【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします

  *  ゆるゆ

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舞踏会編

いよいよ

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 陛下への謁見が終わりました!

 緊張に、ノィユの身体はぷるっぷるだった。

 ヴィルが抱っこしてくれたら、すぐ治った。ヴィル、すごい。

 ネメド王国の使者として、3歳ながらノィユはがんばったと思う! たぶん!

「ノィユ、えらい」

 ヴィルが、ほめて、なでなでしてくれるので、最高にがんばったと思うよ! えへん!


「はーがんばったよー」

「よくやった。同じ転生者として誇らしいよ」

 透夜が笑ってくれる。

「さあ、次はアイドル曲を作ってもらわないと!」

 というわけで、曲と録画の魔道具を作ってくれそうな天才魔道具士のところに、ノィユとヴィルとロダと皆で向かいました!

 大勢で押しかけたのに、快く受け入れてくれた魔道具士ノザは大豪邸に住んでた。すごい。

 ドディア帝国はでっかい国だから、規模がネメド王国の10倍くらいあるんだよ。あんぐりだよ。


 透夜がめちゃくちゃ奮闘して、擬音語とか、ボイスパーカッション? めちゃくちゃがんばってアイドル曲の説明をしてくれている間に、リトたんとロロァくんと一緒に、ノィユはダンスの練習です。

 透夜が録画の魔道具についても説明してくれて、ちょっと考えた天才魔道具士は、ちゃちゃっとゴミの山のような魔道具の山のあちこちから部品を集めてきて、録画魔道具を作ってくれた。すごすぎる。

「おぉお! これで録画できるよ! 皆でそろえようね!」

 ノィユの声に、こくんとうなずいてくれたのは、リトだ。

「あい!」

 しっぽ、ぽふぽふのリトたんが、やる気だ!

 そろえる、の意味が解らなかったらしいロロァくんだけれど、録画したのを見てみると、そろっているところと、そろっていないところの違いが理解できたらしい。

「僕、遅れてる……」

「僕でしあ。いしょ、がんば、ましあ!」

 ロロァたんの手をにぎって、しっぽ、ぽふぽふで励ましてるリトたんが、尊い。




 皆で何度も録画して、どこが遅いとか、手の角度が違うとか、皆でタイミングを合わせるの、がんばりました!

 そんなことしてたら、天才魔道具士さんが曲を作ってくれたよ。ちゃんと電子なアイドル曲だった! すごくない?

 皆で拍手して、ノザと透夜をたたえた。ほんのり朱くなってるふたりが、かわいい。





 ネメド王国の使者だからと、帝宮の一角の客室に、部屋を用意してくれました!

 いつもなら絶対はしゃぐノィユなのですが

「はにゃー、筋肉痛だよー」

 ぱふりと寝台に倒れたら、ヴィルが抱っこしてくれる。


「ノィユ、すごく、がんばってる。えらい」

 頭をなでなでしてくれるヴィルの香りにつつまれたら、しあわせに溶けてしまう。


「ダンスを見て、ネメド王国となかよくしたいなって思ってくれたら、うれしいな」

 3歳の使者としてできることは『かわいい!』『なかよくしたい!』と思ってもらうことだと思うのです。


「きっと、ノィユの、がんばり、伝わる、と思う」

 励ましてくれるヴィルが、今日も最高の伴侶です!


「ありがとう、ヴィル。だいすき♡」

「あいしてる、ノィユ」

 抱きしめて、ちゅっちゅして、一緒にねむる。

 ネメド王国でも、ドディア帝国でも、ヴィルが隣にいてくれる、それだけで何もかもが、しあわせに染まるのです。





 さあ、いよいよ舞踏会だよ!
 緊張する──!

 どきどきするノィユを、ヴィルが抱っこしてくれたら、いっぺんにこわばりがとれて、ふにゃふにゃした。

「えへへ。ヴィル、だいすき」

「俺も。だいすき、ノィユ」

 抱きしめて、ちゅっちゅしてたら、ちょっと赤い頬でルァル殿下が笑う。

「ほんとうに仲がいいんだな」

「最愛の伴侶です!」

 胸を張って、笑った。


「魔導列車のことや、借金返済、事業のことについては、聞かれても何も答えなくていい」

 ルァル殿下の助言に、ノィユがうなずいて、ヴィルが眉をあげる。

「だいじょうぶ。追い払う」

 ヴィルが一瞬、闘気を放つ。
 それだけで、警護してくれてた衛士さんたちが、カタカタしてる。


「なるほど」

 動揺さえしなかったルァルが、楽しげに笑った。

 さすが帝太子……! ヴィルの威圧を見ても、ふつーだよ!


「では、舞踏会をお楽しみください。ジゼとリトのあいさつを受けてあげてくださいね」

「もちろんです!」

 ヴィルと手をつないで、歩いて舞踏殿に入場しようとしたノィユを、たくましい腕が抱きあげる。


「え……? ヴィル、僕、歩ける……」

「かわいーノィユに、変な人、来たら、だめ、だから」

 ちょっと赤いまなじりで告げる伴侶が、今日も最高にかわい──! です!













────────────────


 ずっと読んでくださって、ほんとうにありがとうございます!

 舞踏会編も、あと少しですー!

 新しいお話、はじめました!
 もしよかったら、ノィユとヴィルと一緒に、楽しんでくださったら、とてもうれしいです。

 どきどきしながら投稿して、はじめて24hポイントで1位をいただいたときは、ほんとうにびっくりしてうれしかったのを、ついこの間のように覚えているのですが、完結してから、もう半年以上が経ってしまいましたね……!

 あと2か月で1周年です!

 ずっと書いていられるのも、ずっと読んでくださる、あなたさまのおかげです。

 心から、ありがとうございます!







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