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三十五 『ゆるハー』好感度について
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館の案内もそこそこにガブちゃんを客間に連れていった。使用人にお茶を持ってきてくれるように伝える。そして、ソファに座るとひそひそと話を始めた。
「ガブちゃんにはいろいろ聞きたいことがあるの」
「それはこっちのセリフよ。だいたいあなたね。『ゆるハー』のライバル令嬢じゃないの。どうして王太子様の妃候補になってるのよ?」
「あ、いや、それは深い事情が……。そもそも、それはルークお兄様が……。それに三年後にはどっちにしても無理じゃない。ガブちゃんだって分かってるでしょ?」
ある意味この取り違えを共有できるガブちゃんがいて良かった。
「まあ、そうなんだけど……。あなたはユリアンのときに邪魔をしてくる筈なのに……。そうよ! ユリアンで思い出した。どうしてこんな初期からあんたはユリアンの好感度をMAXにしてるのよ。そのせいで私が狙えなくなったじゃん」
ぶつぶつとガブちゃんは文句を言い始めた。
「え? ガブちゃんはルーク……お兄様狙いでは……」
少し、言い澱む。だってお茶を運んで来たから少し中断した。
「勿論、折角だから『ゆるハー』の最難関攻略を目指しているのよ」
私はガブちゃんの心意気に軽く拍手をした。
「じゃあ、ユリアン様は狙わなくてもいいんじゃないの?」
「何よ。『ゆるハー』最難関といえば、全てのキャラを攻略するルートに決まってるじゃん」
「はい? 全て……。それって、俗にいう逆ハー……」
私の言葉にガブちゃんは力強く肯いていた。
「だから、ユリアンを攻略されてると困るのよ」
「困ると言われても私にはどうしようも、こうしようも。そもそも好感度がマックスてどうして分かるの」
「あら。『ゆるハー』仕様の好感度画面で分かるわよ」
「好感度画面って、どんなの? スキルとかステータスとかも?」
「はあ? スキルとかある訳ないじゃん。『ゆるハー』なんだから……。好感度表示だけだし円グラフで見やすいでしょ?」
「え? 私の方は……数値でしか無いわ。じゃあ、私のステータスとかあれは何なの?」
「ステータスなんか出てこないけど。『ゆるハー』だって、そんなに詳しく出なかったし。こうやってペンをもって好感度表示と念ずれば出るんだけど。ほら、好感度だけ、って言っても他の人には見えないけどね」
「本当だ。分からないわね。でも、ペン? 私の方は机に座ると見えるんだけど」
「机? ペンじゃ無いの? どういうこと?」
お互い画面を呼び出すがどう覗き込んでも見ることは適わなかった。
「……好感度は攻略メンバー以外は出ないみたいね。それとなく訊ねてみたことがあって。それにしてもスキルってどういうことよ。私の方にはそんなのでないわよ」
「そうなの? 女性の好感度が出たりしないの?」
「出る訳ないじゃん。『ゆるハー』なんだから」
「私のはガブちゃんのも出るよ」
「マジ?」
私はこくんと肯くとガブちゃんは頭を抱えていた。
「何なのよ。もう……こんなの私の知っている『ゆるハー』じゃないじゃん」
「私も攻略メンバーから違ってたし、騎士団長の息子のジルはよくあるテンプレ筋肉男性だったよ。それに生徒会副会長のクリス様はこの間お話したけど、男性だったし」
「え? クリス様とお話したの? 私は相手にされなかったのに……」
――あれ? 子爵家立て直しに財力のある令嬢を探している筈なんだけど。
「好感度マックスされたらもうこっちが攻略できないのが『ゆるハー』の基本だったけどここまで違ってくるとどうなるのか……」
