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〇2章【波乱と温泉】
8節~また来たいですね~ 1
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「はぁ……」
部屋に戻ると同時に、ヒロトはそのままベッドに体を沈めた。
シーツに背中が触れた瞬間、張り詰めていた気持ちがふっと緩む。
すると、油断を見透かしたかのように疲労感が一気に押し寄せてきて、自然と閉じかけていた瞼を慌ててこじ開ける。
「……もう若くないってか」
天井へと向けて放たれた独り言は、当然ながらどこに届くこともない。
つい先ほどまで響いていた喧騒が嘘のようだ。
耳に残っていた女子たちの笑い声が、静寂に吸い取られていくように消える。
太陽の下で朝から活動していた体は、すっかり汗と火照りにまみれている。
面倒だと言いながら走り回り、振り回されながらも笑って……。
そんな自分の姿を客観的に回想して、ヒロトは小さく息をついた。
思ったよりも楽しかったなと、昼の余韻を吐き出すように。
――――ピロン。
スマホの通知音が、ゆっくり沈んでいこうとしていた意識を引き起こす。
画面を眼前に持ってくると、そこにはヒカリの名前。
『仕事終わった! 温泉うらやましい(泣)』
その文面は、昔と変わらず、まるで彼女の声が聞こえてくるようだった。
思わず口元が緩む……が、同時に、胸の奥に現実感が立ち上がる。
「お疲れ、今から温泉タイムだ……っと」
指を動かし文面を形成しながら上体を起こす。
カーテン越しに見える外は、もうすっかり夜の色に染まっている。
庭に並ぶポールライトがひとつ、またひとつと灯り、足元の小道を頼りなく照らしていた。
「さてと……行きますか」
思考に一区切りをつけるように呟いて、ヒロトは大きく伸びをしながら重い腰を上げた。
足裏に伝わる床の冷たさが、遊び疲れた頭に喝を入れているかのようだった。
◆
一方で、女子部屋は賑やかの真っ最中だった。
「温泉、温泉~っ!」
「お肉食べて温泉入ってお酒飲んで……人生、今日がピークかも」
「週明けの仕事のこと考えなきゃ、だけどね」
「すみれ! 今それ言うタイミングじゃないでしょ!」
笑い声と布の擦れる音、浴衣を並べる気配、化粧水の瓶が触れ合う微かなガラス音。
修学旅行と変わらない空気が、部屋いっぱいに膨らんでいた。
「わっ、山崎せんぱい、これお高いやつじゃないですかぁ~」
「しおりさんはこう見えて美容にうるさいからね」
ももが、しおりの持ってきたビンを手に取りまじまじと眺めている。
「天内ちゃんはこんなの使わなくてもピチピチだからね~。若さってズルいわ」
「天内ちゃんがこれ塗ったら、赤ちゃんまで若返っちゃうんじゃない?」
「……ちひろ、それ私のこと刺してるって分かってる?」
「あははっ、赤ちゃん!」
女子たちの声は弾み続け、笑いがふわりと重なっては弾けていく。
ももはその真ん中で、屈託のない笑顔を浮かべながら、自然と誰かの肩に触れたり、手を伸ばしたりして距離を溶かしていく。
まるで場の空気が、彼女に吸い寄せられているみたいだった。
一方のキリカは、少し離れた場所でその様子を眺めていた。
輪に入るわけでもなく、完全に外れるわけでもなく。
タオルを取り出しては畳み、また広げて畳む――そんな無意味な作業を繰り返している。
落ち着かない気持ちを、手を動かすことで誤魔化そうとしているようにも見えた。
「……明坂ちゃん、何やってんの?」
「へっ」
声の主はすみれ。
おしゃべりの波からそっと抜け、隣に腰を寄せ、声を落としてキリカの肩をトン、と優しく叩いた。
「いや……な、なんか、みんな気合い入ってるなぁって」
声は小さく、どこか所在なげだ。
すみれはじっとその様子を見つめ、ふっと息を吐く。
