特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし

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美味しい食事と素敵な人たち、そして1

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レストラン・デ・ニホン

「この丸っこい料理超うまい!中はじゅわりと外はパリッと仕上がって、まさしく絶妙なバランスだわ!」
「私はこの麺料理が大好物よ!甘くて少ししょっぱいソースが麺に染み込んで口の中に入れた瞬間、芳醇な香りがあっという間に広がってほっぺたが落ちるほど美味~」
「俺はこの分厚いパイみたいな料理!野菜と海産物とお肉がたっぷり乗っていて、これ一枚食べれば、強いモンスターでも簡単に倒せそうだぜ!」

 王都の一等地に広々としたレストランがあり、そこにはものすごい数の人たちがテーブルに座って、いわゆる日本のB級グルメを堪能中である。

 平民、冒険者、貴族、王族、他国からやってきた者と、身分に関係なく、レストラン・デ・ニホンで食事を取る人たち。

 3階建てのレストランだが、すでに1階と2階は満席状態。外には長い列ができており、会計を済ませて満足げな表情で店を出ていくお客たちの姿を見て羨望の眼差しを向けていた。

 そんな大人気レストランに自衛隊制服姿の一人の男と美しいドレス姿の三人の美女が入る。

「いらっしゃいませ!中へどう……3階へどうぞ」

 ユニフォームを着ている女従業員が元気の良い声で来店したお客たちを案内しようとしているが、4人の顔を見るや否やはたと目を見開いて礼儀正しく頭を下げる。

 1階と2階は一般席となっており、3階は貴賓用として設けられたスペースだ。

 いい雰囲気の3階の内装を満足げに見回す4人。

 うち、男が頬を緩めたまま口を開く。

「アニエス様、王都の一等地でこんな立派なお店を出すなんて……本当に嬉しいです」

 ドレス姿のアニエスは、渡されたレモン入りのお水が入っているガラスを少し揺らし、それを少し飲んだ。口を離した瞬間、唾液が糸を引く。それをわざと見せつけるように晴翔に妖艶な視線を向けるが、晴翔は視線を外し、モジモジしている。すると、アニエスがこともなげに話し始めた。

「みんなハルトくんの国の料理が大好きなの。身分関係なく、誰に対しても優しいけど凶暴な旨味を感じさせるあたり、ニホンの料理とハルトくんは似ているわね」
「……」

 困っている晴翔の反応を見て、彼女は悪戯っぽい艶かしい視線ではなくドヤ顔で興味津々な視線を向けた。

「ふふ、ここに店を出したのは正しい判断だったわ。きっとここはメディチ家の大きな収入原の一つになるんだろうね。ハルトくんの夢も叶うし、お金も入るし、まさしく一石二鳥」
「アニエス様の仕事ぶりがいいからだと思います。まさか、お一人でこのレストランの企画から運営まで手がけるとは思いもしませんでした」
「ハルトくんが守ってくれるから、仕事が捗るんだよね~」

 そんな会話を交わしている二人を見て、赤色の瞳の持ち主であるカロルが話しかける。

「ニホンにはこれ以外にも美味しい食べ物がいっぱいありそうな気がいたしますわ!」

 もうすぐ晴翔の義妹であるカロルが目を輝かせて晴翔を見つめている。

「まあ、他にも寿司とか天ぷらとか色々あるけど、いつか作って見ようかな?味は保証できないが」
「お兄様がお作りになる料理はどれも美味しいから、私ワクワクしますの!」
「ははは」

 カロルが舌なめずりをし、息を弾ませる。晴翔は、やれやれとばかりにため息をつき、視線を逸らすが、逸らした先には、深海を思わせるほど深い青色をしている瞳の少女が彼を離さない。

「ハルト」
「ん?」
「私、とっても幸せなの……」
「俺もだよ。アリス」

 アラン一族が消えてからはラオデキヤ王国の治安は段違いによくなった。もう、屋敷を襲うような集団は存在しないし、何より、

 晴翔がメディチ家の三美女を守ってくれている。

 そのことが嬉しく嬉しくて仕方がないアリス。

 どうか、この幸せが末長く続きますように。

 4人は同時に心の中でそう祈った。
 
 すると、

「ご注文の料理をお持ちいたしました」

 従業員が洗練された動作でタコ焼きとお好み焼きと焼きそばが入っているサラを置く。

「ハルトくんの召喚魔法にずっと頼るわけにはいかないから、食材は全てラオデキヤ王国で取れるものを使っているの。召し上がってみて感想を聞かせてくれる?」
「わかりました」
 
 晴翔はそう短く返事し、素早く目の前のタコ焼きと焼きそばとお好み焼きを一口ずつ食した。

 3美女は目を大きく開けて握り拳をし、前のめり気味に俺を晴翔を見つめている。

 この姿勢だと、特定のところが強調されるから、目のやり場に困るのだが……

 アリスとカロル、前よりもっと大きくなってないか!?

 いかん!今はそんなことを考えるな!俺はメディチ家の人間だ!そんなことは……家に帰ってからしよう!

 と、首を全力で振った晴翔は、舌から伝わる味を吟味しては、

 笑顔を浮かべて、

「とても美味しいです!ラオデキヤ王国と日本の味が合わさった最高の味です!」
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