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第7章 イベントが多すぎる
第47話 同居人1名追加
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非常に気が重い中3人で俺の家へと向かう。
説明はヴィットリオさんがしてくれるとは言われている。しかしいきなりナディアさんを連れて行って今日からよろしくなんてやる訳だ。まだ魔法武闘会に参加した件すら言っていないのに。
皆さんいったいどんな反応するのだろうか。
俺の家は元は貴族地区だった場所が新興住宅街になった地区。だからかお役所からは結構近い。
うまい言い訳の一つも考え付かないまま、家の前へと到着する。仕方ない。覚悟を決めよう。
「こちらです。今は皆、事務所のほうにいると思いますから」
家の玄関では無く事務所の方の玄関扉の呼び鈴を鳴らし、返事の前に開ける。
「ただいま」
「あれ、アシュか。どうしたんだ」
ミランダが呼び鈴で出ようとこちらに向かっている途中だった。
「お客さん。ちょっと話したいことがあるけれど全員いるか」
ミランダがいるなら多分全員いるだろう。しかしミランダ、何故この時間に。
事務所の時計を見て理解する。午後3時のおやつの時間にあわせて戻っていたか。サラはなかなか美味しいおやつを作ってくれるから。
「ああ、今なら全員いる。応接セットの方でいいか」
「頼む」
俺はナディアさんとヴィットリオさんを連れて応接セットへ。
「いま家の者が来ますのでおかけになって下さい」
いつもはお客様が座る方へ、ナディアさんを中心にして座る。
割とすぐ皆さんやってきた。テディ、ミランダ、フィオナ。ちょい遅れてサラがお盆を持って現れ、お茶と本日のおやつだったらしいクリームパンを全員の前へと配って末席に座る。
「さて、今までちょっと隠していた事と、あと今日からお願いしたい事があって皆に集まって貰った。こちらは国王陛下秘書官のヴィットリオさん。こちらは近衛魔法騎士団のナディアさん」
「どうも初めまして」
まずはヴィットリオさんとナディアさんが頭を下げる。
「それではまず、皆様に内緒でアシュノールさんにお願いしていた事をここでお詫びいたします……」
ヴィットリオさんはそんな台詞からはじめ、
〇 陛下が俺に強力な魔法を身につけさせた事
〇 更に魔法武闘会に参加し優勝するよう命じた事
〇 魔法武闘会で俺は1回戦を突破した事。
〇 そのせいでナディアさんが騎士団に居づらくなった事
〇 ナディアさんを預かるよう頼んだ事
までを流れるように説明する。
「そのような訳で、こちらでナディアを預かっていただく事と、引き続きアシュノールさんに魔法武闘会に出て頂く事をお願いしに参りました。
陛下の勝手な決定でこの様な事になってしまい大変申し訳ありません。ですが勝手ながらどうか皆様のご厚情賜りますようお願い申し上げたく、こうして参りましたところであります」
「うーん、でもそれは……」
意見を言いかけたフィオナをテディが目線と手振りで制する。そしてテディとミランダが何か目配せ。何か2人には通じているのだろうけれど、俺と多分フィオナにはわからない。
なおサラは一歩さがって俺達の意見にゆだねようとしている様子だ。
「わざわざこちらまで説明に来ていただいて大変恐縮です」
テディが返答をするようだ。
「丁寧な説明本当にありがとうございます。こちらもナディアさんに来ていただければ安心できましょう。陛下にお心遣い感謝致しますとどうぞお伝えください。
またアシュノールの魔法武闘会参加の件に関しても了解いたしました。元々私どもの意見でアシュノールを縛るつもりはございません。こちらでも応援させていただきますので引き続きよろしくお願いいたします」
あ、何か俺のわからない意味が台詞の中に込められているな。そしてそれはミランダ、ヴィットリオさん、ナディアさんの3人にも通じているようだ。
「寛大なご返事に恐れ入ります。いきなりで急ではありますが、本日からよろしくお願いいたします」
ナディアさんがそう言って頭を下げる。
どうも俺達は今、俺の理解できない様式美の世界にいるようだ。だから俺は全てをテディ達に任せ、ひたすら場にあわせる事に徹する。
◇◇◇
ヴィットリオさんが帰るのを見送った後。
「それじゃ種明かししておこうか。フィオナもこのままじゃなんだろうしさ」
「ですわね」
テディも頷く。
「食堂でおやつを食べながらゆっくり話をしましょう。事務所は外出中の札を下げておけばいいですわ」
そんな訳で俺達は食堂へと移動。
テーブルを囲んでおやつを出して、そしてテディが立ち上がる。
「最初に。ナディアさん、本当に色々ご迷惑をお掛け致します。大変申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いいたします。せめてこの家では自宅と思ってゆったりお過ごしください」
「どういう事かな?」
「ナディアさんの本当の任務はアシュと私達の護衛だよ。おそらくは陛下の命令で」
疑問形のフィオナにミランダが説明する。
「えっ」
俺もフィオナと同意見だ。どういう事だ?
