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第21章 優雅で感傷的な日本行事~冬の章・前編~
105 いつか懐かしい日々
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片付けて風呂に入って一服した後、俺は再び自分の部屋でパソコンに向かう。
テーブル上にはさっき貰ったばかりのマグカップに入った冷たい紅茶。
よくあるマグカップのようにストンと下に落ちている形ではないから水滴も机の上に付きにくい。
それでいて結構容量が大きいし便利だ。
例の最強魔法杖の設計をしていると、扉がノックされる音が聞こえた。
「はいはい」
扉を開けると風遊美さんだった。
「お邪魔してもいいですか」
「どうぞどうぞ」
そう言っても俺の部屋には、ベッドと机しか無い。
風遊美さんはベッドのマットに腰掛ける。
「そのカップ、早速使って頂けているようですね」
「容量が大きいし水滴も落ちにくいし、いいですよ。形や色も綺麗ですしね」
「なら良かったです」
風遊美さんはそう言って、香緒里ちゃんの作ったペンダントを手で持ち上げる。
「これもなかなか気に入りました。形も可愛いし何にでも合いそうだし。おそらく何か魔法効果もついているのでしょうけれど」
「製作者が言わないなら俺も言いませんが、確かに魔法効果はかかっていますよ」
意識して鑑定魔法を使わなくても、俺にはわかる。
付加してある魔法は『幸運』。意思決定の際にほんの少しだけ働いて、本人の意思を望む結果の方へ導いていくというとんでもない代物だ。
だから効能は、言わぬが花。
「何かここ1年、夢のようで。こんなに幸せでいいのかなって時々思います」
「いいんじゃないですか。俺も幼稚園から今まで通じて、ここが一番楽しいですし」
何せ小学校は途中から孤立し、中学校でも孤高を気取っていたしな。
もちろんそれなりの理由もあったのだが、特区なら俺も自然でいられる。
「それでも時々私、思うんです。目が覚めたら全部夢で、私も風遊美じゃなくてテオドーラのままで」
テオドーラ?と聞きそうになって気づく。
多分風遊美さんの昔の名前だろう。
何度も逃げてきたって前に言っていたし、聞かない方がいい。
「大丈夫、あなたは風遊美さんでここ日本の魔法特区にいる。それは間違いない」
「ありがとう。あ、ちょっと待っていて下さい」
風遊美さんは立ち上がり、部屋を出て行く。
持ってきたのは氷とグラスとワインボトルだった。
ワインと言ったらまずいのかもしれない、法律的に。
奈津希さん曰く、清涼飲料水と呼称すべきだろうか。
「どうです。たまにはこんな飲み物もいいでしょう」
俺は時々作業用に使う折りたたみテーブルを出して、風遊美さんの持ってきてくれた一式を置く。
「こういう飲み物を出すと奈津季さんが来そうですけどね」
「奈津季はマタタビを与えたネコ科猛獣のような感じで、アロマの薫りの中ベッドで丸まっています。ジェニーとソフィーはジェニーの部屋であのチーズケーキを食べています。ルイスと詩織は帰りました。あ、香緒里は1人なので呼びますね」
そう言っても特に声を出すわけでもない。
それでも少しの間のあと、扉がノックされる。
「どうぞ」
香緒里ちゃんだ。
どうやって呼んだのだろう。
「種明かしをしましょうか。香緒里なら声を出さなくても、ある程度集中して香緒里のいる方向に呼びかければ聞いてくれますよ」
「意識できるのは前と今の学生会のメンバーくらいです。あとは雑音として自動的に弾いてしまうので」
そういう事が出来るのか、俺は知らなかった。
「そうだ、グラスが一つ足りないですね」
「俺はこのマグでいい」
風遊美さんからもらったマグカップの中の紅茶を飲み干し、テーブルの上に置く。
「これに入れたら瓶の半分以上になっちゃいますね」
「少しでいいですよ。がぶ飲みするものでもないでしょう」
「そうですね」
ほぼグラスと同量になるくらいに例の清涼飲料水を入れる。
「それでは、何もないけど乾杯」
軽く3人でグラスとマグをあわせて。
