96 / 179
音の使徒と銀光の魔法少女
しおりを挟む
「最近は夜道を狙われる事が多いですね」
音の使徒の目の前には、魔法少女の格好をした女の子が仁王立ちしていた。
纏う禍々しい殺意は自分に向けられているのだと簡単に理解できる。
「それでアナタは、どちら様ですか?」
「俺は銀光の魔法少女、世界最速の魔法少女だ」
「銀光⋯⋯」
音羽はその魔法少女について全く何も知らない。
知らない間に増えていた魔法少女と考えるが、それにしては強者の風格を纏っている。
警戒心を高める音羽に対して、シルバーは一歩前に進んだ。
刹那、音羽の目の前にシルバーが現れる。
「てめぇらのボスと悪魔の居場所を吐け」
高速の連打が音羽を襲う。
「ぐふっ」
一撃があまりにも重く、そして数もある。
吹き飛ぶ事は無く、その場に膝を着く。
「言え」
「知る訳、無いでしょ」
何も言わずに顎につま先が飛ぶ。
避ける事はできずに蹴り上げげられた音羽は受身を取りながら着地する。
シルバーに向かい、『無音』の魔法を発動させた。
「遅い」
「がはっ」
魔法を使ったが、それが相手に通じる前に躱される。
(な、なんだこの強さは⋯⋯)
「見てたぜぇ。家族旅行は楽しいかぁ?」
「す、とーかー、ですか?」
「どうでも良いだろ」
光がふくろはぎを貫こうと向かうが、紙一重でそれを躱し、音の衝撃を繰り出す。
しかしレベル差があった。
「温い衝撃だ」
「くっ」
「影の使徒の助けは当分来ないだろ。存分に楽しもうじゃないか」
「そこまで調べているのですか」
音羽が耳を済ませる。
微かな揺れだけで発生する、生物には聞き取れない微弱な音を聞いて、高速の攻撃を予測で躱す。
「へぇ」
「少し暴力的ですがっ」
衝撃をゼロ距離で放つ。さすがのシルバーも怯む。
格闘の技術では音羽の方が上だった。
シルバーの方がレベルは高くとも子供、戦闘技術は音羽が一枚上手だった。
「うぜぇな」
蹴りを掴み取る。そして力を込める。
骨がミシミシと言うイヤな音を立てる。
「てめぇみたいな雑魚にキョーミはねぇんだよ。俺は堕天と悪魔を殺す。天使様のお役に立つんだ。下っ端が邪魔すんじゃねぇよ!」
掴み上げて、回転をかけてぶん投げた。
その勢いが強すぎて、音羽の片足がネジ切れる。
「だいたいよぉ、悪魔なんぞに加担するカスが家族を持つなよ。反吐が出る。娘が可哀想とは思わんのか。家族に嘘ついて、絶望の元凶の悪魔を守る、悪いと思わんのか!」
ゆっくりと立ち上がる音羽。懐から回復石を取り出して砕く。
すると、ちぎれた足がみるみる回復して行く。
「堕天が用意したのか?」
「勘違いしないでいただきたい」
「あぁん?」
「使徒は決して、悪魔を守る存在じゃない。悪魔の味方と言う訳ではない。悪魔が居ないと、感情がこの世から消えてしまうから、使徒は天使と戦うんだ。悪魔のためじゃない」
「結局変わらんだろうが」
容赦なき暴力が音羽に降り注ぐ。
「お前のような奴が、父親ってだけで、俺はうぜぇんだよ」
私怨が混ざった攻撃。
「ごふっ」
吐血しながらも、音羽は倒れなかった。
「くだらない。実にくだらない。この世に感情なんて要らない」
「⋯⋯君にも大切な人が居るでしょ。その人との日々が楽しいと感じるはずです。それが⋯⋯」
「例え俺から愛が無くなろうとも、喜びと言う感情が無くなろうとも、天使様の駒として動けるのなら、俺は問題ないんだよ」
シルバーは自覚している。自分の目指す先がどうなるか。
その上で動いている。
光の魔法が音羽の身体を削って行くが、その度に回復石で回復する。
「ゾンビかよ」
「⋯⋯悪いですが、少しだけ本気で行かせてもらいます」
「あぁ来いよ。てめぇボコしてたら、もっと情報持ってる奴来るかもだしな」
シルバーの周囲が膨大な音に包み込まれる。
鼓膜が破れる音の大きさにとても近い空間。さらに圧縮された音による衝撃。
シルバーは脳だけではなく、全身が振動する感覚に包まれる。
その影響で、右目の義眼が外れ落ちた。
音羽の魔法が止まる。
「それは⋯⋯」
「あぁ、落ちちまった」
それを拾い上げ、汚れたのでポッケにしまう。
「知ってるかぁ? 俺の父はなぁ、クズだったんだ。自分の快楽、自己満足を満たすために、母体の違うパーツを一つ一つ集めて人形を作る狂った奴なんだよ」
「⋯⋯」
「俺は右目、妹は左目、母は胴体、兄は頭だったなぁ」
残った左目がギロリと動いて音羽を睨む、どことなく光っているように見えた。
「悪魔が蔓延るから、こんなクズが居るんだ。そんな感情は要らねぇよなあ! そんな欲は要らねぇよなあ! クズの父は俺達を愛してたぜ? だから、だからこそ、綺麗にくり抜きやがったんだ!」
シルバーは今でも思い出す、綺麗に取るための工程を。絶望と言うスパイスを。
「愛と言う感情を尊ぶバカが居れば言ってやる、歪んだ愛は人生をぶっ壊すってな!」
雲が動いて月が二人を照らした。