「ロッサーナ殿下からの依頼とはいえ体制に反する本を出したり、アシュが魔法武闘会に出たりしていますよね。ですから私達を邪魔と思う方々が出てきても不思議ではありません。今はまだ本の方で表立った活動はありませんし、武闘会に参戦しているのがアシュとも知られてはいないようです。でもそのうち危険な状況になる可能性も少なからずある。陛下はそうお考えになったのでしょう」
「ついでに言えば今後もロッサーナ殿下や陛下から依頼は続くんだろうな。その辺も見越しての措置となんだろ、きっと」
テディとミランダの説明で俺も徐々に状況がわかってきた。
「でも私が騎士団に居にくくなったのは本当です。それに元々騎士団でも私は色々な意味で別枠扱いでしたから。一代貴族というのも色々疲れる立場でしたし。
そんな訳で大変ご迷惑をお掛け致しますが当分の間よろしくお願いいたします」
「こちらこそ」
なるほど。
「よく気付いたよね、テディもミランダも」
俺もフィオナと同意見だ。
「その辺はまあ、そういう風に育てられましたから。
さて、そんな訳でナディアさん、歓迎いたしますわ。部屋は後でご案内いたしますから。これからはここが自分の家のつもりで気を遣わずにお願いしますね」
「少なくとも食事とおやつは多分、悪くないと思うしさ。このクリームパンも多分ラツィオにも無い味だし」
ミランダがそう言ってクリームパンを一つ手に取って口に運ぶ。
「見た事がないパンですね」
「ここにいるサラのオリジナルだ。私は美味しいと思うけれどさ。甘い物が嫌いでないなら是非」
「いただきます」
ナディアさん、クリームパンを一口齧る。
「食べたこと無い味です。でも美味しい」
「だろ」
「元々はアシュノールさんに教えていただいたものですから」
「でもこれ、本当に美味しいですね」
気に入って貰えたようだ。
「あ、それと私の相棒を紹介させていただいて宜しいでしょうか。召喚獣扱いなのですが、この美味しいものを味わわせてやりたくて」
召喚獣? まさか……
「どうぞどうぞ。ナディアさんの相棒でしたらここの家族みたいなものですから」
「なら失礼いたします」
すっとナディアさんの両脇に子犬位の大きさの龍が2体現れる。どちらも大きさこそ違うが見覚えがある姿だ。
「青い子がニアで、白い子がマイアです。2人とも皆さんにご挨拶なさい」
小さい龍がぱたぱた飛びながら、こちらに向けて頭を下げる。
「可愛いな。でも龍ってことは相当格が上で神獣扱いなんじゃ」
「この子達は私と一緒に育った姉妹みたいな存在です。はいこれ、美味しいですよ」
2体が半分を更に半分にしたクリームパンを食べる。
気に入ったようだ。もっと寄越せという感じに目線や首振りでナディアさんに訴えている。
「これってあの、試合で召喚した2体ですよね」
あの時はこの家全体くらいの大きさだったけれど。
「ええ。この子達は自由に大きさを変えられますから」
「可愛いですわ。ちょっと抱いてみてもいいでしょうか」
「どうぞ、ニア、テディさんのところへ」
青い龍がぱたぱたテディの処へ飛んで行って、膝の上に着地し頭を擦りつけるような仕草をする。
「可愛いですわ、本当に。クリームパンをあげていいでしょうか」
「ええ。でも本当は2体とも食事は必要ではないので、半分程度で」
あ、白い龍もテディの処へ飛んで行った。ちょうだいちょうだいというように頭をすりつける。