冷たくて甘い中にちょっと大人の味。
「それでも、こんな楽しい会もあと何回かと思うと寂しいですね」
「そんな事もないでしょう。今期の学生会が終わってもまだ学校にはいるんだし。それに風遊美さんは魔法医志望ですよね。なら最低あと大学4年は特区にいるんでしょ」
「私はそうですけどね。奈津季は卒業したら特区を出るって言っていましたし」
「そうなんですか」
初耳だ。
「1年から2年、外に出てくるって言っていました。最近決心したそうです」
「勿体無いですね。奈津希さんなら魔技大、余裕で推薦で行けるのに」
奈津希さんの攻撃魔法科筆頭というのは戦力だけではない。
学科成績においても4年攻撃魔法科筆頭だ。
「でもその言い方だと、また戻ってくるつもりですよね」
「細かいことは聞いていません。でも前々から考えてはいたようです」
そうなんだ。
そう言われると確かにあと何回、という風遊美さんの気持ちもわかる。
風遊美さん自身来年も受験や卒業研究であまり顔を出せなくなるだろう。
「でも私は風遊美さんが『寂しい』と言ってくれるのは、本当は嬉しい事なんだとも思います」
香緒里ちゃんが俺の予想外の言葉を放った。
何を言う気なんだろう。
わからないまま、俺は耳をそばだてる。
「だってそれだけ今が楽しいって事じゃないですか。私もそうです。日々の授業は結構ハードだけれど、それでも今までの人生の中で今が一番楽しいです。そしてこの楽しかった事実は無くならないんです。何年経とうとも何処へ行こうとも」
俺と風遊美さんは、黙って香緒里ちゃんの話を聞いている。
「そしてその思いを何年経っても共有できる人がいる。それってきっと楽しい事じゃないかと思うんです。私もあと最低5年は特区にいるし、修兄もどうせ院まで行くだろうからそれ位はいます。そしてそのうち奈津希さんも帰ってきます。
そうしたららまた、ここで同じようにパーティして馬鹿騒ぎするんです。懐かしいなとか、全然変わっていないなと思いながら」
その光景は容易に想像できる。
ちょっと大人な感じになった皆と、今と同じ部屋と。
ちっとも成長していない馬鹿騒ぎとちょっとだけ内容が変わった話題と。
「だから寂しいのを悲しいと思う必要は無いんです。これからも形は変わってもずっと楽しいんです」
「ありがとう」
風遊美さんはそう言って軽く頭を下げ、それから軽く自分のグラスを香緒里ちゃんのグラスにあてる。
「由香里姉も修兄もいなくなった1年、ずっと思っていた事なんですけどね。3人でいた楽しい日々は無くならない。そしてこの先もっと楽しい日が待っているって」
「それで楽しい日が待っていたのね」
「ええ、とっても」
何かかなわないな、と思う。
ある意味俺は淡々と流されているだけ。
この学校へ来たのも憧れと見栄と逃げる為の大義名分の産物だし。
俺は自分でも思っているが決して楽しいタイプの人間じゃない。
小学校でも中学校でも孤立していたし、その方が気楽でいいとさえ感じていた。
由香里姉と香緒里ちゃん以外に親しいと言える人が出来たのは特区へ来てからだ。
俺は由香里姉や風遊美さんや奈津季さんや香緒里ちゃんと同じ位、誰かに何かを与えることが出来ているだろうか。
俺が受けたと同じ位与える事が出来ているだろうか。
正直、自信は無い。
けれど。
「修君、折角だから飲みましょう」
「そうです修兄、これ美味しいですよ」
見ると奈津季さんの自称清涼飲料が、既にボトル半分無くなっている。
おい、大丈夫か2人共。
顔色が赤くなり始めているけれど。
これは飲みやすいけれど、OH基が付いた有機物を一割以上含んでいるぞ。
「修君にはいつも世話になっていますからね、どうぞ」
風遊美さんがドボドボと例の清涼飲料水を注いでくれる。
「けれど修兄は鈍感な上にヘタレなのです」
「それは傾向として認められます」
「据え膳食わずに飛び越える癖があるのです」
「私も全くそう思うわ」
あ、何か話題が変な方へと。
2人の感じも大分変わってきているし。
俺は三十六計……
「逃さないです」
香緒里ちゃんに掴まった。
「今日はこのまま3人で寝ましょうか」
「賛成です」
あ、まずい。
久しぶりに俺の危機だ。