「天内さん、すごく明るくて、みんなと打ち解けるのも早くて、なんか……すごいなぁって」
「…………そうだね」
言いかけた言葉が喉に絡む。
羨ましさでも、嫉妬だけでもない。
手に届かない眩しさを見て、自分の影の濃さと長さを見せつけられているような感覚だった。
「分かるよ、明坂ちゃんの気持ち。私も同じタイプだから」
「……え?」
すみれの声音は柔らかく、しかしよく届いた。
キリカはゆっくりと顔を上げる。
「私も、なかなか溶け込めなくて、後から入ってきた子のほうが、ずっとみんなと仲良くなってて……何て言うか、それを一歩引いたところから見てると、冷めちゃうというか」
「……あぁ」
キリカの胸に、すとんと何かが落ちた。
さっきまで見ないふりをしていたものが、言葉になって姿を現した気がした。
羨ましい、わけじゃない。
悔しい、だけでもない。
どれか一つに名前をつけられない、落ち着きの悪い感情。
それを抱えたまま、どこに立てばいいのか一瞬だけ分からなくなる。
旅行の初めから、ももの真っすぐなアプローチを見ていた。
踏み込むことに躊躇する自分とは違って、彼女は迷わず一歩を踏み出す。
分かりやすくて、見ていて眩しいほどで、たぶん男の人ならああいう勢いに惹かれるのだろう。
その一方で、自分は――夜の約束に胸が跳ねて、隣に座りたくて、近づきたくて。
それなのに、いざという瞬間になると「まぁ、いいか」と、どこか冷静にブレーキをかけてしまう。
一段ずつ手すりを確かめながら登ってきた階段を、横目の誰かが一気に駆け上がっていくような感覚。
その風だけが頬をかすめて、胸の奥で小さく焦りが鳴る。
「……でもね? 明坂ちゃん」
すみれはそっと顔を寄せ、声を落とす。
「押して押して押しまくるだけが恋愛じゃないからね」
「……そうなんですか?」
「そりゃそうだよ。例えば、お風呂上がりの無防備な姿……浴衣で、髪を下ろした姿を見るだけで、男の人はドキっとするものだから」
「……そんなわけないと思うんですけど」
「男は単純だからねぇ……それに、よく考えてみて?」
すみれの唇が、もったいぶるように弧を描く。
キリカの喉が、ごくりと動いた。
「いつも結んでる髪を下ろして、少しだけ浴衣がはだける。それってさ、普段から髪を下ろしてて露出も多めの子……例えば天内ちゃんなんかには、絶対出せないギャップだよね」
「……!」
キリカの指がタオルをぎゅっと握る。
冗談だと切り捨てたい。でも、心のどこかが反射的に反応してしまう。
そんなの単純すぎる――そう思う一方で『でも、もし……』が小さく芽を出した。
想像してしまった自分に驚き、そしてほんの少しだけ、期待が胸をつついた。
「私のカンだけど……中町先輩もたぶん、そういうギャップが好き派だと思うんだよねぇ」
「ほ、ほんとですかっ!?」
勢いよく顔を上げるキリカ。
すみれの笑顔が、どこか悪戯っぽい。
その瞬間、すぐに気付いた。遊ばれてる、と。
「だっ、だから! 私はそんなんじゃないんですってばぁ!!」
すみれはお腹を抱えて笑い、ちひろが飛んでくる。
「なに!? なになにっ!? 珍しい! どうしたの二人でっ!」
「いやぁ、明坂ちゃんが……」
「言わなくていいですっ!!」
真っ赤になって抗議するキリカに、すみれが堪えきれず笑い声を上げる。
その様子を見守っていたしおりは、目を細めてぽつりと呟いた。
「仲良くなったなぁ」
茶化すというより、どこかほっとした声だった。
先ほどまでの賑やかさに紛れていた緊張が、少しだけほどけていく。
「うぅ……」
キリカは小さく唸り、指先でそっと自分のポニーテールに触れた。
癖にも似た仕草だったけれど、そこに気持ちの揺れが滲んでいるのを自分でも感じる。
冷めた自分もいる。
妬ましく思う自分もいる。
それでも――今は、ほんの少しだけ前に進みたいと思った。
まだ言葉にはならない、小さな変化。