「クズは不穏分子として天使様に狩られたんだ。その時から俺は天使様の役に立とうと決めた⋯⋯妹は元気に機械の目でも入れてるよ」
シルバーは立ち上がろうとした音羽に魔法で両足を切断した。
ゆっくりと近づく。
「お喋りは終わりだ。⋯⋯せめて、堕天の場所は言え」
「誰が、言いますか」
「そうか⋯⋯だったらお前の愛するモノをお前の目の前でぶっ壊してやる」
「⋯⋯は?」
「娘か? 嫁か? 探索者の仲間か? 学生の頃の友か? 全部、全部、壊してやる。そしたら俺の辛さが分かるんじゃないか? 世界を守っている自分がどれだけ愚かか分かるんじゃないか?」
その言葉に嘘は無かった。
音羽にはそれが分かった。
だからこそ、怒髪天を突いた。天にまで轟く叫びを上げて魔法を全力で使おうとする。
その命が果てるまで。
「⋯⋯それはダメだよ」
「ッ!」
「来たな、堕天」
シルバーの警戒度が上がる。
小さな身体で音羽をおんぶした。
「悪いけど、帰るね。無関係の人を巻き込むのは⋯⋯許さないからな」
殺気に当てられたシルバーの額から冷や汗が流れる。
「知るかばーか」
光が小さな身体に向かって動くが、影に阻まれる。
影の中から影でできた人型の何かが出て来る。
「さすがに部が悪いか。夢々思い出せ、この俺が貴様らの首を狙っている事にな!」
その叫びを残して、光となって消える。
音の使徒の目の前には、魔法少女の格好をした女の子が仁王立ちしていた。
纏う禍々しい殺意は自分に向けられているのだと簡単に理解できる。
「それでアナタは、どちら様ですか?」
「俺は銀光の魔法少女、世界最速の魔法少女だ」
「銀光⋯⋯」
音羽はその魔法少女について全く何も知らない。
知らない間に増えていた魔法少女と考えるが、それにしては強者の風格を纏っている。
警戒心を高める音羽に対して、シルバーは一歩前に進んだ。
刹那、音羽の目の前にシルバーが現れる。
「てめぇらのボスと悪魔の居場所を吐け」
高速の連打が音羽を襲う。
「ぐふっ」
一撃があまりにも重く、そして数もある。
吹き飛ぶ事は無く、その場に膝を着く。
「言え」
「知る訳、無いでしょ」
何も言わずに顎につま先が飛ぶ。
避ける事はできずに蹴り上げげられた音羽は受身を取りながら着地する。
シルバーに向かい、『無音』の魔法を発動させた。
「遅い」
「がはっ」
魔法を使ったが、それが相手に通じる前に躱される。
(な、なんだこの強さは⋯⋯)
「見てたぜぇ。家族旅行は楽しいかぁ?」
「す、とーかー、ですか?」
「どうでも良いだろ」
光がふくろはぎを貫こうと向かうが、紙一重でそれを躱し、音の衝撃を繰り出す。
しかしレベル差があった。
「温い衝撃だ」
「くっ」
「影の使徒の助けは当分来ないだろ。存分に楽しもうじゃないか」
「そこまで調べているのですか」
音羽が耳を済ませる。
微かな揺れだけで発生する、生物には聞き取れない微弱な音を聞いて、高速の攻撃を予測で躱す。
「へぇ」
「少し暴力的ですがっ」
衝撃をゼロ距離で放つ。さすがのシルバーも怯む。
格闘の技術では音羽の方が上だった。
シルバーの方がレベルは高くとも子供、戦闘技術は音羽が一枚上手だった。
「うぜぇな」
蹴りを掴み取る。そして力を込める。
骨がミシミシと言うイヤな音を立てる。
「てめぇみたいな雑魚にキョーミはねぇんだよ。俺は堕天と悪魔を殺す。天使様のお役に立つんだ。下っ端が邪魔すんじゃねぇよ!」
掴み上げて、回転をかけてぶん投げた。
その勢いが強すぎて、音羽の片足がネジ切れる。
「だいたいよぉ、悪魔なんぞに加担するカスが家族を持つなよ。反吐が出る。娘が可哀想とは思わんのか。家族に嘘ついて、絶望の元凶の悪魔を守る、悪いと思わんのか!」
ゆっくりと立ち上がる音羽。懐から回復石を取り出して砕く。
すると、ちぎれた足がみるみる回復して行く。
「堕天が用意したのか?」
「勘違いしないでいただきたい」
「あぁん?」
「使徒は決して、悪魔を守る存在じゃない。悪魔の味方と言う訳ではない。悪魔が居ないと、感情がこの世から消えてしまうから、使徒は天使と戦うんだ。悪魔のためじゃない」
「結局変わらんだろうが」
容赦なき暴力が音羽に降り注ぐ。
「お前のような奴が、父親ってだけで、俺はうぜぇんだよ」
私怨が混ざった攻撃。
「ごふっ」
吐血しながらも、音羽は倒れなかった。
「くだらない。実にくだらない。この世に感情なんて要らない」
「⋯⋯君にも大切な人が居るでしょ。その人との日々が楽しいと感じるはずです。それが⋯⋯」
「例え俺から愛が無くなろうとも、喜びと言う感情が無くなろうとも、天使様の駒として動けるのなら、俺は問題ないんだよ」
シルバーは自覚している。自分の目指す先がどうなるか。
その上で動いている。
光の魔法が音羽の身体を削って行くが、その度に回復石で回復する。
「ゾンビかよ」
「⋯⋯悪いですが、少しだけ本気で行かせてもらいます」