いつもの冷静な風遊美さんはOH基のせいでもういない。
そして微妙に猛獣化した香緒里ちゃん。
俺に救いは来ない……
テーブル上にはさっき貰ったばかりのマグカップに入った冷たい紅茶。
よくあるマグカップのようにストンと下に落ちている形ではないから水滴も机の上に付きにくい。
それでいて結構容量が大きいし便利だ。
例の最強魔法杖の設計をしていると、扉がノックされる音が聞こえた。
「はいはい」
扉を開けると風遊美さんだった。
「お邪魔してもいいですか」
「どうぞどうぞ」
そう言っても俺の部屋には、ベッドと机しか無い。
風遊美さんはベッドのマットに腰掛ける。
「そのカップ、早速使って頂けているようですね」
「容量が大きいし水滴も落ちにくいし、いいですよ。形や色も綺麗ですしね」
「なら良かったです」
風遊美さんはそう言って、香緒里ちゃんの作ったペンダントを手で持ち上げる。
「これもなかなか気に入りました。形も可愛いし何にでも合いそうだし。おそらく何か魔法効果もついているのでしょうけれど」
「製作者が言わないなら俺も言いませんが、確かに魔法効果はかかっていますよ」
意識して鑑定魔法を使わなくても、俺にはわかる。
付加してある魔法は『幸運』。意思決定の際にほんの少しだけ働いて、本人の意思を望む結果の方へ導いていくというとんでもない代物だ。
だから効能は、言わぬが花。
「何かここ1年、夢のようで。こんなに幸せでいいのかなって時々思います」
「いいんじゃないですか。俺も幼稚園から今まで通じて、ここが一番楽しいですし」
何せ小学校は途中から孤立し、中学校でも孤高を気取っていたしな。
もちろんそれなりの理由もあったのだが、特区なら俺も自然でいられる。
「それでも時々私、思うんです。目が覚めたら全部夢で、私も風遊美じゃなくてテオドーラのままで」
テオドーラ?と聞きそうになって気づく。
多分風遊美さんの昔の名前だろう。
何度も逃げてきたって前に言っていたし、聞かない方がいい。
「大丈夫、あなたは風遊美さんでここ日本の魔法特区にいる。それは間違いない」
「ありがとう。あ、ちょっと待っていて下さい」
風遊美さんは立ち上がり、部屋を出て行く。
持ってきたのは氷とグラスとワインボトルだった。
ワインと言ったらまずいのかもしれない、法律的に。
奈津希さん曰く、清涼飲料水と呼称すべきだろうか。
「どうです。たまにはこんな飲み物もいいでしょう」
俺は時々作業用に使う折りたたみテーブルを出して、風遊美さんの持ってきてくれた一式を置く。
「こういう飲み物を出すと奈津季さんが来そうですけどね」
「奈津季はマタタビを与えたネコ科猛獣のような感じで、アロマの薫りの中ベッドで丸まっています。ジェニーとソフィーはジェニーの部屋であのチーズケーキを食べています。ルイスと詩織は帰りました。あ、香緒里は1人なので呼びますね」
そう言っても特に声を出すわけでもない。
それでも少しの間のあと、扉がノックされる。
「どうぞ」
香緒里ちゃんだ。
どうやって呼んだのだろう。
「種明かしをしましょうか。香緒里なら声を出さなくても、ある程度集中して香緒里のいる方向に呼びかければ聞いてくれますよ」
「意識できるのは前と今の学生会のメンバーくらいです。あとは雑音として自動的に弾いてしまうので」
そういう事が出来るのか、俺は知らなかった。
「そうだ、グラスが一つ足りないですね」
「俺はこのマグでいい」
風遊美さんからもらったマグカップの中の紅茶を飲み干し、テーブルの上に置く。
「これに入れたら瓶の半分以上になっちゃいますね」
「少しでいいですよ。がぶ飲みするものでもないでしょう」
「そうですね」
ほぼグラスと同量になるくらいに例の清涼飲料水を入れる。
「それでは、何もないけど乾杯」
軽く3人でグラスとマグをあわせて。
冷たくて甘い中にちょっと大人の味。
「それでも、こんな楽しい会もあと何回かと思うと寂しいですね」
「そんな事もないでしょう。今期の学生会が終わってもまだ学校にはいるんだし。それに風遊美さんは魔法医志望ですよね。なら最低あと大学4年は特区にいるんでしょ」
