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第3章 新しい特別科目
25 明後日の予定
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ニナのタブレットで特別科目『ペルリア自然観察』についての通知を読む。
内容は自然公園へ行って、散策しながら植物や動物を観察することがメイン。
申し込み締め切りは15日だからあと4日後。実習実施日は20日だ。
元々の私は、自然観察が好きという方ではない。
でも防風林が巨大シダの世界の自然というのは、実際に見て体感してみたい気がする。
それに毎日が勉強の上、食堂に面倒なのが溜まっているという現実から、ちょっとリフレッシュしておきたい。
外出してこの辺の街を散歩したとしても、ひたすら赤煉瓦の景色が続くだけという事は、前回の外出でわかっているし。
ただ問題は、この特別科目への参加資格。
おそらく自然科学Ⅰをある程度履修すれば、参加出来ると思うのだけれど……
「この特別科目は、自然科学を進めれば出るのかな?」
「自然科学Ⅰを8単位時間まで進めて、確認試験を終えたところで通知が来ました。ただ他の単位履修状況も関係しているかもしれません。ちょっとタブレットを私に返してもらえますか」
「わかった」
タブレットをニナに返す。
ニナは幾つか操作をした後、私にタブレットを戻した。
画面を見ると、ニナの履修状況一覧だ。
履修中の科目と現在終了した単位時間数、確認試験の点数が出ている。
「見ていいの、これ?」
「見た方が、条件について考察しやすいと思います」
確かにそうだけれど、自分の成績を公開するようなものだ。
私はこういった事が、ニナのようにあっさりと出来ない。
考えてみると、確かに公開して実害がある訳ではないのだけれど。
「ありがとう。なら私のタブレットを貸して。私の履修状況を出しておくから。数学Ⅰの確認試験2をやった直後に出てきたから、多分その辺が条件だと思うけれど」
そうすれば、私に『独自魔法作成Ⅰ』が出た理由が考察しやすいだろう。
なのでニナからタブレットを受け取り、ささっと操作して、履修状況一覧を出してニナに渡す。
さて、ニナの履修状況はどうなっているのだろう。
言語Ⅰと魔法Ⅰが16コマで、地理歴史と自然科学が8コマ、数学Ⅰが7コマ。体育が4コマ。
合計のコマ数は私より少なめだけれど、ニナの方がバランス良く学習を進めている。
私は魔法Ⅰは24コマ終了したのに、自然科学はやっと4コマ。
言語と魔法に重点を置きすぎたようだ。
さて、これだと『ペルリア自然観察』の受講条件は、やはり自然科学8コマという気がする。
地理歴史もニナの方が履修済みコマ数が多い。
でも自然観察なら、きっと自然科学だけだろう。
バランスを整える為にも、この辺で自然科学を8コマまで進めるのはありだ。
4コマなら、今日明日で進めるのは充分に可能。確認試験があっても問題は無い。
「チアキの魔法と言語の進み方が凄いです。私も相当進めていたつもりだったのですけれど」
ニナの履修状況を見た今となっては、若干の反省事項だ。
「言語と魔法を優先した方がいいと、最初の進め方に書いてあったから。でもこうやって見ると、やり過ぎって気がする」
「あと全部の履修数が凄く多いです。これでは1日中、勉強しているように感じます」
その通り、1日中勉強している。
起きている時間で他に使っているのは、食事の時間と、ニナと話している時間くらい。
あとお風呂の時間とお菓子を作っている時間もあるけれど、本当にその位だ。
理由は簡単。
「他にやることが無いから」
でも多分、それだけではない。
「あとは最初、強迫観念みたいなものがあったんだと思う。この世界で生き残る為に出来る事はやろうって。落ち着いて考えれば、ここはそう酷い場所ではないと感じるのに」
「それくらいの用心は必要でしょう。生殺与奪の権を握られたままなのは確かですから。相手の意図に沿うよう動こうとするのは、当たり前だと思います。
ここから逃走するという選択肢もあります。ですが逃走しても今の状況より良くなるとは私には思えません。なら此処で模範的に振舞うというのは、生存戦略として正しいです」
どうやらニナは此処でどうすればいいか、私が考えた以上にあれこれ考えたようだ。
施設からの逃走も選択肢というのは、そういう事だろう。
「そこまで考えたんだ」
「私は死の間際、事前承諾なくいきなりこの世界に連れてこられました。状況的に、此処へ来なければ死んでいたのは確かでしょう。それでもいきなり全面的に信じるというのは難しいです。それまでに互いの信頼関係がありませんから」
どうやらニナが此処へ来た状況も、私とあまり変わらないようだ。
そして私がデスゲームと称していた状況を、互いの信頼関係がないときれいに言語化してくれた。
なるほど、確かにその方が正しいなと納得してしまう。