「本当に……。それとね。私もこんな状態は不本意なの。出来れば三年後と言わず直ぐにでも取り違えをリークして元あるべき状態にしたいのよ」
「元あるべき……。それって……」
そう言うとガブちゃんは改めて私を見てそれから部屋の中を見渡した。
「ここで私が過ごすようになるのか……」
「このまま、私も社交界で目立つようになるのは避けたいというか。早く平凡な市民になりたいのよ」
「あなたが平凡ねえ……。それに取り違えかぁ」
ガブちゃんはそう言うと再び私の全身を見て持ってきたお茶に口をつけると呟いた。私はガブちゃんの言葉に強く肯いた。出来れは一刻も早く庶民になりたい。張り付いた笑顔はもういいの。
「まあ、暫く考えさせてもらうわ。だって、ユリアンや王太子も来るんだし。それから作戦を考えてもいいんじゃない?」
「ユリアン様がくるの? え? 王太子様まで、どうして?」
「……ここであなたのお兄様が海の祭りとかいうのを大々的になさるのよ。この海辺の町を貿易港として開港するためにね。その式典も兼ねるのよ。知らないの? 王太子様はテープカットの役目をされる筈。その内続々と有名貴族もやってくるように聞いてるわ。だから私だってミーシャ商会の代表としてきたのよ。後からミーシャ商会から他の者もやって来るわ」
「……なんだが、ガブちゃんが別人に見える。最初あった時は攻略のことしか言ってなかったのに」
「あれは……。私も記憶が戻ってハイテンションになっていたというかなんというか。でもあなたに会って、そういうのもありかと考えるようになって、いろいろおかしいとこに気が付いてさあ。『ゆるハー』じゃない場合もあるかもと考えたのよ。そしたら少し落ち着いてきたというか。やっぱ、ミーシャ商会って今ノリに乗ってるし、取り違えが分かるまでは家業も手伝いたいから、いろいろ勉強中してるとこ」
――凄い。ガブちゃんもいろいろと考えてるんだ。
「それより、スキルってどんなのがあるの? 私も無いかなぁ。商談スキルとか交渉スキルとか」
「あ、私はムチ使いをカンストしてた」
「ぶはぁ。ムチ使いって何なのよ。カンストって、貴族令嬢にそれ必要? 笑える。普通気品とかそんなの無いの」
「ついでに猛獣使いなんて称号もあって」
「猛獣? あははは。未開地でモンスターでも狩ってくるつもり? 大体どうやってそんなの取得してカンストまでいったのよ! 超笑える」
ガブちゃんはそう言って腹を押さえて大笑いしていた。その姿につられて私も笑い出してしまった。何だか懐かしい感じになっていた。あの遠山明日香であった頃の、学生時代の友達といた頃のようで。
昼食の時間になって食事を済ますとガブちゃんは海岸に行きたいというので、ぞろぞろとお付の者を引きつれて向かった。ガブちゃんだって、一般市民といいつつ商業ギルドの長を務めるお家なのでやっぱり一人で外出ということは少ないみたい。
「ガブちゃんちに行ったら、お付の人はいないと思ったのに」
「甘いわよ。うちだってギルドの長だもの。いろいろあるわよ。庶民は庶民なりにね。まあ、お貴族様程じゃないけどね」
そう言うとガブちゃんは持参し水着で海辺を走ってざぶんと中に入った。
「キャー。気持ち良い。それにプライベートビーチ! 水も砂も綺麗」
私はそれを浜辺で羨ましく見ていた。侍女が私に大きな傘を差してくれている。
「あんたも入ったら? 水着無いの?」
「そんなの無いわよ。それにガブちゃんそれってスクール水着じゃないの? どうやって手に入れたの」
「ふふふ。ここに来ることが決まって、うちの商会で大急ぎで作らせたのよ。あなたの分もあるわよ」
ガブちゃんの言葉に使用人がその品を広げて見せた。この姿でスクール水着? まあ、見る人がいないからいいか……。
早速着替えて一緒にどぼんと入ったわ。南の海のようなアクアブルーに真っ白な砂浜。ガブちゃんと水遊びを楽しんだのよ。ガブちゃんはぼそりと呟いていた。
