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人気受付嬢、業務外労働の会議
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はぁ、なんでこうなってしまったんだろうか。
私はさっさと仕事を終えて、星夜さんと一緒に帰りたかったのに。
今日は餃子と炒飯、粟米湯の予定である。
帰りたいなぁ。まさかの受付以外の関係で残業になるとわ。
一応、職業はただのギルド職員なのに。
「紗奈っち、もう少し嫌な顔を柔らかくできない?」
「帰りたい⋯⋯わざわざ使徒会議する必要ある? いいえ無い!」
討論になりそうなところ、部屋の隅っこの影が揺れる。
そこから私の友人である同僚と音の使徒、音羽さんが出て来た。
お、頬にかすり傷ができている。
再生スキルは無かったはずだから、私の魔法で冷やしておこう。
「あれ? 音羽っち。いくらレベル5でもあの二人にダメージを負うとはね」
「あーいや。紅髪の魔法少女だ」
それは⋯⋯配信者のアカツキちゃんか。
つまり星夜さん!
レベル2なのに、彼にかすり傷を与えたの! すごい!
「うわっ! 氷姫が見た事無い笑顔してる!」
まぁ、この人が油断とか手加減はしているとは思うけど、それでも凄い事だ。
加護持ちでもレベル3も差があるのに、ダメージを与えているところが。
「そっか。まぁ想定はしてたけどね。そのようにユリアちゃんに言って調整したから」
「待って欲しい。わたしには何も言わなかったのか?」
「ごめーん忘れてた」
てへぺろっと言うポーズをとる支部長。星夜さんの実力を少しでも確認したかったのだろう。
ムカつく顔だが、今日はとても素晴らしいアイテムを貰っているので怒りは湧いてこない。
使うかは置いておいて。
「それでどうだったの?」
お茶を用意して、みんなでソファーに座る。
同僚は隣に座って、私の膝に頭を置いて来る。
「ひんやり」
「私は枕ですか? 星夜さんにしたらどう思われますかね?」
「そうだね。外でやるのをおすすめするよ。長時間やると頭が痛くなる」
「分かった」
本題に入り、音羽さんが魔法少女と戦った感想を呟く。
「レベル1の差があるとは思えない程に弱かったな。レベル4二人だから少し厳しいと思いましたけど」
「それは仕方ないね。天使共の加護があるって言っても、精神が未熟だからさ」
「だけどあのアカツキ⋯⋯でしたっけ? あの子は凄かったね。レベル2とは思えん」
「まぁ彼中身大人だからね」
「ふーん。まぁ要するにまだ精神力は強くないから、あまり自分達の力を引き出さてないね。天使共から解放するのは時間がかかりそうだよ。⋯⋯え、今なんて言った」
「いやだからね。アカツキちゃんの中身は大人の男で紗奈ちゃんのフィアンセ候補だよ」
「え、マジで! 氷姫に婚約者ができる事にも驚いたが、魔法少女の中身が大人? 精神が未熟の女子高生が条件じゃなかったのか!」
「ほんとびっくりだよね。バグよバグ。あと、『候補』ね。だけど、天使の加護を持っている可能性もあるから、下手に接触はできないんだよ」
そうなんだよね。
もしも加護が無ければ仲間⋯⋯いや、こんな戦争からは足を引いてもらいたい。危険だから。
でも、加護スキルはユニーク同様に他人には見れないから、教えてもらうしかない。
だけど、下手に聞いて、天使の加護がある場合、私の正体が天使に気づかれる。
負ける気は毛頭ないけど、星夜さんを盾に使われたら終わる。
「はぁ。女の子を攻撃するって気が引けるわ。やっぱり、辛い」
「あはは。ごめんね? 音羽っちが一番弱いから、彼女達を成長させる強者にはちょうど良いんだよ」
「四天王最弱ポジか。良いんだけどね。能力的強さが違い過ぎる」
そう言いながらも、内心落ち込んでるんだろうなぁ。
「ミドリちゃんが居たら、彼女が戦う予定だったけどね」
私の同僚を見る支部長。ピースで返す同僚。
アイス食べてるよこの子。行儀が悪い。
影の使徒であり、レベルは7とこの中では三番目の強さだ。
むしろこの支部に使徒が三人も職員として働いている事実よね。天使にバレたら全面戦争だよ。
「その、緑風って強いのか?」
「あー強いよ。歪んだ精神を持って、天使の崇拝者⋯⋯レベルは7だけどその実力は8相当になる。警戒心も高いからね、ユリアちゃんが一度も接触できてない」
「そっか。ユリアさんが」
あの人でも接触できないって、どうやって情報を掴むのやら。
まぁ、支部長の情報網は海のように広いからね。考えてもしかたない。
⋯⋯と言うかそろそろ私帰って良いかな?
私を帰さない為に、同僚は膝枕をしてくるんだろうけどさ。
「レベル7って、わたしよりも全然強いじゃないか」
「そうそう。でも⋯⋯アカ、いや星夜くんは彼女に接触している。それは自分が直々に確認している。他二人とは違う匂いがしたからね」
支部長が犬みたいな事を言ってるよ。
人に染み付いた他人の匂いを嗅ぎ分けるって、犬よりも凄いんじゃない?