「ただそれでも今日までのところ、此処はそこまで理不尽な場所ではないようです。ですので少しは信頼していいかと、今では思っています」
確かにそうだなと思う。
学習ペースを少し落として、もう少し言語と魔法以外を進めてもいいかもしれない。
ただし……
「学習ペースはもう少し落としてもいいと思うけれど、他にやることがないんだよね。今できる事で楽しそうなことって、あまり思いつかなくて」
「私の趣味的な時間つぶしは調べ物です。次に外出で何処へ行こうかと、地図で見て探したり地図から得た情報を知識魔法で確認したりしています。
もう少し言語に慣れたら、外出して情報紙を買って読みたいです。ネットがないので、飲食店や演劇、ショーの情報、流行っている服、連載小説、友人募集などまで、情報紙によって伝達されているようですから」
私の知らない情報が出てきた。
「情報紙ってのがあるんだ。そういう情報は、どうやって知るの?」
「来週お金が入ったら何処に行こうかと、地図を見てみたんです。そうしたら旧市街の公設市場に近い場所に本屋さんがありました。どんな本が売れているのか知識魔法で調べてみると、本より情報紙が売れていると出てきました。なので情報紙とは何かと知識魔法で調べて……。その繰り返しです」
うーん、やっぱり私と、見ている範囲が違う。
私は学習科目のような、明示的でわかりやすい部分しか見ていないし見えていない。
いや、小説の本があるかどうかは知識魔法で確認した気がする。
値段を聞いて諦めて、それきりだったけれど。
小説は300Cからと出たけれど、情報紙とは、幾らくらいなのだろう。
『一部の専門紙を除いては、10Cです』
これなら確かに購入可能だ。
「情報紙、面白そうだね。明後日の第1曜日に外出した時、買ってみようかな」
「ならその時だけは、一緒に本屋さんに行きませんか。それぞれ違う情報紙を買って読んだら交換すれば、1部の値段で2部買えます」
確かにそれは悪くない。
まだオーフ共通語をすらすら読める訳ではないから、知識魔法による翻訳のお世話になるだろう。
それでも結構楽しそうだ。
あと外出の話で、今日ここへ来た本題を思い出した。
だからこの件も追加しておこう。
「そうだね。それじゃ明後日は一緒に出ようか。それまでには自然科学を8まで進めておくから。そうすれば私も『ペルリア自然観察』の通知が来るかもしれない」
「もし自分の学習ペースを崩すようなら、無理はしないで下さい」
「大丈夫。時間はあるから」
今夜もプリン作り以外は予定はない。
だから自然科学を進めておこう。
今日2コマ、明日2コマ進めれば間に合うから。
内容は自然公園へ行って、散策しながら植物や動物を観察することがメイン。
申し込み締め切りは15日だからあと4日後。実習実施日は20日だ。
元々の私は、自然観察が好きという方ではない。
でも防風林が巨大シダの世界の自然というのは、実際に見て体感してみたい気がする。
それに毎日が勉強の上、食堂に面倒なのが溜まっているという現実から、ちょっとリフレッシュしておきたい。
外出してこの辺の街を散歩したとしても、ひたすら赤煉瓦の景色が続くだけという事は、前回の外出でわかっているし。
ただ問題は、この特別科目への参加資格。
おそらく自然科学Ⅰをある程度履修すれば、参加出来ると思うのだけれど……
「この特別科目は、自然科学を進めれば出るのかな?」
「自然科学Ⅰを8単位時間まで進めて、確認試験を終えたところで通知が来ました。ただ他の単位履修状況も関係しているかもしれません。ちょっとタブレットを私に返してもらえますか」
「わかった」
タブレットをニナに返す。
ニナは幾つか操作をした後、私にタブレットを戻した。
画面を見ると、ニナの履修状況一覧だ。
履修中の科目と現在終了した単位時間数、確認試験の点数が出ている。
「見ていいの、これ?」
「見た方が、条件について考察しやすいと思います」
確かにそうだけれど、自分の成績を公開するようなものだ。
私はこういった事が、ニナのようにあっさりと出来ない。
考えてみると、確かに公開して実害がある訳ではないのだけれど。
「ありがとう。なら私のタブレットを貸して。私の履修状況を出しておくから。数学Ⅰの確認試験2をやった直後に出てきたから、多分その辺が条件だと思うけれど」
そうすれば、私に『独自魔法作成Ⅰ』が出た理由が考察しやすいだろう。
なのでニナからタブレットを受け取り、ささっと操作して、履修状況一覧を出してニナに渡す。
さて、ニナの履修状況はどうなっているのだろう。
言語Ⅰと魔法Ⅰが16コマで、地理歴史と自然科学が8コマ、数学Ⅰが7コマ。体育が4コマ。
合計のコマ数は私より少なめだけれど、ニナの方がバランス良く学習を進めている。
私は魔法Ⅰは24コマ終了したのに、自然科学はやっと4コマ。
言語と魔法に重点を置きすぎたようだ。
さて、これだと『ペルリア自然観察』の受講条件は、やはり自然科学8コマという気がする。
地理歴史もニナの方が履修済みコマ数が多い。
