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〇2章【波乱と温泉】
3節~約束~ 2
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受付ロビーの天井は高く、白木の梁が格子のように広がっている。
そこに灯る柔らかな照明が、旅先特有の非日常をほんのりと染め上げていた。
開かれた玄関からは涼やかな風が吹き込み、畳の香りをふわりと撫でて通り抜ける。
人の声と混じるその匂いに、胸の奥が少しずつ高鳴っていく。
「はーい、それじゃ、説明しますね~!」
麻衣が軽く手を打ち、弾んだ声を響かせた。
受け取った紙をぱらりと広げ、端正な顔にわずかな悪戯っぽさをにじませる。
「基本的に、部屋割りはチーム単位です。女子は大部屋、男子はツインで振り分けてますが……ちょっと例外があって」
意味ありげな間を置き、視線が明確にヒロトへ滑る。
「中町くんは、個室ね。一人で寂しく、のびのび過ごしてください」
「……うぇ?」
予想外の一言に、間の抜けた声が喉からこぼれ落ちた。
周囲からくすくすと笑い声が上がり、空気が柔らかく揺れる。
「だって、チーム内で男子ひとりだけなんだもん。変に他のチームの男子部屋に混ぜるのも面倒だし、諦めて?」
軽い響きに、なにをどう諦めればいいのか一瞬わからなくなる。
賑わう女子の輪の外で、ひとりだけ別枠の処理を受けたような、奇妙な浮遊感が胸に広がった。
隣でキリカが「ぷっ」と小さく吹き出す。
その肩を、ももが嬉しそうにつついた。
「ヒロトせんぱい、ボッチですね~♡」
「……うるさい」
ヒロトがぼそりと返すと、ももは飄々とした笑みを崩さず、ウインクまでおまけしてくる。
しおりたちの苦笑も含め、場の空気はどこか和やかだ。
手の中の鍵札の金属がひんやりと冷たい。
ヒロトはふと掲示された部屋割りに目をやる。
女子部屋の名前が目に留まる——明坂キリカ、山崎しおり、佐原ちひろ、藤田すみれ、そして天内もも。当然、五人部屋。
名が読み上げられた途端、もものテンションは目に見えて一段跳ね上がった。
「わ~! たのしみっ」と無邪気に声を弾ませ、床を軽く蹴って小さく跳ねる。
……ほんとに大丈夫なのか、このメンツで。
言いようのない不安を抱えながら、視線を上げた先で、キリカとふいに目が合った。
彼女は何も言わない。ただ、沈黙の奥にある『何か』が、たしかにこちらを覗いている。
「では、各自お荷物を置いたら小休憩でーす。その後、時間を見て再集合! 寝落ちたり、消えたりしないように!」
麻衣の冗談めいた注意に笑い声が上がり、キャスターの転がる音とともに人々の流れがロビーを離れていく。
新しい場所に足を踏み入れる、その一瞬の高揚。呼吸が浅くなり、胸がほんの少し膨らむような感覚。
「……明坂」
背を追うつもりだった声が、思ったよりも早く、口を突いて出ていた。
キリカが少し驚いたように振り返る。
ももは前方で、ちひろたちに絡まれながら「こっちこっち」と笑っている。
「どうしたんですか?」
「いや……その、なんというか……」
言葉がうまく形にならない。
バスでのももとのやりとりや、呼ばれ方に「意味はない」と言いたいわけじゃない。
けれど、それを言い訳として口にしようとする自分がいることに、ヒロト自身が戸惑っていた。
「……あっ。もしかして、一人部屋が寂しいんですか?」
キリカが口の端を上げ、茶化すように微笑む。
「みんなで押しかけてあげましょうか? 女子部屋メンバー全員で」
いつもよりテンションが高い彼女の言動に、気まずさが少し和らぐ。
ヒロトは溜息混じりに応じた。
「あのな……」
「きっと天内さんなんて、ノリノリで突撃してくれますよ。ふふっ」
まつ毛の影が揺れる。
一瞬、キリカの表情にごく小さな翳りが落ちた気がした。
だがそれもすぐに拭い去られ、何事もなかったかのように笑みに戻る。
だからこそ、ヒロトは目を逸らさなかった。
「……お前は?」
「え?」
問いのタイミングが、ほんの少し早かったかもしれない。
キリカが戸惑い気味に目を見開いた。ヒロトは口元に手をやり、言い足す。
「いや、今朝天内に会ってから……なんか、お前、ずっと元気なさそうに見えて」
沈黙。
キリカは一瞬だけ視線を逸らし、それからふっと息をこぼすように笑った。
「先輩は、天内さんと会ってからずっと楽しそうですもんね。バスの中でもずーっと喋ってたし」
ちょっとだけ棘のある微笑み。
ヒロトは反論の言葉を探しながら、半分冗談のつもりで口にした。
「ああいうのは『喋ってた』んじゃなくて、『受け止めてた』って言うんだよ」
