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物理系魔法少女、帰った
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翌朝、朝食をいただいて俺たちは次の場所に向かうべく、駅に向かう。
ゆっくり散歩しながら行く。
「でもまさか星夜さんがあそこまで言うって⋯⋯今思い出しても恥ずかしい」
「それを本人の前で言うな。精神的ダメージが継続される」
思い出せば恥ずかしいが、言っている時はとにかく必死だった。
だけど俺の言った事に嘘はないと思う。自分で気づいてないだけかもしれないが。
「どこかで日本酒でも買ってくね」
「うん。いやぁ緊張するっ」
「リラックスリラックス」
バチくそに緊張していた自分は終わったのだ、少しだけ上から目線での発言である。
それをからかわれながら、日本酒をもって墓地の場所まで移動した。
電車などを使って数時間移動しており、現在は十時くらいである。
「父さん母さん、久しぶり」
両親の墓の前で二人で手を合わせる。
社会人になってから、一度も墓参りに来てないような親不孝者である。
「俺に友達なんてできるはずないって言ってたけど、この度、そんな俺でも選んでくれた奇特な人に出会ったよ」
「奇特って言うな。初めまして、神楽紗奈です。この度、星夜さんと結婚の約束を果たしたので、そのご挨拶に」
昨日来たのだろう、綺麗な状態で保たれた墓に日本酒を置いた。
挨拶も完了したし、家に帰るかとか考えていると、奥から誰か歩いて来る。
一応連絡したが、時間は伝えていなかった。
だけどドンピシャで来おったな。
「兄貴、おひさ~」
花束を持って、手を振りながらやって来たのは俺の妹である。
ちなみに両親同様、大学卒業以来、初めての挨拶だ。
「妹さん⋯⋯」
俺の横で目を輝かせる紗奈ちゃんをチラッと見た妹は、スマホを取り出して操作をする。
何をするか察したので、俺はスマホを取り上げる。
110。
「何をする」
「あ、兄貴がバパ活してるから、援交してるから! 最低だよ兄貴! ここまで落ちぶれているなんてびっくりだ!」
「おい待て。何を言っているのか整理してみろ、おかしいだろ。俺がそんなのをやると思うか?」
「⋯⋯兄貴のどストライクじゃん! 最低! クズ! 犯罪者! 兄貴がこんな美人を連れてこれるはずがない!」
全てを否定されて少しだけキレそうになったが、紗奈ちゃんを褒めているので許してやる。
紗奈ちゃんと三人で話し合うが、話せば話す程に妹の顔が悪くなる。
「紗奈さん、こんなの止めた方が良いと思います。紗奈さんはまだ若いですから、まだやり直せます! 目を覚ましてください!」
妹からの心の底から紗奈ちゃんを心配する言葉。
俺の心にグサグサと矢が刺さる。
「大丈夫ですよ。私は自分の意思で星夜さんと一緒に居たいって、思ってますから」
「眩しい! 笑顔が眩しい! 素敵っ!」
妹が紗奈ちゃんに惚れたところで、再び三人で墓参りをして、妹を家まで送り届ける。
その間に連絡先を交換した。
妹は紗奈ちゃんに対して小声で、「何かあったら言ってくださいね。しばくので。親戚いないので、手を汚す覚悟はあります」と言っていた。
その言葉を聞いて、凄く背筋が冷えた。子供の頃は喧嘩で毎回負けてた。
でもさ、何かあったら正直紗奈ちゃんの方が怖いってのは秘密だ。
妹には今の紗奈ちゃんのまま知ってもらおう。
「⋯⋯」
二人が笑顔で話しているのを見ていると、高校生の二人に見えてしまう。
そのくらいに見た目が若いのだ。
第三者から見たら俺はどちらかの兄なのだろうか?
そう言えば、昔から妹とは似てないって言われてたっけ?
「ちょっと良いですか?」
だからだろう。俺はストーカーとして通報されていた。
笑顔で後ろを一定間隔で歩いていたのが悪かったらしい。
一悶着あり、妹とご飯を食べてから俺達は家に帰る。
「兄貴、紗奈さんとお盆には帰って来いよ。紗奈さんも待ってますから! こんなの捨てても良いので来てくださいね!」
「うん。ちゃんと連れて来るよ」
俺が行かない前提での話かな?