「後はそうね。ビーチボールに、海の家、西瓜割に……。花火」
――ガブちゃん、分かってるわね。
「ガブちゃんにはいろいろ聞きたいことがあるの」
「それはこっちのセリフよ。だいたいあなたね。『ゆるハー』のライバル令嬢じゃないの。どうして王太子様の妃候補になってるのよ?」
「あ、いや、それは深い事情が……。そもそも、それはルークお兄様が……。それに三年後にはどっちにしても無理じゃない。ガブちゃんだって分かってるでしょ?」
ある意味この取り違えを共有できるガブちゃんがいて良かった。
「まあ、そうなんだけど……。あなたはユリアンのときに邪魔をしてくる筈なのに……。そうよ! ユリアンで思い出した。どうしてこんな初期からあんたはユリアンの好感度をMAXにしてるのよ。そのせいで私が狙えなくなったじゃん」
ぶつぶつとガブちゃんは文句を言い始めた。
「え? ガブちゃんはルーク……お兄様狙いでは……」
少し、言い澱む。だってお茶を運んで来たから少し中断した。
「勿論、折角だから『ゆるハー』の最難関攻略を目指しているのよ」
私はガブちゃんの心意気に軽く拍手をした。
「じゃあ、ユリアン様は狙わなくてもいいんじゃないの?」
「何よ。『ゆるハー』最難関といえば、全てのキャラを攻略するルートに決まってるじゃん」
「はい? 全て……。それって、俗にいう逆ハー……」
私の言葉にガブちゃんは力強く肯いていた。
「だから、ユリアンを攻略されてると困るのよ」
「困ると言われても私にはどうしようも、こうしようも。そもそも好感度がマックスてどうして分かるの」
「あら。『ゆるハー』仕様の好感度画面で分かるわよ」
「好感度画面って、どんなの? スキルとかステータスとかも?」
「はあ? スキルとかある訳ないじゃん。『ゆるハー』なんだから……。好感度表示だけだし円グラフで見やすいでしょ?」
「え? 私の方は……数値でしか無いわ。じゃあ、私のステータスとかあれは何なの?」
「ステータスなんか出てこないけど。『ゆるハー』だって、そんなに詳しく出なかったし。こうやってペンをもって好感度表示と念ずれば出るんだけど。ほら、好感度だけ、って言っても他の人には見えないけどね」
「本当だ。分からないわね。でも、ペン? 私の方は机に座ると見えるんだけど」
「机? ペンじゃ無いの? どういうこと?」
お互い画面を呼び出すがどう覗き込んでも見ることは適わなかった。
「……好感度は攻略メンバー以外は出ないみたいね。それとなく訊ねてみたことがあって。それにしてもスキルってどういうことよ。私の方にはそんなのでないわよ」
「そうなの? 女性の好感度が出たりしないの?」
「出る訳ないじゃん。『ゆるハー』なんだから」
「私のはガブちゃんのも出るよ」
「マジ?」
私はこくんと肯くとガブちゃんは頭を抱えていた。
「何なのよ。もう……こんなの私の知っている『ゆるハー』じゃないじゃん」
「私も攻略メンバーから違ってたし、騎士団長の息子のジルはよくあるテンプレ筋肉男性だったよ。それに生徒会副会長のクリス様はこの間お話したけど、男性だったし」
「え? クリス様とお話したの? 私は相手にされなかったのに……」
――あれ? 子爵家立て直しに財力のある令嬢を探している筈なんだけど。
「好感度マックスされたらもうこっちが攻略できないのが『ゆるハー』の基本だったけどここまで違ってくるとどうなるのか……」
「本当に……。それとね。私もこんな状態は不本意なの。出来れば三年後と言わず直ぐにでも取り違えをリークして元あるべき状態にしたいのよ」
「元あるべき……。それって……」
そう言うとガブちゃんは改めて私を見てそれから部屋の中を見渡した。
「ここで私が過ごすようになるのか……」
「このまま、私も社交界で目立つようになるのは避けたいというか。早く平凡な市民になりたいのよ」