「魔法少女の因子を感じ取った、って言う表現が正しいかな」
「待って! なんで訂正したの?!」
「君と同類認定されそうだったから」
何を言ってるのかな、このロリは。
とりあえず話を変えよう。
「それで、ミドリちゃんの情報は掴んでるの? 彼女が一番危険なんでしょ?」
「そだねー。中々見つけれないよ。ただ、今日。黒魔術を密かに研究していた組織が⋯⋯壊滅した。皆殺しだよ。研究データも研究員の血縁親戚含めて、壊滅した」
全くの無関係な人を、親戚とか血が繋がっているとか言う理由で、殺したのかな?
「レベル8の人が二人程居たっぽいけど、天使の加護を持っている魔法少女相手には無理だったぽい」
「まじかよ」
「世界の均衡を壊す存在を天使は容赦しないからね。安心して、自分の力で全員蘇生して、今は安全な場所で保護してる。黒魔術の研究はさせないけどね」
それを聞いて少しは安心した。
いや、そんな人殺しを躊躇わない相手を星夜さんと接触させてしまったのか。
⋯⋯もしも彼に何かあれば私が。
「紗奈っち、冷気漏れてる」
「はっ!」
「それじゃ、紗奈っちも帰りたいだろうから、まとめね」
蒼炎と碧水は精神が未熟であり自身の能力を完璧に扱えてない。端的に言えば弱くて天使からの解放はまだ難しい。
緑風は精神が歪んでおり、天使の崇拝者。即刻、何とかしないといけない。だけど居場所が掴めない。
星夜さんは、まさにイレギュラーでありバグのような存在。何故か魔法少女となって、属性も不明。天使との関係も不明。
今後も魔法少女に挫折を味あわせて、精神的成長を促していく。
残り猶予は5年。
「⋯⋯あ、あの。私は星夜さんのレベルアップに貢献して良い?」
「ダメに決まってるでしょ」
「うぅ」
支部長のいじわる。
「それじゃ、わたしは明日の家族旅行があるので、帰りますね。お疲れ様でした。影移動お願いしますね」
「りょー」
良いな。家族旅行。
娘一人と息子が二人、居るんでしたよね? 良いなー。
私は娘と息子が二人づつ欲しい。養えるだけの金は十二分にある。
良いなー。
「あの、怖いですよ氷姫」
「そのあだ名で呼ばないでください」
結構恥ずかしいんだよ。
「はい」
私はさっさと仕事を終えて、星夜さんと一緒に帰りたかったのに。
今日は餃子と炒飯、粟米湯の予定である。
帰りたいなぁ。まさかの受付以外の関係で残業になるとわ。
一応、職業はただのギルド職員なのに。
「紗奈っち、もう少し嫌な顔を柔らかくできない?」
「帰りたい⋯⋯わざわざ使徒会議する必要ある? いいえ無い!」
討論になりそうなところ、部屋の隅っこの影が揺れる。
そこから私の友人である同僚と音の使徒、音羽さんが出て来た。
お、頬にかすり傷ができている。
再生スキルは無かったはずだから、私の魔法で冷やしておこう。
「あれ? 音羽っち。いくらレベル5でもあの二人にダメージを負うとはね」
「あーいや。紅髪の魔法少女だ」
それは⋯⋯配信者のアカツキちゃんか。
つまり星夜さん!
レベル2なのに、彼にかすり傷を与えたの! すごい!
