魔剣士「お姫様の家出に付き合うことになった」【現在完結】

Naminagare-波流-

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第八章【東方大地】

8-23 きっかけの開花

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吹き飛ばされた二人は、痛みに悶えながらも身体を起こす。打ち付けられた衝撃で瓦礫となった壁の一部が土煙となって舞い上がったせいか、喉が酷く痛んだ。

魔剣士「くそ…!」
猛竜騎士「ぐっ……!」

猛竜騎士の両脚は、アサシンの攻撃とカウンターにより酷い火傷と骨にヒビが入ったようで、激痛が襲う。特に、焼けたズボンから見える火傷の脚は皮膚が爛れて見れたものではなかった。

アサシン「……治す時間は設けてもいい。そうしなければ、まともに戦う事は出来ないだろう?」
猛竜騎士「情けをかけるというのか……!」
アサシン「手を抜いているとはいえ、戦うことを選んだ中でここまで持ったのは久しぶりだ。もう少し、楽しんでも良い」
猛竜騎士「舐められた…ものだ……!」

歯強く噛み、悔しさを滲ませる。

魔剣士「……ちっ」

魔剣士は猛竜騎士のもとへと移動すると、焼けただれた皮膚の前に手を置いて"ヒール"を唱え、回復魔法を施す。舐められていようと、こんな状態ではアサシンを相手に出来るわけがないのだから。

アサシン「それで良い。それにしても、身体を動かすというのは気持ちいいものだとは思わないか?」

首をコキコキと鳴らし、ストレッチのような運動をしながら話す。どうも、闇の王たる存在ではあるのだが、その言動はどこか曖昧というか、常識あるような行動を見せる時があった。だからこそ、猛竜騎士は話し合いで何とかなるのかもしれないと踏んでいたのだが。

魔剣士「そりゃ…思うけどよ」
アサシン「では、治癒を施したところで第二ラウンドといこうか」
魔剣士「もう、戦うしかねぇってことだよな……」

治癒を終えると、猛竜騎士とともに武器を構えるが、それを見てアサシンは不思議そうに呟いた。

アサシン「お前が俺の配下につくというのなら、それで丸く収まるのだがな」
魔剣士「まだそれを言うのかよ」
アサシン「俺は俺が欲しいがままに動くだけ。お前が配下にならぬのなら殺し、配下になるというのならそれで戦うこともない」
魔剣士「……っ」

正直なところ、心が揺れる。
先ほどまでの戦いで、アサシンがどれだけ手を抜いていたのかよく分かるし、本気だったら猛竜騎士と自分は死んでいただろう。
少しは善戦できるものと思っていたが、現実は酷いものだった。もし"死"を迎えることになったのなら、白姫やテイルの未来は確実に閉ざされることになる。

魔剣士「…」

自分が仲間になれば、二人を救えるのだろうか。そんな考えが、魔剣士を襲う。

魔剣士「……アサシン」
アサシン「何だ」
魔剣士「お前は、俺を手に入れたら…砂国や白姫を見逃してくれるのか?」
アサシン「ほう」
猛竜騎士「お、お前!?」
魔剣士「オッサン、安心してくれ…話を聞くだけだ」

武器を下ろし、アサシンの目を見つめる。

アサシン「……なるほど、いよいよ諦めたか?」
魔剣士「うっせぇ、話を聞くだけだっつってんだろ。その決断はしてねぇよ」
アサシン「……ふむ」
魔剣士「話だけ聞かせろ。お前を倒したほうが早いっていうのは、諦めちゃいねぇんだよ」
アサシン「そうか、それなら安心したぞ」
魔剣士「んあ?」
アサシン「お前を殺すことが無くて、少しばかり安心したと言ったんだ」
魔剣士「は……?」

"殺すことがなくて良かった"と、確かにそう言った。

アサシン「俺が興味を持ったのは、闇魔法を会得した強さへの欲、差があっても挑める欲、あらゆるお前の探究心に興味を持った迄だ」
アサシン「もし、こんな簡単にそれを諦めたならば…。俺はお前への興味等消え失せたも同じだからな」

つまり、殺されていた。

魔剣士「……あぁ、そうかよ」

だが、怯むことはない。弱さだけは見せられない。

魔剣士「……で、聞かせてくれ。俺がお前の仲間になってどんなメリットがあるんだ?」
アサシン「お前のメリットは求めていない。俺が欲しいと思い、それに従ってもらうだけのこと」
魔剣士「都合が良すぎるだろ」
アサシン「俺の思うがままになれば良い」
魔剣士「世界最強の自己中ヤローだな、お前は」
アサシン「そうかもしれないな」
魔剣士「……そうかもしれないってな、お前。つーか、俺にメリットがないんじゃ俺も戦わない理由はなくなったわけだ」
アサシン「別に、メリットを作るなとは言っていないがな」
魔剣士「ん?」
アサシン「お前が望むことは何だ?俺の配下によるメリットが欲しい、望みがあるというのなら言ってみるがいい」
魔剣士「……聞いてくれるってのか」
アサシン「言ってみることは、無駄ではないかもしれんぞ?」
魔剣士「…」