「はいはい、よかったですね。短いスカートの、可愛い女の子に受け止めてもらえて」
「だから、そういうんじゃないって」
いつの間にか、まるで弁解のような空気になっている。
そんな流れに言葉を探していると、キリカがふと、息を整えるように言った。
「……私のお喋りを、受け止めてくれる番も、ちゃんとありますか?」
その言い方は、冗談に隠された真意ではなく、長く心に留めていた問いのようだった。
ヒロトは一拍だけの間を置いて、真っ直ぐに応える。
「……ああ。今日の夜とか、どうだ?」
「夜……って」
小さな声が反射的に跳ね返る。ヒロトは肩をすくめながら続ける。
「どうせ宴会だろ。みんな酔っぱらって、誰かが抜けても気づかれやしないよ。心配するな」
「そういう問題じゃ……」
そう言いつつも、キリカの視線はもう遠くにいた。
夜の空気、星のきらめき、静かな縁側、ほのかな街灯、ふたりきりの遊歩道——そういった情景が、一瞬にして彼女の中に広がっている気がした。
「……分かりました。約束ですよ? 忘れて寝たりしたら、二度と口ききませんからね」
小さな拳を胸の前に握り、照れも含めてその場に置く。
ヒロトも肩の力を抜いて微笑む。
「はいはい。お前こそ、はしゃぎすぎてすっぽかすなよ?」
「私はそんなドジじゃありませんから」
そんな言葉を交わしているうちに、ふたりきりになっていたことに気づいた。
ロビーの喧噪はもう遠く、空調の風だけが静かに巡っている。
「……先輩。部屋、どこでしたっけ」
「俺が女子部屋の場所なんか知ってるわけないだろ」
「……ですよね」
バタバタと荷物を引きずりながら、キャスターを引いて走り出すキリカ。
けれど数歩進んだところで、ふいに振り返り——
「……楽しみにしてますから」
その表情に隠し立てはない。
頬に色を浮かべながら、真っ直ぐにそう告げて、今度こそ廊下の向こうへ消えていく。
ロビーにひとり残ったヒロトは、ひとつ息を吐いた。
思いがけず交わしたその約束が、想像以上に胸の奥で温かい残響を持っていた。
「……行くか」
独り言のようにつぶやき、ポケットの鍵札を指で転がす。
心なしか、足取りが少しだけ軽くなっていた。
畳の廊下が柔らかく足裏を受け止め、見慣れぬ扉の先に広がる空間が、新しい時間の気配を静かに漂わせている。
空は高く、まだ青く澄んでいた。
けれど、夕暮れの気配はすぐそこに潜んでいる。
そう思わせるような、胸の奥の淡いざわめきが、ひとつ脈を打っていた。
そこに灯る柔らかな照明が、旅先特有の非日常をほんのりと染め上げていた。
開かれた玄関からは涼やかな風が吹き込み、畳の香りをふわりと撫でて通り抜ける。
人の声と混じるその匂いに、胸の奥が少しずつ高鳴っていく。
「はーい、それじゃ、説明しますね~!」
麻衣が軽く手を打ち、弾んだ声を響かせた。
受け取った紙をぱらりと広げ、端正な顔にわずかな悪戯っぽさをにじませる。
「基本的に、部屋割りはチーム単位です。女子は大部屋、男子はツインで振り分けてますが……ちょっと例外があって」
意味ありげな間を置き、視線が明確にヒロトへ滑る。
「中町くんは、個室ね。一人で寂しく、のびのび過ごしてください」
「……うぇ?」
予想外の一言に、間の抜けた声が喉からこぼれ落ちた。
周囲からくすくすと笑い声が上がり、空気が柔らかく揺れる。
「だって、チーム内で男子ひとりだけなんだもん。変に他のチームの男子部屋に混ぜるのも面倒だし、諦めて?」
軽い響きに、なにをどう諦めればいいのか一瞬わからなくなる。
賑わう女子の輪の外で、ひとりだけ別枠の処理を受けたような、奇妙な浮遊感が胸に広がった。
隣でキリカが「ぷっ」と小さく吹き出す。
その肩を、ももが嬉しそうにつついた。
「ヒロトせんぱい、ボッチですね~♡」
「……うるさい」
ヒロトがぼそりと返すと、ももは飄々とした笑みを崩さず、ウインクまでおまけしてくる。
しおりたちの苦笑も含め、場の空気はどこか和やかだ。
手の中の鍵札の金属がひんやりと冷たい。
ヒロトはふと掲示された部屋割りに目をやる。
女子部屋の名前が目に留まる——明坂キリカ、山崎しおり、佐原ちひろ、藤田すみれ、そして天内もも。当然、五人部屋。
名が読み上げられた途端、もものテンションは目に見えて一段跳ね上がった。
「わ~! たのしみっ」と無邪気に声を弾ませ、床を軽く蹴って小さく跳ねる。
……ほんとに大丈夫なのか、このメンツで。
言いようのない不安を抱えながら、視線を上げた先で、キリカとふいに目が合った。
彼女は何も言わない。ただ、沈黙の奥にある『何か』が、たしかにこちらを覗いている。
