんの高級お手入れブラシ三五万ウェルで買ったのー。ほらこれー。だからお小遣いもうないー」
ファーマが知らぬ間に自分でお買い物をしていた。
取り出して見せているブラシを鑑定を発動させ査定する。
結果としては、魔法効果も掛かっていない高級そうに見えるだけの普通のブラシであった。
価値的には良くて二〇〇〇ウェルくらい、頑張って三〇〇〇ウェルだ。
完全にファーマがまがい物を掴まされている。
明日、買った店にお伺いさせてもらい、ちょっと色を付けすぎて販売しているブラシの事情の説明をしてもらうことに決めた。
ファーマにはその際にキチンとまがい物であったことを懇切丁寧に説明して、メモに書き取らせるつもりだ。
頭ごなしにまがい物だって言うと、ファーマが傷つき自発的に物を買わなくなる恐れもあるので、より慎重に対応しておきたい。
「オレも無理っス。さすがに飲み食いのツケまでサイアスには送れないっすから」
「大丈夫だ。言い出しっぺの俺が奢るに決まっているだろうが。どうせ、俺は装備の更新も魔法の習得もないしな。金が余ってる」
オーバースペック過ぎる能力のおかげで、今潜っている階層ではほぼダメージを負わないし、魔法に関しても一度仲間が発動させるところを見れば真似して発動させられるため装備更新費用はほとんどかかっていないのが現状だ。
強いて更新したものと言えば、荷物持ち用の背負子をより過重に耐えられ硬化鉄製に作り変えたくらいであった。
個別の口座には色々なところから入金があり、出費が追いつかず貯まっていく一方である。
「「「「あざっす。グレイズさんの奢りっすね」」」」
近くに居た若い冒険者たちにもなぜか俺が奢ることになっていたようで、頭を下げている。
「さすがグレイズ。『持ってる男』。太っ腹」
「じゃあ、いつもの商店街の店ですね。私、先に行ってマスターに頼んでおきます」
アウリースが機転を利かせて、うちがいつも使っている商店街の酒場に駆け出していった。
最近では冒険者たちも商店街の酒場でも飲むようになっており、あの店も味の良さで客足が順調に増えているのだ。
というか、大半は俺が奢りで連れて行った若い冒険者たちが味に惚れて常連になりつつあるというのが本当のところだが。
かといって歓楽街の方も新規に冒険者になる者や、その冒険者を見越して新規出店をしている酒場もあるため、お互いに共存できる状態が作られつつある。
売り上げは幸せを運んでくる。
ダンジョンから上がる利益が上手く街中に循環すれば、経済も良くなり、経済が良くなれば領民の懐が温まりさらに消費を刺激していくはずだ。
ブラックミルズは空前の好景気を目前に控えている様子であると感じられた。
いつの間にか『商店街連合会会長』兼『冒険者ギルドマスター』兼『ブラックミルズ公爵家相談役』という大層な肩書きを得ていた俺としては、このブラックミルズがより一層繁栄し住みやすい地になるよう知恵を貸していければと思っている。
「さて、じゃあ、飲むか……」
「グレイズさん、お酒はほどほどにね。ほどほどに。この前もベロンベロンに酔い潰れたでしょ」
「おぅ、ほどほどにしとく。あの時はジェイミーがしこたま俺に飲ませてきたからな。今日は大丈夫だ」
最近はみんなと外で飲むことも回数が増え、メリーたちには何度も泥酔した俺を家まで運んでもらっている。
これが続いていると、いつか朝起きたら隣でメリーたちが寝ていて、俺の独身生活に終止符を打つ日がくるかもしれない。
心の準備こそ終わってはいるが、中々あと一歩を踏み出す勇気は未だに出てこないでいる。
近々、Bランクへの昇格必須事項であるキマイラ狩りも企画しており、個々のメンバーの能力も成長期に入りつつあるため、数年待たずしてSランクパーティーのSランク冒険者に到達する気がしていた。
人だかりの原因はクイーンだ。
彼女に若い女性冒険者たちが、メロメロにされて、餌付けの順番待ちの列が続いて人だかりになっている。
「きゃー、クイーンちゃん。こっち向いてぇえ!!」
「可愛いっ! いやーん、私のも食べてぇー!」
「クイーンちゃん、こっち、これ美味しいわよ。わたしが手作りしたの!!」
若い女性冒険者たちが幼女化しているノーライフキングのクイーンに向かってキャーキャーと叫んでいた。
青白い肌をしているものの、ぱっと見は人形のように可愛らしい幼児なので、男女問わず冒険者や街の人に人気のクイーンだった。
中でも若い女性たちがグループを結成したようで、『クイーンちゃんを愛でる会』という組織ができたらしく、冒険を終えて帰還すると、どこからか集まってきてメラニアに許可をもらって餌付けを開始しているのが、日常化しつつあった。
「すまぬのう。すまぬのぅ。そっちのも頂くのじゃ。はむ、これは……。うまい、うまいのじゃ。それもおいしそうじゃのぅ」
「クイーンちゃん、ちゃんと皆さんにお礼は言うんですよ。わたくしからも伝えてありますが、本人からのお礼も喜ばれると思うから」
隣で『クイーンちゃんを愛でる会』の人たちに深々と頭を下げてお礼を言っているのは、ブラックミルズのご領主メラニア様である。
「分かっておるのじゃ。妾も悪いと思って抱っこのサービスもさせておるのじゃぞ」