誰かに話せるほどはっきりしていないけど、それで十分だった。
その気持ちがあれば、もう一度階段に足をかけるくらいはできる。
たったそれだけのことなのに、胸の奥が少し軽くなった気がした。
部屋に戻ると同時に、ヒロトはそのままベッドに体を沈めた。
シーツに背中が触れた瞬間、張り詰めていた気持ちがふっと緩む。
すると、油断を見透かしたかのように疲労感が一気に押し寄せてきて、自然と閉じかけていた瞼を慌ててこじ開ける。
「……もう若くないってか」
天井へと向けて放たれた独り言は、当然ながらどこに届くこともない。
つい先ほどまで響いていた喧騒が嘘のようだ。
耳に残っていた女子たちの笑い声が、静寂に吸い取られていくように消える。
太陽の下で朝から活動していた体は、すっかり汗と火照りにまみれている。
面倒だと言いながら走り回り、振り回されながらも笑って……。
そんな自分の姿を客観的に回想して、ヒロトは小さく息をついた。
思ったよりも楽しかったなと、昼の余韻を吐き出すように。
――――ピロン。
スマホの通知音が、ゆっくり沈んでいこうとしていた意識を引き起こす。
画面を眼前に持ってくると、そこにはヒカリの名前。
『仕事終わった! 温泉うらやましい(泣)』
その文面は、昔と変わらず、まるで彼女の声が聞こえてくるようだった。
思わず口元が緩む……が、同時に、胸の奥に現実感が立ち上がる。
「お疲れ、今から温泉タイムだ……っと」
指を動かし文面を形成しながら上体を起こす。
カーテン越しに見える外は、もうすっかり夜の色に染まっている。
庭に並ぶポールライトがひとつ、またひとつと灯り、足元の小道を頼りなく照らしていた。
「さてと……行きますか」
思考に一区切りをつけるように呟いて、ヒロトは大きく伸びをしながら重い腰を上げた。
足裏に伝わる床の冷たさが、遊び疲れた頭に喝を入れているかのようだった。
◆
一方で、女子部屋は賑やかの真っ最中だった。
「温泉、温泉~っ!」
「お肉食べて温泉入ってお酒飲んで……人生、今日がピークかも」
「週明けの仕事のこと考えなきゃ、だけどね」
「すみれ! 今それ言うタイミングじゃないでしょ!」
笑い声と布の擦れる音、浴衣を並べる気配、化粧水の瓶が触れ合う微かなガラス音。
修学旅行と変わらない空気が、部屋いっぱいに膨らんでいた。
「わっ、山崎せんぱい、これお高いやつじゃないですかぁ~」
「しおりさんはこう見えて美容にうるさいからね」
ももが、しおりの持ってきたビンを手に取りまじまじと眺めている。
「天内ちゃんはこんなの使わなくてもピチピチだからね~。若さってズルいわ」
「天内ちゃんがこれ塗ったら、赤ちゃんまで若返っちゃうんじゃない?」
「……ちひろ、それ私のこと刺してるって分かってる?」
「あははっ、赤ちゃん!」
女子たちの声は弾み続け、笑いがふわりと重なっては弾けていく。
ももはその真ん中で、屈託のない笑顔を浮かべながら、自然と誰かの肩に触れたり、手を伸ばしたりして距離を溶かしていく。
まるで場の空気が、彼女に吸い寄せられているみたいだった。
一方のキリカは、少し離れた場所でその様子を眺めていた。
輪に入るわけでもなく、完全に外れるわけでもなく。
タオルを取り出しては畳み、また広げて畳む――そんな無意味な作業を繰り返している。
落ち着かない気持ちを、手を動かすことで誤魔化そうとしているようにも見えた。
「……明坂ちゃん、何やってんの?」
「へっ」
声の主はすみれ。
おしゃべりの波からそっと抜け、隣に腰を寄せ、声を落としてキリカの肩をトン、と優しく叩いた。
「いや……な、なんか、みんな気合い入ってるなぁって」
声は小さく、どこか所在なげだ。
すみれはじっとその様子を見つめ、ふっと息を吐く。
「天内さん、すごく明るくて、みんなと打ち解けるのも早くて、なんか……すごいなぁって」
「…………そうだね」