途中からアルファの状態でマンションに向かう。
家に帰ると、凄く安心感が湧いてくる。
でも、本番はこれからだ。
紗奈ちゃんに飽きられないように精進する。義父に支え合える存在だと認めさせ続けないといけない。
誰かに誓うのではなく、自分の決意だ。
そのために目指すのは、紗奈ちゃんと同じレベルだ。
世界最高到達点、レベル9。
そして、アオイさんを道具のように扱い、ミドリさんを言葉で追い詰めたミカエルをぶん殴る。
今のままじゃ敗北するだけだ。
「ただいま~」
「ただいま帰りました」
何もできなくなったユリアさんが紗奈ちゃんにフラフラと近づいていた。
力を凍らせて、俺達は晩御飯の準備を始めた。
婚姻届は貰って来ているので、書いて提出するだけだ。
今でも夢みたいだ。
「はぁ。紗奈が結婚かぁ。はぁ。置いてかれる気分だ」
「ドヤァ」
「弟子の幸せを祈ってるよ。ね?」
秘書さんとユリアさんが静かに俺を睨んで来る。
怖いので止めてくれ。
俺の周りで探索者をしてない人達の実力が高すぎる気がする。
結婚したら紗奈ちゃんと同じベッドで寝る約束をしている。
そのための練習⋯⋯その勇気が出なかった俺達は各々の部屋で熟睡した。
疲れもあって、ベッドに入って数秒で寝た。
ゆっくり散歩しながら行く。
「でもまさか星夜さんがあそこまで言うって⋯⋯今思い出しても恥ずかしい」
「それを本人の前で言うな。精神的ダメージが継続される」
思い出せば恥ずかしいが、言っている時はとにかく必死だった。
だけど俺の言った事に嘘はないと思う。自分で気づいてないだけかもしれないが。
「どこかで日本酒でも買ってくね」
「うん。いやぁ緊張するっ」
「リラックスリラックス」
バチくそに緊張していた自分は終わったのだ、少しだけ上から目線での発言である。
それをからかわれながら、日本酒をもって墓地の場所まで移動した。
電車などを使って数時間移動しており、現在は十時くらいである。
「父さん母さん、久しぶり」
両親の墓の前で二人で手を合わせる。
社会人になってから、一度も墓参りに来てないような親不孝者である。
「俺に友達なんてできるはずないって言ってたけど、この度、そんな俺でも選んでくれた奇特な人に出会ったよ」
「奇特って言うな。初めまして、神楽紗奈です。この度、星夜さんと結婚の約束を果たしたので、そのご挨拶に」
昨日来たのだろう、綺麗な状態で保たれた墓に日本酒を置いた。
挨拶も完了したし、家に帰るかとか考えていると、奥から誰か歩いて来る。
一応連絡したが、時間は伝えていなかった。
だけどドンピシャで来おったな。
「兄貴、おひさ~」
花束を持って、手を振りながらやって来たのは俺の妹である。
ちなみに両親同様、大学卒業以来、初めての挨拶だ。
「妹さん⋯⋯」
俺の横で目を輝かせる紗奈ちゃんをチラッと見た妹は、スマホを取り出して操作をする。
何をするか察したので、俺はスマホを取り上げる。
110。
「何をする」
「あ、兄貴がバパ活してるから、援交してるから! 最低だよ兄貴! ここまで落ちぶれているなんてびっくりだ!」
「おい待て。何を言っているのか整理してみろ、おかしいだろ。俺がそんなのをやると思うか?」
「⋯⋯兄貴のどストライクじゃん! 最低! クズ! 犯罪者! 兄貴がこんな美人を連れてこれるはずがない!」
全てを否定されて少しだけキレそうになったが、紗奈ちゃんを褒めているので許してやる。
紗奈ちゃんと三人で話し合うが、話せば話す程に妹の顔が悪くなる。
「紗奈さん、こんなの止めた方が良いと思います。紗奈さんはまだ若いですから、まだやり直せます! 目を覚ましてください!」
妹からの心の底から紗奈ちゃんを心配する言葉。
俺の心にグサグサと矢が刺さる。
「大丈夫ですよ。私は自分の意思で星夜さんと一緒に居たいって、思ってますから」
「眩しい! 笑顔が眩しい! 素敵っ!」
妹が紗奈ちゃんに惚れたところで、再び三人で墓参りをして、妹を家まで送り届ける。
その間に連絡先を交換した。
妹は紗奈ちゃんに対して小声で、「何かあったら言ってくださいね。しばくので。親戚いないので、手を汚す覚悟はあります」と言っていた。
その言葉を聞いて、凄く背筋が冷えた。子供の頃は喧嘩で毎回負けてた。
でもさ、何かあったら正直紗奈ちゃんの方が怖いってのは秘密だ。
妹には今の紗奈ちゃんのまま知ってもらおう。
「⋯⋯」
二人が笑顔で話しているのを見ていると、高校生の二人に見えてしまう。
そのくらいに見た目が若いのだ。
第三者から見たら俺はどちらかの兄なのだろうか?
そう言えば、昔から妹とは似てないって言われてたっけ?
「ちょっと良いですか?」
だからだろう。俺はストーカーとして通報されていた。
笑顔で後ろを一定間隔で歩いていたのが悪かったらしい。
一悶着あり、妹とご飯を食べてから俺達は家に帰る。
「兄貴、紗奈さんとお盆には帰って来いよ。紗奈さんも待ってますから! こんなの捨てても良いので来てくださいね!」
「うん。ちゃんと連れて来るよ」
俺が行かない前提での話かな?
途中からアルファの状態でマンションに向かう。
家に帰ると、凄く安心感が湧いてくる。
でも、本番はこれからだ。
紗奈ちゃんに飽きられないように精進する。義父に支え合える存在だと認めさせ続けないといけない。
誰かに誓うのではなく、自分の決意だ。
そのために目指すのは、紗奈ちゃんと同じレベルだ。
世界最高到達点、レベル9。
そして、アオイさんを道具のように扱い、ミドリさんを言葉で追い詰めたミカエルをぶん殴る。
今のままじゃ敗北するだけだ。
「ただいま~」
「ただいま帰りました」
何もできなくなったユリアさんが紗奈ちゃんにフラフラと近づいていた。
力を凍らせて、俺達は晩御飯の準備を始めた。
婚姻届は貰って来ているので、書いて提出するだけだ。
今でも夢みたいだ。
「はぁ。紗奈が結婚かぁ。はぁ。置いてかれる気分だ」
「ドヤァ」
「弟子の幸せを祈ってるよ。ね?」
秘書さんとユリアさんが静かに俺を睨んで来る。
怖いので止めてくれ。
俺の周りで探索者をしてない人達の実力が高すぎる気がする。
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