「私はそうですけどね。奈津季は卒業したら特区を出るって言っていましたし」
「そうなんですか」
初耳だ。
「1年から2年、外に出てくるって言っていました。最近決心したそうです」
「勿体無いですね。奈津希さんなら魔技大、余裕で推薦で行けるのに」
奈津希さんの攻撃魔法科筆頭というのは戦力だけではない。
学科成績においても4年攻撃魔法科筆頭だ。
「でもその言い方だと、また戻ってくるつもりですよね」
「細かいことは聞いていません。でも前々から考えてはいたようです」
そうなんだ。
そう言われると確かにあと何回、という風遊美さんの気持ちもわかる。
風遊美さん自身来年も受験や卒業研究であまり顔を出せなくなるだろう。
「でも私は風遊美さんが『寂しい』と言ってくれるのは、本当は嬉しい事なんだとも思います」
香緒里ちゃんが俺の予想外の言葉を放った。
何を言う気なんだろう。
わからないまま、俺は耳をそばだてる。
「だってそれだけ今が楽しいって事じゃないですか。私もそうです。日々の授業は結構ハードだけれど、それでも今までの人生の中で今が一番楽しいです。そしてこの楽しかった事実は無くならないんです。何年経とうとも何処へ行こうとも」
俺と風遊美さんは、黙って香緒里ちゃんの話を聞いている。
「そしてその思いを何年経っても共有できる人がいる。それってきっと楽しい事じゃないかと思うんです。私もあと最低5年は特区にいるし、修兄もどうせ院まで行くだろうからそれ位はいます。そしてそのうち奈津希さんも帰ってきます。
そうしたららまた、ここで同じようにパーティして馬鹿騒ぎするんです。懐かしいなとか、全然変わっていないなと思いながら」
その光景は容易に想像できる。
ちょっと大人な感じになった皆と、今と同じ部屋と。
ちっとも成長していない馬鹿騒ぎとちょっとだけ内容が変わった話題と。
「だから寂しいのを悲しいと思う必要は無いんです。これからも形は変わってもずっと楽しいんです」
「ありがとう」
風遊美さんはそう言って軽く頭を下げ、それから軽く自分のグラスを香緒里ちゃんのグラスにあてる。
「由香里姉も修兄もいなくなった1年、ずっと思っていた事なんですけどね。3人でいた楽しい日々は無くならない。そしてこの先もっと楽しい日が待っているって」
「それで楽しい日が待っていたのね」
「ええ、とっても」
何かかなわないな、と思う。
ある意味俺は淡々と流されているだけ。
この学校へ来たのも憧れと見栄と逃げる為の大義名分の産物だし。
俺は自分でも思っているが決して楽しいタイプの人間じゃない。
小学校でも中学校でも孤立していたし、その方が気楽でいいとさえ感じていた。
由香里姉と香緒里ちゃん以外に親しいと言える人が出来たのは特区へ来てからだ。
俺は由香里姉や風遊美さんや奈津季さんや香緒里ちゃんと同じ位、誰かに何かを与えることが出来ているだろうか。
俺が受けたと同じ位与える事が出来ているだろうか。
正直、自信は無い。
けれど。
「修君、折角だから飲みましょう」
「そうです修兄、これ美味しいですよ」
見ると奈津季さんの自称清涼飲料が、既にボトル半分無くなっている。
おい、大丈夫か2人共。
顔色が赤くなり始めているけれど。
これは飲みやすいけれど、OH基が付いた有機物を一割以上含んでいるぞ。
「修君にはいつも世話になっていますからね、どうぞ」
風遊美さんがドボドボと例の清涼飲料水を注いでくれる。
「けれど修兄は鈍感な上にヘタレなのです」
「それは傾向として認められます」
「据え膳食わずに飛び越える癖があるのです」
「私も全くそう思うわ」
あ、何か話題が変な方へと。
2人の感じも大分変わってきているし。
俺は三十六計……
「逃さないです」
香緒里ちゃんに掴まった。
「今日はこのまま3人で寝ましょうか」
「賛成です」
あ、まずい。
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そして微妙に猛獣化した香緒里ちゃん。
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