特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし

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獲物は狩人をヤキモキさせる2

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「だから、私、ハルトを喜ばせたかったの……幸せにしたかったの……ずっと」
「……」
「でも、ハルトは私たちを救って突然いなくなった。なんの見返りも要求せずに……まるでお父様みたいに……」
「アリス……」
「だから……切なくて……私、悲しかった」

 アリスは、泣いている。美しいクリスタルのような涙がアリスの白い頬を伝い枕を濡らす。

 俺は愚か者だ。
 
 異世界だからと言い訳にして、過去を言い訳にしてアリスたちに寂しい思いをさせしまった。

 アリスとカロルとアニエスさんが俺に何を求めているのか……そして俺は彼女らに何を満たしてあげればいいのか。

 今のアリスの顔を見て、俺は確信した。

 だから俺は、アリスの胸から手を離して口を開く。

「とりあえず落ち着こう。今の俺はアリスのそばにいる。夜が明けても、いなくなったりはしない」

 俺はそう伝えると、アリスは安堵のため息をついて、にっこり笑う。

「ふふ……同じ朝を迎えるのね」
「……」
「わかったわ」

 アリスはそう言って仰向けになった。

「なんだか私、眠くなったわ。久々に気持ちよく寝れそう」
「そうか、それはよかった」
「ふふ」

 そう言われた俺も急に睡魔が差してきた。隣には美人姉妹がいるのに、不思議と瞼が重くなり、視界がだんだんと霞んでいく。ここを照らしているのは月光と、サイドテーブルで二輪のバラを照らしている蝋燭の光だけ。

X X X

 朝

 朝日が差し込む広いベッドに二人の美少女が寝ている。

「ん……」

 アリスは目が覚めた。そして自分の隣を見てみる。

「いない!?」

 彼の姿が見えない。

「ハルト……ハルト!どこ!?どこにいるの!?」

 起き抜けの気だるさは吹っ飛んでしまい、アリスの顔は絶望の色を帯びている。まるで、あの時のように……

「いや……ハルトがいない世界はいや!」

 息を荒げてハルトを探すアリス。

「ハルト……ハルト!」

 その瞬間、ドアが開かれた。

 そして

「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!?!?!」

 そこにはハルトが立っていた。

 特殊部隊の制服を身に纏っている彼の姿はアリスに衝撃を与えた。いつも、冒険者の服や作業用服しか着ない彼が、一度も見たことのない格好いい紺色の服装をしている。

「アリス……」
「ハルト!」
 
 アリスは口を半開きにしたまま、ベッドから降りた。その様子を確認したハルトはアリスに近づき、意を決したようにふむと頷く。それから口を開いた。

「アニエスさんも、カロルも、そしてアリスも守ってあげる」
「い、今なんて……」




「俺が守る。全部守るから……俺の全てかけて」

「っ!!!!!」

 アリスは、開いた自分の口を隠すべく両手を口に添えようとするが、ハルトはそれを許さない。

「だから、付き合ってほしい」

 もちろん、返事は

「はい!喜んで!」

 そして二人は距離を縮めて優しく抱き合う。

 アリスは今のハルトを見て思う。

 この男、超格好いいと。

 ドス黒い何かが身体中を駆け巡りアリスの目に集まる。生気がない目のアリスは、ハルトの目を凝視して、そのドス黒い感情をハルトに注入した。だけど、いくら注ぎ込んでも、溢れるばかりで、一部が彼女の頭、胸を伝い、お腹に集まる。


 ちゅっ


「んにゃ……パパとハルト兄様は仲良しですわね……えへへ」

 寝言を言うカロル。

 そして、

「あらあら……とっても素敵ですわね……ハルト様の姿……ふふ、今度開かれる王室主催パーティーが待ち遠しいわ」
「ハルト様すごい!格好良すぎる!」
「エリゼ、大声出したら聞こえるよ」

 二人の様子を見つめるアニエスとリンぜとエリゼ。

 その様子をメイド長であるシエスタが一瞥して口角を微かに吊り上げる。そしてアニエスに問うた。

「アニエス様、一つ質問させていただいてもよろしいですか?」
「なに?」
「もし、ハルト様がアリスお嬢様とカロルお嬢様の美しさに我慢出来ず、その……そういうことになったらどうなさるおつもりでしたか?」
「そうね……」

 アニエスは天井を見上げてしばし考えごとをする。何を考えるのかは分からないが、彼女の頬はほんのり赤く上気していた。

 そして色っぽく言葉を吐く。

「それもありかも知れませんわね。ハルト様を私たちのドス黒い坩堝に永遠に閉じ込める口実が出来ちゃうから……」
「……」
「でも、ハルト様はそう簡単にハマる方ではありません。だからアリスとカロルの心を余計ヤキモキさせているんですわ。ふふ、あの男、絶対逃してはなりません。私が今まで見てきた殿方の中で、ハルト様を凌ぐものは夫以外存在しません。みんな彼の足元にも及ばない獣だらけ」

 そう意味深な発言をするアニエスに3人のメイドは頷く。

X X X

「アリスお嬢様……あなたに似合う男はこのアランしかいないんですよ。あの美しい体と美貌は、僕が独り占めしないといけません。圧倒的力を手に入れた僕に平伏すのです。そして、僕の強さを無視して、僕にクラス5ではなくクラス4のレッテルを貼り続けてきたクソ王国に裁きの鉄槌を下すのです。はは……あははは!!!!!!」




追記

次回は現代兵器がいっぱい出てきます!
 
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