やはり、アサシンは魔剣士への興味が強いらしい。

魔剣士「なら、オッサンや白姫を無事に解放して、テイルに国を返してくれ。二度と、この国や民を襲うことはしないと誓ってもらう」
アサシン「ふむ……」
魔剣士「アサシン盗賊団の解体でも良い。お前らが他の奴を哀しませることも許せねーし、言ったらキリがねぇよ」
アサシン「……無理な相談ばかりだな」
魔剣士「…やっぱりな。分かってたよ」
アサシン「しかし、欲を口に出来るのは素晴らしいことだ」
魔剣士「そうかい」
アサシン「この状況で強気に出れるその精神、本当に賞賛する」
魔剣士「はいはい。っていうかよ、どうしてお前はそんなやり方しかできないんだ?」
アサシン「ふむ」

魔剣士「……クッソ悔しいけど、最悪に悔しいけど、死ぬ程悔しいけどよ…!」
魔剣士「お前は強いよ……」
魔剣士「だからこそ、お前は一人でもセントラルをひっくり返せたんじゃねーかって…そう思うんだがな……」

アサシンの強さは異常である。今まで戦ったことのない、底の見えない恐怖。
しかし、だからこそ彼が一人でセントラルを掌握することが出来ないわけではないと、そう思えた。

アサシン「いくら闇魔法の会得をしていたとしても、それは無敵ではない。確実たる戦いには、それ相応に備える必要はある」
魔剣士「……王の首をとる位、今のお前には簡単なことじゃないのか」
アサシン「それですべては変わらない。人の数というものは、掌握後に圧倒的な統率をするために必要なものだ」
魔剣士「お前の実力で、王を殺したあとに恐怖政治もすればいいじゃねぇか」
アサシン「政治に興味はない。圧倒的な武力を用いて、セントラルという存在を完全に潰すことが目的だ」
魔剣士「……結局、お前はセントラルに復讐をすることが目的なんだな」
アサシン「俺が生きるために、必要なことだ」
魔剣士「過去に囚われて、楽しいか?」
アサシン「そうしなければ、俺は前に進めない」
魔剣士「例えそれが、大勢の涙を流させたとしてもか」
アサシン「関係のないことだ」
魔剣士「やっぱり俺はお前とは相容れねぇ」
アサシン「なら、殺すだけだ」
魔剣士「…っ」

アサシンは一本を通し、生きている。誰かに干渉されることもなく、自らの考えのままに動き、欲を貫く。魔剣士の言葉など耳に入らないし、自分のものにならないのなら滅ぼせば良いだけ。最悪なほど、純粋な、悪意の満ちた心。

アサシン「……さて、話は終わりだ」
アサシン「第二ラウンド、お前とは相容れぬと分かった以上…多少ながら本気でいかせてもらう」

今度は、最初から短剣を両手に構える。

魔剣士「それしか道はねぇんだろ……」
アサシン「お前が俺の配下に入れば、その道はないのではないか」
魔剣士「その道は有り得ねェんだよ」
アサシン「……そうか、残念だ」
魔剣士「ッ!」

"タンッ…!"
床を踏む音、それが聞こえたと思った時、アサシンは目の前にいた。

魔剣士「ぐっ!?」

短剣を突き入れる直前、剣の側面でそれを受けたが、風魔法により再び吹き飛ばされる。
宙で体勢を整えるが、その時には既に真上に陣取ったアサシンから叩きつけられる。地面へと顔面から落下し、鼻血が吹きだした。
猛竜騎士はアサシンの着地にあわせて連撃を放ったものの、全てかわされ、背中に"旋風"を受けて床を滑った。

魔剣士「ぬっ、ぬぅぅあああっ!!」
猛竜騎士「うぉぉおおおっ!!」

そこから、二人の猛攻が始まった。しかし、攻撃の一切は通ることがない。あらゆる技にカウンターをくらい、吹き飛ばされるばかり。倒れては立ち、倒れては立ち、スタミナだけが無くなっていく。
戦う音は空しく響き、やがて、二人はまた両壁へと追いやられてしまう。