でも自然観察なら、きっと自然科学だけだろう。
バランスを整える為にも、この辺で自然科学を8コマまで進めるのはありだ。
4コマなら、今日明日で進めるのは充分に可能。確認試験があっても問題は無い。
「チアキの魔法と言語の進み方が凄いです。私も相当進めていたつもりだったのですけれど」
ニナの履修状況を見た今となっては、若干の反省事項だ。
「言語と魔法を優先した方がいいと、最初の進め方に書いてあったから。でもこうやって見ると、やり過ぎって気がする」
「あと全部の履修数が凄く多いです。これでは1日中、勉強しているように感じます」
その通り、1日中勉強している。
起きている時間で他に使っているのは、食事の時間と、ニナと話している時間くらい。
あとお風呂の時間とお菓子を作っている時間もあるけれど、本当にその位だ。
理由は簡単。
「他にやることが無いから」
でも多分、それだけではない。
「あとは最初、強迫観念みたいなものがあったんだと思う。この世界で生き残る為に出来る事はやろうって。落ち着いて考えれば、ここはそう酷い場所ではないと感じるのに」
「それくらいの用心は必要でしょう。生殺与奪の権を握られたままなのは確かですから。相手の意図に沿うよう動こうとするのは、当たり前だと思います。
ここから逃走するという選択肢もあります。ですが逃走しても今の状況より良くなるとは私には思えません。なら此処で模範的に振舞うというのは、生存戦略として正しいです」
どうやらニナは此処でどうすればいいか、私が考えた以上にあれこれ考えたようだ。
施設からの逃走も選択肢というのは、そういう事だろう。
「そこまで考えたんだ」
「私は死の間際、事前承諾なくいきなりこの世界に連れてこられました。状況的に、此処へ来なければ死んでいたのは確かでしょう。それでもいきなり全面的に信じるというのは難しいです。それまでに互いの信頼関係がありませんから」
どうやらニナが此処へ来た状況も、私とあまり変わらないようだ。
そして私がデスゲームと称していた状況を、互いの信頼関係がないときれいに言語化してくれた。
なるほど、確かにその方が正しいなと納得してしまう。
「ただそれでも今日までのところ、此処はそこまで理不尽な場所ではないようです。ですので少しは信頼していいかと、今では思っています」
確かにそうだなと思う。
学習ペースを少し落として、もう少し言語と魔法以外を進めてもいいかもしれない。
ただし……
「学習ペースはもう少し落としてもいいと思うけれど、他にやることがないんだよね。今できる事で楽しそうなことって、あまり思いつかなくて」
「私の趣味的な時間つぶしは調べ物です。次に外出で何処へ行こうかと、地図で見て探したり地図から得た情報を知識魔法で確認したりしています。
もう少し言語に慣れたら、外出して情報紙を買って読みたいです。ネットがないので、飲食店や演劇、ショーの情報、流行っている服、連載小説、友人募集などまで、情報紙によって伝達されているようですから」
私の知らない情報が出てきた。
「情報紙ってのがあるんだ。そういう情報は、どうやって知るの?」
「来週お金が入ったら何処に行こうかと、地図を見てみたんです。そうしたら旧市街の公設市場に近い場所に本屋さんがありました。どんな本が売れているのか知識魔法で調べてみると、本より情報紙が売れていると出てきました。なので情報紙とは何かと知識魔法で調べて……。その繰り返しです」
うーん、やっぱり私と、見ている範囲が違う。
私は学習科目のような、明示的でわかりやすい部分しか見ていないし見えていない。
いや、小説の本があるかどうかは知識魔法で確認した気がする。
値段を聞いて諦めて、それきりだったけれど。
小説は300Cからと出たけれど、情報紙とは、幾らくらいなのだろう。
『一部の専門紙を除いては、10Cです』
これなら確かに購入可能だ。
「情報紙、面白そうだね。明後日の第1曜日に外出した時、買ってみようかな」
「ならその時だけは、一緒に本屋さんに行きませんか。それぞれ違う情報紙を買って読んだら交換すれば、1部の値段で2部買えます」
確かにそれは悪くない。
まだオーフ共通語をすらすら読める訳ではないから、知識魔法による翻訳のお世話になるだろう。
それでも結構楽しそうだ。
あと外出の話で、今日ここへ来た本題を思い出した。
だからこの件も追加しておこう。
「そうだね。それじゃ明後日は一緒に出ようか。それまでには自然科学を8まで進めておくから。そうすれば私も『ペルリア自然観察』の通知が来るかもしれない」
「もし自分の学習ペースを崩すようなら、無理はしないで下さい」
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今夜もプリン作り以外は予定はない。
だから自然科学を進めておこう。
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