「では、各自お荷物を置いたら小休憩でーす。その後、時間を見て再集合! 寝落ちたり、消えたりしないように!」
麻衣の冗談めいた注意に笑い声が上がり、キャスターの転がる音とともに人々の流れがロビーを離れていく。
新しい場所に足を踏み入れる、その一瞬の高揚。呼吸が浅くなり、胸がほんの少し膨らむような感覚。
「……明坂」
背を追うつもりだった声が、思ったよりも早く、口を突いて出ていた。
キリカが少し驚いたように振り返る。
ももは前方で、ちひろたちに絡まれながら「こっちこっち」と笑っている。
「どうしたんですか?」
「いや……その、なんというか……」
言葉がうまく形にならない。
バスでのももとのやりとりや、呼ばれ方に「意味はない」と言いたいわけじゃない。
けれど、それを言い訳として口にしようとする自分がいることに、ヒロト自身が戸惑っていた。
「……あっ。もしかして、一人部屋が寂しいんですか?」
キリカが口の端を上げ、茶化すように微笑む。
「みんなで押しかけてあげましょうか? 女子部屋メンバー全員で」
いつもよりテンションが高い彼女の言動に、気まずさが少し和らぐ。
ヒロトは溜息混じりに応じた。
「あのな……」
「きっと天内さんなんて、ノリノリで突撃してくれますよ。ふふっ」
まつ毛の影が揺れる。
一瞬、キリカの表情にごく小さな翳りが落ちた気がした。
だがそれもすぐに拭い去られ、何事もなかったかのように笑みに戻る。
だからこそ、ヒロトは目を逸らさなかった。
「……お前は?」
「え?」
問いのタイミングが、ほんの少し早かったかもしれない。
キリカが戸惑い気味に目を見開いた。ヒロトは口元に手をやり、言い足す。
「いや、今朝天内に会ってから……なんか、お前、ずっと元気なさそうに見えて」
沈黙。
キリカは一瞬だけ視線を逸らし、それからふっと息をこぼすように笑った。
「先輩は、天内さんと会ってからずっと楽しそうですもんね。バスの中でもずーっと喋ってたし」
ちょっとだけ棘のある微笑み。
ヒロトは反論の言葉を探しながら、半分冗談のつもりで口にした。
「ああいうのは『喋ってた』んじゃなくて、『受け止めてた』って言うんだよ」
「はいはい、よかったですね。短いスカートの、可愛い女の子に受け止めてもらえて」
「だから、そういうんじゃないって」
いつの間にか、まるで弁解のような空気になっている。
そんな流れに言葉を探していると、キリカがふと、息を整えるように言った。
「……私のお喋りを、受け止めてくれる番も、ちゃんとありますか?」
その言い方は、冗談に隠された真意ではなく、長く心に留めていた問いのようだった。
ヒロトは一拍だけの間を置いて、真っ直ぐに応える。
「……ああ。今日の夜とか、どうだ?」
「夜……って」
小さな声が反射的に跳ね返る。ヒロトは肩をすくめながら続ける。
「どうせ宴会だろ。みんな酔っぱらって、誰かが抜けても気づかれやしないよ。心配するな」
「そういう問題じゃ……」
そう言いつつも、キリカの視線はもう遠くにいた。
夜の空気、星のきらめき、静かな縁側、ほのかな街灯、ふたりきりの遊歩道——そういった情景が、一瞬にして彼女の中に広がっている気がした。
「……分かりました。約束ですよ? 忘れて寝たりしたら、二度と口ききませんからね」
小さな拳を胸の前に握り、照れも含めてその場に置く。
ヒロトも肩の力を抜いて微笑む。
「はいはい。お前こそ、はしゃぎすぎてすっぽかすなよ?」
「私はそんなドジじゃありませんから」
そんな言葉を交わしているうちに、ふたりきりになっていたことに気づいた。
ロビーの喧噪はもう遠く、空調の風だけが静かに巡っている。
「……先輩。部屋、どこでしたっけ」
「俺が女子部屋の場所なんか知ってるわけないだろ」
「……ですよね」
バタバタと荷物を引きずりながら、キャスターを引いて走り出すキリカ。
けれど数歩進んだところで、ふいに振り返り——
「……楽しみにしてますから」
その表情に隠し立てはない。
頬に色を浮かべながら、真っ直ぐにそう告げて、今度こそ廊下の向こうへ消えていく。
ロビーにひとり残ったヒロトは、ひとつ息を吐いた。
思いがけず交わしたその約束が、想像以上に胸の奥で温かい残響を持っていた。
「……行くか」
独り言のようにつぶやき、ポケットの鍵札を指で転がす。
心なしか、足取りが少しだけ軽くなっていた。
畳の廊下が柔らかく足裏を受け止め、見慣れぬ扉の先に広がる空間が、新しい時間の気配を静かに漂わせている。
空は高く、まだ青く澄んでいた。
けれど、夕暮れの気配はすぐそこに潜んでいる。
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