魔剣士「く、くそっ…!」
猛竜騎士「どうしろっつーんだよ……!」
アサシン「そろそろトドメも刺してやろう。久々に動くことが出来て、楽しかったぞ」

両手の短剣に、風魔法を強く蓄積させる。"ゴォッ!"と唸りを上げて回転する風魔法は、"刃"のような鋭利さを持ち、触れただけで全身は切り落とされそうな雰囲気だった。いよいよ彼も"遊びは終わり"にするということだろう。

魔剣士(殺されるのか…、俺たち……!)
猛竜騎士(こんなところで終わりなのか…。やはり、この男だけには触れてはいけない存在だったのか……!)
魔剣士(白姫……っ)

こんな事態ながら、白姫とテイルが気絶している分、まだマシに思えた。これから起きるであろう惨劇を見てしまっては、白姫は二度と立ち直れない可能性がある。

魔剣士(……っつーか、俺が死んだら白姫たちはどうなる?)
魔剣士(アサシンの手に堕ちて、幸せな未来もなくなるんだよな……)
魔剣士(だけど、俺がアサシンのもとに行ったところで白姫は見捨てられたと思って悲しむだろうよ……)
魔剣士(ど、どんな選択肢でも…白姫の心は失われる……?)

どんな経過だろうと、どんな結果だろうと、起き上がった時に知る真実は彼女を壊すに違いない。

魔剣士「どうして…こんなことに……」

―――現実は非情である。
いかなる時代においても、"悪"と見なされる者たちほど生きることを楽しんでいる奴らはいない。
だから、人はよく考える。もし、こうだったなら幸せだっただろうと。もし、こうなれば幸せだっただろうと。
自由に生きる者を見ては羨ましく思うし、自分より不幸な者を見れば"自分じゃなくて良かった"と安堵する。
人は誰もが優位に立ちたい。誰よりも強くありたい。誰よりも"幸せ"でありたいと願う。

魔剣士(……俺だって幸せになりたかったよ。白姫を幸せにすることが、俺の幸せにもなってきたはずだったのに…)

この世に神などいない。神がいるのなら、誰もが幸せで、誰もが笑顔のはず。

魔剣士(こんな男をこの世に生み出したのが神だとしたら、俺は神をも殺すぞ……ッ!!)

神を呪う。誰もが一度は想いしことであり、魔剣士が想ったばかりのことではないだろうが。

魔剣士(アサシンッ…!)

……そこで、魔剣士は思う。

魔剣士(クソが…、クソが………!)

……魔剣士は考える。

魔剣士(俺は、こいつを…倒してぇんだよ……!)

……この男を、心の底から、全てを捨ててでも、倒したいと。

魔剣士(白姫の作る未来、セントラルをこんな奴の手に渡したくは……ねェッ!!)

……ドクンッ……!

その時、それは起きる。

魔剣士「……お前を、倒してぇよ…」

……ドクンッ……!

偶然か、運命か。

魔剣士「お前みてぇな奴が、生きてたら……。この世は…滅茶苦茶になっちまうから……」

……ドクンッ……!

はたまた、神の悪戯とも言うべきか。

起きるはずのなかった、、闇魔法の真髄の一つ。

二つの"闇魔法"が入り混じって起きた、事象の一つ。

アサシンが辿り着いた、闇魔法の最終段階ともいうべき覚醒の一つ。

"バーサーカー"言う名の、真の闇魔術の姿―――。


アサシン「……そろそろ、死ぬが良い。まずは貴様からだ」


アサシンの目に見えぬ縮地、斬撃が魔剣士の首筋を捉える。
この国へ来てから何度流したか、血がプシャリと水しぶきのように跳ね上がり、猛竜騎士は「魔剣士!!」と叫んだ。

アサシン「終わったか……」

猛竜騎士は勿論、アサシンですら"魔剣士"の命は潰えたものと思った。
確かに、その首は"刎ねた"のだから。

―――しかし、魔剣士は"生きていた"。

アサシン「……何?」
猛竜騎士「なっ……!?」

魔剣士は首を刎ねられても生きていた。
いや、正確に言えば首を刎ねれてはおらず、鮮血も舞ってはいないのだが。彼の血だと思ったものは、"魔力の残り香"。余りにも強すぎた魔力が、固形化し、飛び跳ねたものが"血"だと錯覚したものだった。
して、その本人はどうなっているのか。

アサシン「……それは想定外な話だ、若き使い手」
猛竜騎士「お前…、魔剣士…そりゃどうなって…………!?」

これがかつて、歴史に恐怖として刻まれた"バーサーカー"の真の姿。

魔剣士「……なんだ、こりゃ」

魔剣士の身体は、燃え上がるような"赤"に包まれていた。得意魔法だった所以か、全身に炎を宿し、轟音をたてながら灼熱の陽炎が辺りを歪ませる。
つまり、魔剣士の身体は"火炎化"していたのだ――…。