「あなたが平凡ねえ……。それに取り違えかぁ」
ガブちゃんはそう言うと再び私の全身を見て持ってきたお茶に口をつけると呟いた。私はガブちゃんの言葉に強く肯いた。出来れは一刻も早く庶民になりたい。張り付いた笑顔はもういいの。
「まあ、暫く考えさせてもらうわ。だって、ユリアンや王太子も来るんだし。それから作戦を考えてもいいんじゃない?」
「ユリアン様がくるの? え? 王太子様まで、どうして?」
「……ここであなたのお兄様が海の祭りとかいうのを大々的になさるのよ。この海辺の町を貿易港として開港するためにね。その式典も兼ねるのよ。知らないの? 王太子様はテープカットの役目をされる筈。その内続々と有名貴族もやってくるように聞いてるわ。だから私だってミーシャ商会の代表としてきたのよ。後からミーシャ商会から他の者もやって来るわ」
「……なんだが、ガブちゃんが別人に見える。最初あった時は攻略のことしか言ってなかったのに」
「あれは……。私も記憶が戻ってハイテンションになっていたというかなんというか。でもあなたに会って、そういうのもありかと考えるようになって、いろいろおかしいとこに気が付いてさあ。『ゆるハー』じゃない場合もあるかもと考えたのよ。そしたら少し落ち着いてきたというか。やっぱ、ミーシャ商会って今ノリに乗ってるし、取り違えが分かるまでは家業も手伝いたいから、いろいろ勉強中してるとこ」
――凄い。ガブちゃんもいろいろと考えてるんだ。
「それより、スキルってどんなのがあるの? 私も無いかなぁ。商談スキルとか交渉スキルとか」
「あ、私はムチ使いをカンストしてた」
「ぶはぁ。ムチ使いって何なのよ。カンストって、貴族令嬢にそれ必要? 笑える。普通気品とかそんなの無いの」
「ついでに猛獣使いなんて称号もあって」
「猛獣? あははは。未開地でモンスターでも狩ってくるつもり? 大体どうやってそんなの取得してカンストまでいったのよ! 超笑える」
ガブちゃんはそう言って腹を押さえて大笑いしていた。その姿につられて私も笑い出してしまった。何だか懐かしい感じになっていた。あの遠山明日香であった頃の、学生時代の友達といた頃のようで。
昼食の時間になって食事を済ますとガブちゃんは海岸に行きたいというので、ぞろぞろとお付の者を引きつれて向かった。ガブちゃんだって、一般市民といいつつ商業ギルドの長を務めるお家なのでやっぱり一人で外出ということは少ないみたい。
「ガブちゃんちに行ったら、お付の人はいないと思ったのに」
「甘いわよ。うちだってギルドの長だもの。いろいろあるわよ。庶民は庶民なりにね。まあ、お貴族様程じゃないけどね」
そう言うとガブちゃんは持参し水着で海辺を走ってざぶんと中に入った。
「キャー。気持ち良い。それにプライベートビーチ! 水も砂も綺麗」
私はそれを浜辺で羨ましく見ていた。侍女が私に大きな傘を差してくれている。
「あんたも入ったら? 水着無いの?」
「そんなの無いわよ。それにガブちゃんそれってスクール水着じゃないの? どうやって手に入れたの」
「ふふふ。ここに来ることが決まって、うちの商会で大急ぎで作らせたのよ。あなたの分もあるわよ」
ガブちゃんの言葉に使用人がその品を広げて見せた。この姿でスクール水着? まあ、見る人がいないからいいか……。
早速着替えて一緒にどぼんと入ったわ。南の海のようなアクアブルーに真っ白な砂浜。ガブちゃんと水遊びを楽しんだのよ。ガブちゃんはぼそりと呟いていた。
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――ガブちゃん、分かってるわね。
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