言いかけた言葉が喉に絡む。
羨ましさでも、嫉妬だけでもない。
手に届かない眩しさを見て、自分の影の濃さと長さを見せつけられているような感覚だった。
「分かるよ、明坂ちゃんの気持ち。私も同じタイプだから」
「……え?」
すみれの声音は柔らかく、しかしよく届いた。
キリカはゆっくりと顔を上げる。
「私も、なかなか溶け込めなくて、後から入ってきた子のほうが、ずっとみんなと仲良くなってて……何て言うか、それを一歩引いたところから見てると、冷めちゃうというか」
「……あぁ」
キリカの胸に、すとんと何かが落ちた。
さっきまで見ないふりをしていたものが、言葉になって姿を現した気がした。
羨ましい、わけじゃない。
悔しい、だけでもない。
どれか一つに名前をつけられない、落ち着きの悪い感情。
それを抱えたまま、どこに立てばいいのか一瞬だけ分からなくなる。
旅行の初めから、ももの真っすぐなアプローチを見ていた。
踏み込むことに躊躇する自分とは違って、彼女は迷わず一歩を踏み出す。
分かりやすくて、見ていて眩しいほどで、たぶん男の人ならああいう勢いに惹かれるのだろう。
その一方で、自分は――夜の約束に胸が跳ねて、隣に座りたくて、近づきたくて。
それなのに、いざという瞬間になると「まぁ、いいか」と、どこか冷静にブレーキをかけてしまう。
一段ずつ手すりを確かめながら登ってきた階段を、横目の誰かが一気に駆け上がっていくような感覚。
その風だけが頬をかすめて、胸の奥で小さく焦りが鳴る。
「……でもね? 明坂ちゃん」
すみれはそっと顔を寄せ、声を落とす。
「押して押して押しまくるだけが恋愛じゃないからね」
「……そうなんですか?」
「そりゃそうだよ。例えば、お風呂上がりの無防備な姿……浴衣で、髪を下ろした姿を見るだけで、男の人はドキっとするものだから」
「……そんなわけないと思うんですけど」
「男は単純だからねぇ……それに、よく考えてみて?」
すみれの唇が、もったいぶるように弧を描く。
キリカの喉が、ごくりと動いた。
「いつも結んでる髪を下ろして、少しだけ浴衣がはだける。それってさ、普段から髪を下ろしてて露出も多めの子……例えば天内ちゃんなんかには、絶対出せないギャップだよね」
「……!」
キリカの指がタオルをぎゅっと握る。
冗談だと切り捨てたい。でも、心のどこかが反射的に反応してしまう。
そんなの単純すぎる――そう思う一方で『でも、もし……』が小さく芽を出した。
想像してしまった自分に驚き、そしてほんの少しだけ、期待が胸をつついた。
「私のカンだけど……中町先輩もたぶん、そういうギャップが好き派だと思うんだよねぇ」
「ほ、ほんとですかっ!?」
勢いよく顔を上げるキリカ。
すみれの笑顔が、どこか悪戯っぽい。
その瞬間、すぐに気付いた。遊ばれてる、と。
「だっ、だから! 私はそんなんじゃないんですってばぁ!!」
すみれはお腹を抱えて笑い、ちひろが飛んでくる。
「なに!? なになにっ!? 珍しい! どうしたの二人でっ!」
「いやぁ、明坂ちゃんが……」
「言わなくていいですっ!!」
真っ赤になって抗議するキリカに、すみれが堪えきれず笑い声を上げる。
その様子を見守っていたしおりは、目を細めてぽつりと呟いた。
「仲良くなったなぁ」
茶化すというより、どこかほっとした声だった。
先ほどまでの賑やかさに紛れていた緊張が、少しだけほどけていく。
「うぅ……」
キリカは小さく唸り、指先でそっと自分のポニーテールに触れた。
癖にも似た仕草だったけれど、そこに気持ちの揺れが滲んでいるのを自分でも感じる。
冷めた自分もいる。
妬ましく思う自分もいる。
それでも――今は、ほんの少しだけ前に進みたいと思った。
まだ言葉にはならない、小さな変化。
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