魔剣士「んだよこれ…!っていうかよ、今…俺は首を飛ばされたはずじゃ……!?」
猛竜騎士「魔剣士…?い、生きてるんだよな……?」
魔剣士「い、いや俺は生きてるけども!そうじゃなくて、何なのよこれ!?」
猛竜騎士「お…俺が知るか!!何で全身から炎を……熱くないのか!?」
魔剣士「全然そんなことはねぇけど……」

何が起こったのか理解できない二人に、初めてアサシンは"動揺"した様子で口を開いた。

アサシン「どうやってその段階に辿りついた……!」
魔剣士「はへ?」
アサシン「それは俺の知る限り、闇魔法の三段階目…。そう易々と発現できる状態ではない筈だ」
魔剣士「何?」
アサシン「……その様子だと偶然か。しかし何が原因だ…?」
魔剣士「な、何だ……?」

眉間にしわを寄せ、考え込む姿勢をする。
声をあげるようなことも、深く考えることも、アサシンにとってはこれがかなりの想定外で、焦っていることがよく分かった。

魔剣士「アサシン!これが一体何か知ってるのか!?」
アサシン「……黙れ」
魔剣士「うっ!?」
アサシン「どうしてその形態になれた。少なくとも、お前にはその兆しはなかったはずだ」
魔剣士「……だ、だから俺はこれが何か知らないんだっつーの!」
アサシン「違う。必ず原因はあるはずだ。俺に想像がつかなかったもの、お前に施した何かが……」
魔剣士「…」
アサシン「……まさか、俺の打ち込んだ魔力か?」

魔剣士を猛毒から救った際に打ち込んだ、自身の魔力のことを思い出す。

アサシン「それしか無い…。俺の形態変化が、お前に先成る変化をもたらしたのか……」
魔剣士「…?」
アサシン「……こればかりは面白いとも言い切れんな…」
魔剣士「な、何を言ってるんだ?」
アサシン「その形態を相手にするのは初めてだが、色々と試すしかない」
魔剣士「むっ…!」

再び、アサシンは姿を消す。瞬間、魔剣士の全身が短剣により容赦なく切り刻まれる。
頭部、首筋、心臓、脚、肝臓、確実に仕留める狙い斬りだったが、驚くべきことに全ての斬撃は火炎化した肉体に"ボゥッ!"と炎が切り裂かれるばかりで、一つの傷も負うことはなかった。

魔剣士「お…おろ……?」
猛竜騎士「な、何!?」
アサシン「やはり…か……」

魔法による自身の火炎化。自らを魔法化することで、その能力を完全に己が物にする、魔法術の究極ともいえる存在。
これこそ自身を"魔法そのもの"とする、一体化の秘術、闇魔法の真髄だった。

猛竜騎士「……おい、魔剣士!お前の全身が魔法化したってことじゃないのか…」
魔剣士「な、何!?」
猛竜騎士「信じられん……こんなことが……」
魔剣士「……冗談だろ?」
猛竜騎士「確かに無造作の魔力、第二段階に無効化のオーラと来たのならば、この状態も納得はするが……」
魔剣士「だからって、突然過ぎるだろ!?」
猛竜騎士「いや、アサシンが言ってただろう。お前に魔力を打ち込んだのがどうこうと…」
魔剣士「…あっ?」
猛竜騎士「恐らくだが、お前を救うために打ち込んだアサシンの闇魔法が、お前に浸透して異常な速度での進化をもたらしたんじゃないか…?」

流石の洞察力。この進化は、魔剣士は新たなるステージに立ったことを意味する。

猛竜騎士「……ということはだ」

そして、その繋がりから…ついに気づく。

猛竜騎士「アサシン…、貴様の見えない動きは自分を風として動いていたからだったということか……!」

アサシンはこの術を会得しているということは、出会った時から見せていた"目に見えぬ瞬間移動"のカラクリは、縮地によるものではない。
確かに縮地という技術は幾度か使っていたが、その動きは得意だった風魔法により自身を"暴風化"させていたのだ。

魔剣士「そういうことかよ……!音もなく姿を消したりしたカラクリは…!」
アサシン「…」
魔剣士「……ククッ、そういうことなら…アサシンさんよ…!」
アサシン「…」
魔剣士「俺もお前と同じステージに立てたんだ。今度ばかりは、お前を本気でぶっ飛ばせそうだぜ、オイ!!」

魔剣士はアサシンへとポーズを取り、強気な様子で煽り浴びせる。
それに対し、いつもならば反応を見せない男である筈のアサシンは、意外にも「これは少々、面白くない話だ」小さく、そう呟いた。

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