「うわっ! 氷姫が見た事無い笑顔してる!」
まぁ、この人が油断とか手加減はしているとは思うけど、それでも凄い事だ。
加護持ちでもレベル3も差があるのに、ダメージを与えているところが。
「そっか。まぁ想定はしてたけどね。そのようにユリアちゃんに言って調整したから」
「待って欲しい。わたしには何も言わなかったのか?」
「ごめーん忘れてた」
てへぺろっと言うポーズをとる支部長。星夜さんの実力を少しでも確認したかったのだろう。
ムカつく顔だが、今日はとても素晴らしいアイテムを貰っているので怒りは湧いてこない。
使うかは置いておいて。
「それでどうだったの?」
お茶を用意して、みんなでソファーに座る。
同僚は隣に座って、私の膝に頭を置いて来る。
「ひんやり」
「私は枕ですか? 星夜さんにしたらどう思われますかね?」
「そうだね。外でやるのをおすすめするよ。長時間やると頭が痛くなる」
「分かった」
本題に入り、音羽さんが魔法少女と戦った感想を呟く。
「レベル1の差があるとは思えない程に弱かったな。レベル4二人だから少し厳しいと思いましたけど」
「それは仕方ないね。天使共の加護があるって言っても、精神が未熟だからさ」
「だけどあのアカツキ⋯⋯でしたっけ? あの子は凄かったね。レベル2とは思えん」
「まぁ彼中身大人だからね」
「ふーん。まぁ要するにまだ精神力は強くないから、あまり自分達の力を引き出さてないね。天使共から解放するのは時間がかかりそうだよ。⋯⋯え、今なんて言った」
「いやだからね。アカツキちゃんの中身は大人の男で紗奈ちゃんのフィアンセ候補だよ」
「え、マジで! 氷姫に婚約者ができる事にも驚いたが、魔法少女の中身が大人? 精神が未熟の女子高生が条件じゃなかったのか!」
「ほんとびっくりだよね。バグよバグ。あと、『候補』ね。だけど、天使の加護を持っている可能性もあるから、下手に接触はできないんだよ」
そうなんだよね。
もしも加護が無ければ仲間⋯⋯いや、こんな戦争からは足を引いてもらいたい。危険だから。
でも、加護スキルはユニーク同様に他人には見れないから、教えてもらうしかない。
だけど、下手に聞いて、天使の加護がある場合、私の正体が天使に気づかれる。
負ける気は毛頭ないけど、星夜さんを盾に使われたら終わる。
「はぁ。女の子を攻撃するって気が引けるわ。やっぱり、辛い」
「あはは。ごめんね? 音羽っちが一番弱いから、彼女達を成長させる強者にはちょうど良いんだよ」
「四天王最弱ポジか。良いんだけどね。能力的強さが違い過ぎる」
そう言いながらも、内心落ち込んでるんだろうなぁ。
「ミドリちゃんが居たら、彼女が戦う予定だったけどね」
私の同僚を見る支部長。ピースで返す同僚。
アイス食べてるよこの子。行儀が悪い。
影の使徒であり、レベルは7とこの中では三番目の強さだ。
むしろこの支部に使徒が三人も職員として働いている事実よね。天使にバレたら全面戦争だよ。
「その、緑風って強いのか?」
「あー強いよ。歪んだ精神を持って、天使の崇拝者⋯⋯レベルは7だけどその実力は8相当になる。警戒心も高いからね、ユリアちゃんが一度も接触できてない」
「そっか。ユリアさんが」
あの人でも接触できないって、どうやって情報を掴むのやら。
まぁ、支部長の情報網は海のように広いからね。考えてもしかたない。
⋯⋯と言うかそろそろ私帰って良いかな?
私を帰さない為に、同僚は膝枕をしてくるんだろうけどさ。
「レベル7って、わたしよりも全然強いじゃないか」
「そうそう。でも⋯⋯アカ、いや星夜くんは彼女に接触している。それは自分が直々に確認している。他二人とは違う匂いがしたからね」
支部長が犬みたいな事を言ってるよ。
人に染み付いた他人の匂いを嗅ぎ分けるって、犬よりも凄いんじゃない?
「魔法少女の因子を感じ取った、って言う表現が正しいかな」
「待って! なんで訂正したの?!」
「君と同類認定されそうだったから」
何を言ってるのかな、このロリは。
とりあえず話を変えよう。
「それで、ミドリちゃんの情報は掴んでるの? 彼女が一番危険なんでしょ?」
「そだねー。中々見つけれないよ。ただ、今日。黒魔術を密かに研究していた組織が⋯⋯壊滅した。皆殺しだよ。研究データも研究員の血縁親戚含めて、壊滅した」
全くの無関係な人を、親戚とか血が繋がっているとか言う理由で、殺したのかな?
「レベル8の人が二人程居たっぽいけど、天使の加護を持っている魔法少女相手には無理だったぽい」
「まじかよ」
「世界の均衡を壊す存在を天使は容赦しないからね。安心して、自分の力で全員蘇生して、今は安全な場所で保護してる。黒魔術の研究はさせないけどね」
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いや、そんな人殺しを躊躇わない相手を星夜さんと接触させてしまったのか。
⋯⋯もしも彼に何かあれば私が。
「紗奈っち、冷気漏れてる」
「はっ!」
「それじゃ、紗奈っちも帰りたいだろうから、まとめね」
蒼炎と碧水は精神が未熟であり自身の能力を完璧に扱えてない。端的に言えば弱くて天使からの解放はまだ難しい。
緑風は精神が歪んでおり、天使の崇拝者。即刻、何とかしないといけない。だけど居場所が掴めない。
星夜さんは、まさにイレギュラーでありバグのような存在。何故か魔法少女となって、属性も不明。天使との関係も不明。
今後も魔法少女に挫折を味あわせて、精神的成長を促していく。
残り猶予は5年。
「⋯⋯あ、あの。私は星夜さんのレベルアップに貢献して良い?」
「ダメに決まってるでしょ」
「うぅ」
支部長のいじわる。
「それじゃ、わたしは明日の家族旅行があるので、帰りますね。お疲れ様でした。影移動お願いしますね」
「りょー」
良いな。家族旅行。
娘一人と息子が二人、居るんでしたよね? 良いなー。
私は娘と息子が二人づつ欲しい。養えるだけの金は十二分にある。
良いなー。
「あの、怖いですよ氷姫」
「そのあだ名で呼ばないでください」
結構恥ずかしいんだよ。
「はい」
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