「あぁ来いよ。てめぇボコしてたら、もっと情報持ってる奴来るかもだしな」
シルバーの周囲が膨大な音に包み込まれる。
鼓膜が破れる音の大きさにとても近い空間。さらに圧縮された音による衝撃。
シルバーは脳だけではなく、全身が振動する感覚に包まれる。
その影響で、右目の義眼が外れ落ちた。
音羽の魔法が止まる。
「それは⋯⋯」
「あぁ、落ちちまった」
それを拾い上げ、汚れたのでポッケにしまう。
「知ってるかぁ? 俺の父はなぁ、クズだったんだ。自分の快楽、自己満足を満たすために、母体の違うパーツを一つ一つ集めて人形を作る狂った奴なんだよ」
「⋯⋯」
「俺は右目、妹は左目、母は胴体、兄は頭だったなぁ」
残った左目がギロリと動いて音羽を睨む、どことなく光っているように見えた。
「悪魔が蔓延るから、こんなクズが居るんだ。そんな感情は要らねぇよなあ! そんな欲は要らねぇよなあ! クズの父は俺達を愛してたぜ? だから、だからこそ、綺麗にくり抜きやがったんだ!」
シルバーは今でも思い出す、綺麗に取るための工程を。絶望と言うスパイスを。
「愛と言う感情を尊ぶバカが居れば言ってやる、歪んだ愛は人生をぶっ壊すってな!」
雲が動いて月が二人を照らした。
「クズは不穏分子として天使様に狩られたんだ。その時から俺は天使様の役に立とうと決めた⋯⋯妹は元気に機械の目でも入れてるよ」
シルバーは立ち上がろうとした音羽に魔法で両足を切断した。
ゆっくりと近づく。
「お喋りは終わりだ。⋯⋯せめて、堕天の場所は言え」
「誰が、言いますか」
「そうか⋯⋯だったらお前の愛するモノをお前の目の前でぶっ壊してやる」
「⋯⋯は?」
「娘か? 嫁か? 探索者の仲間か? 学生の頃の友か? 全部、全部、壊してやる。そしたら俺の辛さが分かるんじゃないか? 世界を守っている自分がどれだけ愚かか分かるんじゃないか?」
その言葉に嘘は無かった。
音羽にはそれが分かった。
だからこそ、怒髪天を突いた。天にまで轟く叫びを上げて魔法を全力で使おうとする。
その命が果てるまで。
「⋯⋯それはダメだよ」
「ッ!」
「来たな、堕天」
シルバーの警戒度が上がる。
小さな身体で音羽をおんぶした。
「悪いけど、帰るね。無関係の人を巻き込むのは⋯⋯許さないからな」
殺気に当てられたシルバーの額から冷や汗が流れる。
「知るかばーか」
光が小さな身体に向かって動くが、影に阻まれる。
影の中から影でできた人型の何かが出て来る。
「さすがに部が悪いか。夢々思い出せ、この俺が貴様らの首を狙っている事にな!」
その叫びを残して、光となって消える。
0
あなたにおすすめの小説
この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~
仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。
祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。
試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。
拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。
さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが……
暫くするとこの世界には異変が起きていた。
謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。
謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。
そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。
その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。
その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。
様々な登場人物が織りなす群像劇です。
主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。
その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。
ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。
タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。
その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる