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おまけのお話
温泉といえば!
しおりを挟むバチルタ領温泉街に必要なもの!
それは!
温泉饅頭です!
「おいしーお饅頭をつくりたいのです!」
拳を握るノィユの希望に応えて、メィファがバチルタ領の火山灰土壌でも育ちそうな麦を開発してくれました!
早速、可愛い豪商ニィハと売れそうなお饅頭を相談だよ。
「とりあえずピザまんは外せません!」
拳を握るノィユに『え、そっちなの?』突っ込んでくれそうな転生者の知りあいはいないので、仕方なく脳内で自分に突っ込んでみたよ。
「ノィユのつくるのだから、おいしーでしょ」
にこにこしてくれるニィハがやさしい。
こくこくしてくれるヴィルが、天使だ!
というわけで、温泉街を開拓するのと一緒に麦を植えて収穫できるまで、他領の麦を輸入してお饅頭をつくってみたよ。
バチルタの特産は、芋と砂糖大根と鳥なので、芋まんと鶏肉まんかな。あとピザまん!
「チーズがとろっとしなきゃいやだ! 酪農しましょう!」
拳を握るノィユに領民の皆さんとニィハとメィファが協力してくれて、酪農とチーズ造りもはじまったよ!
「……せっかくだから、豚も育てる? やっぱり豚まんだよね!? 小豆みたいなのないのかなー、あんまんも作りたいよー!」
「なんかよく解らんが、落ちつけノィユ! 開拓は一歩ずつだ!」
商魂の塊ニィハにまで止められてしまいました!
なので最初は芋まんと、肉まんと、ピザまん!
両親にばっかり販売を押しつけるのは申しわけないので、今度はヴィルと一緒にがんばるのです!
「………………ノィユ、その衣は…………?」
お洒落なニィハが、あんぐりしてる。
茶色いフードに瓶底眼鏡のメィファでさえ、ぽかんとしてる。
「伝統の装束です!」
真っ白な割烹着と三角巾で拳を掲げてみた!
「いやどこにそんな伝統──」
「リクエスト装束です!」
「意味わからん!」
邪悪そうな魔法使いおじいちゃんゾホにまであんぐりされたけど
「ノィユ、と、いっしょ」
おそろいの割烹着と三角巾で販売してくれるヴィルが、天使だ。
しかし三角巾で髪を覆うと、ヴィルの輝けるご尊顔が露に!
「いやこれは物凄い混乱が起きて、ヴィルの身に危険を感じるというか、キレたヴィルがバチルタ領を滅ぼす未来しか見えないから、ヴィルの顔は隠しておこう」
ニィハの助言に頷いた。
「めちゃくちゃかっこいーヴィルは、僕だけね」
きゅ、と手を握ったら、ぎゅ、と握りかえして笑ってくれる。
いつも頬が熱くて、見あげる瞳が潤んで、ヴィルだいすきが、加速する。
おそろいの真っ白割烹着で、お饅頭を売ることになりました!
味はエヴィのお墨つき!
ヴィルが売ってくれると聞いたエヴィは、朝一番の魔導列車でやってきて、一番に並んでくれました。ありがとう。
「おいし~、火山の蒸気でほっかほっかの、おまんじゅうです──!」
「ふわふわ、ほくほく、あま~いお芋まん!」
「じゅわっと肉汁、バチルタ領のうまうま鳥がいっぱい肉まん!」
「濃厚なうまみのお野菜ととろける乳酪たっぷりの、乳酪まん!」
「みっつのお味で、ふっかふか! バチルタ領にいらしたら、絶対食べなきゃ損をする、とびっきりおいし~おまんじゅうだよ──!」
めちゃくちゃ声を張りました。
ヴィルが隣でこくこく頷いてくれる。
はー♡
伴侶がいつも、めちゃくちゃかわいーです!
────────────
読んでくださって、ありがとうございます!
∵🌊しお🌊∵様のリクエストで、 バチルタ温泉街にて三角巾と割烹着のノィユとヴィルが温泉饅頭を売り出します!(笑)
今日は、まんをつくるだけだったので(笑)明日はちゃんと手売りしますー!(笑)
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