メラニアからお礼をするようにと言われたクイーンは、女性冒険者に抱っこされて、もらったお菓子を一心不乱に食べている。
まぁ、力を失っているとはいえ、最強生物に近いノーライフキングたるクイーンに危害を加えられる者は、ほとんどいないので心配はしていない。
「クイーン、みんなからお菓子もらい過ぎて、夕飯が食えないとか言うなよー」
「大丈夫なのじゃ。妾はお菓子と夕食は別腹になっておるからのぅー。はむ、はむ。うまー」
そんなクイーンの姿を見て、ファーマとハクが羨ましそうに涎を垂らしていた。
確かに夕食まで少し時間があるが、今日は帰還時に軽い食事を続けていたからな……。
腹も減ってきたか。
外を見るとそろそろ夕暮れ時になっていて、このまま家に帰り着くまで腹がもつか怪しいところではあった。
「今日はジェネシスから大金をせしめたことだし、みんなでパーッと外で食うか」
「なら、グレイズさんの奢りかしら? 最近、新規に出費が多くてお財布が……」
窓口係との交渉を終えて戻ってきたメリーが俺の奢りを提案してきていた。
「私も新しい魔法書欲しい」
「私もですね。今回の分でまた一冊買えそうですし」
「わたくし、今月の生活費はクイーンちゃんの衣装に使ってしまいましたので……同じくお財布が……」
魔法組は魔法書と召喚獣のドレスアップにお金を使い、お財布が厳しいとのこと。
「ファ、ファーマも今月は奮発してハクちゃんの高級お手入れブラシ三五万ウェルで買ったのー。ほらこれー。だからお小遣いもうないー」
ファーマが知らぬ間に自分でお買い物をしていた。
取り出して見せているブラシを鑑定を発動させ査定する。
結果としては、魔法効果も掛かっていない高級そうに見えるだけの普通のブラシであった。
価値的には良くて二〇〇〇ウェルくらい、頑張って三〇〇〇ウェルだ。
完全にファーマがまがい物を掴まされている。
明日、買った店にお伺いさせてもらい、ちょっと色を付けすぎて販売しているブラシの事情の説明をしてもらうことに決めた。
ファーマにはその際にキチンとまがい物であったことを懇切丁寧に説明して、メモに書き取らせるつもりだ。
頭ごなしにまがい物だって言うと、ファーマが傷つき自発的に物を買わなくなる恐れもあるので、より慎重に対応しておきたい。
「オレも無理っス。さすがに飲み食いのツケまでサイアスには送れないっすから」
「大丈夫だ。言い出しっぺの俺が奢るに決まっているだろうが。どうせ、俺は装備の更新も魔法の習得もないしな。金が余ってる」
オーバースペック過ぎる能力のおかげで、今潜っている階層ではほぼダメージを負わないし、魔法に関しても一度仲間が発動させるところを見れば真似して発動させられるため装備更新費用はほとんどかかっていないのが現状だ。
強いて更新したものと言えば、荷物持ち用の背負子をより過重に耐えられ硬化鉄製に作り変えたくらいであった。
個別の口座には色々なところから入金があり、出費が追いつかず貯まっていく一方である。
「「「「あざっす。グレイズさんの奢りっすね」」」」
近くに居た若い冒険者たちにもなぜか俺が奢ることになっていたようで、頭を下げている。
「さすがグレイズ。『持ってる男』。太っ腹」
「じゃあ、いつもの商店街の店ですね。私、先に行ってマスターに頼んでおきます」
アウリースが機転を利かせて、うちがいつも使っている商店街の酒場に駆け出していった。
最近では冒険者たちも商店街の酒場でも飲むようになっており、あの店も味の良さで客足が順調に増えているのだ。
というか、大半は俺が奢りで連れて行った若い冒険者たちが味に惚れて常連になりつつあるというのが本当のところだが。
かといって歓楽街の方も新規に冒険者になる者や、その冒険者を見越して新規出店をしている酒場もあるため、お互いに共存できる状態が作られつつある。
売り上げは幸せを運んでくる。
ダンジョンから上がる利益が上手く街中に循環すれば、経済も良くなり、経済が良くなれば領民の懐が温まりさらに消費を刺激していくはずだ。
ブラックミルズは空前の好景気を目前に控えている様子であると感じられた。
いつの間にか『商店街連合会会長』兼『冒険者ギルドマスター』兼『ブラックミルズ公爵家相談役』という大層な肩書きを得ていた俺としては、このブラックミルズがより一層繁栄し住みやすい地になるよう知恵を貸していければと思っている。
「さて、じゃあ、飲むか……」
「グレイズさん、お酒はほどほどにね。ほどほどに。この前もベロンベロンに酔い潰れたでしょ」
「おぅ、ほどほどにしとく。あの時はジェイミーがしこたま俺に飲ませてきたからな。今日は大丈夫だ」
最近はみんなと外で飲むことも回数が増え、メリーたちには何度も泥酔した俺を家まで運んでもらっている。
これが続いていると、いつか朝起きたら隣でメリーたちが寝ていて、俺の独身生活に終止符を打つ日がくるかもしれない。
心の準備こそ終わってはいるが、中々あと一歩を踏み出す勇気は未だに出てこないでいる。
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