確かにこれは可愛いかもしれない。俺はあの大きな状態を知っているけれど、そうでなければ。
「僕もいいかな」
「勿論です」
こうしてナディアさんと龍2体が俺の家にやってきたのだった。
説明はヴィットリオさんがしてくれるとは言われている。しかしいきなりナディアさんを連れて行って今日からよろしくなんてやる訳だ。まだ魔法武闘会に参加した件すら言っていないのに。
皆さんいったいどんな反応するのだろうか。
俺の家は元は貴族地区だった場所が新興住宅街になった地区。だからかお役所からは結構近い。
うまい言い訳の一つも考え付かないまま、家の前へと到着する。仕方ない。覚悟を決めよう。
「こちらです。今は皆、事務所のほうにいると思いますから」
家の玄関では無く事務所の方の玄関扉の呼び鈴を鳴らし、返事の前に開ける。
「ただいま」
「あれ、アシュか。どうしたんだ」
ミランダが呼び鈴で出ようとこちらに向かっている途中だった。
「お客さん。ちょっと話したいことがあるけれど全員いるか」
ミランダがいるなら多分全員いるだろう。しかしミランダ、何故この時間に。
事務所の時計を見て理解する。午後3時のおやつの時間にあわせて戻っていたか。サラはなかなか美味しいおやつを作ってくれるから。
「ああ、今なら全員いる。応接セットの方でいいか」
「頼む」
俺はナディアさんとヴィットリオさんを連れて応接セットへ。
「いま家の者が来ますのでおかけになって下さい」
いつもはお客様が座る方へ、ナディアさんを中心にして座る。
割とすぐ皆さんやってきた。テディ、ミランダ、フィオナ。ちょい遅れてサラがお盆を持って現れ、お茶と本日のおやつだったらしいクリームパンを全員の前へと配って末席に座る。
「さて、今までちょっと隠していた事と、あと今日からお願いしたい事があって皆に集まって貰った。こちらは国王陛下秘書官のヴィットリオさん。こちらは近衛魔法騎士団のナディアさん」
「どうも初めまして」
まずはヴィットリオさんとナディアさんが頭を下げる。
「それではまず、皆様に内緒でアシュノールさんにお願いしていた事をここでお詫びいたします……」
ヴィットリオさんはそんな台詞からはじめ、
〇 陛下が俺に強力な魔法を身につけさせた事
〇 更に魔法武闘会に参加し優勝するよう命じた事
〇 魔法武闘会で俺は1回戦を突破した事。
〇 そのせいでナディアさんが騎士団に居づらくなった事
〇 ナディアさんを預かるよう頼んだ事
までを流れるように説明する。
「そのような訳で、こちらでナディアを預かっていただく事と、引き続きアシュノールさんに魔法武闘会に出て頂く事をお願いしに参りました。
陛下の勝手な決定でこの様な事になってしまい大変申し訳ありません。ですが勝手ながらどうか皆様のご厚情賜りますようお願い申し上げたく、こうして参りましたところであります」
「うーん、でもそれは……」
意見を言いかけたフィオナをテディが目線と手振りで制する。そしてテディとミランダが何か目配せ。何か2人には通じているのだろうけれど、俺と多分フィオナにはわからない。
なおサラは一歩さがって俺達の意見にゆだねようとしている様子だ。
「わざわざこちらまで説明に来ていただいて大変恐縮です」
テディが返答をするようだ。
「丁寧な説明本当にありがとうございます。こちらもナディアさんに来ていただければ安心できましょう。陛下にお心遣い感謝致しますとどうぞお伝えください。
またアシュノールの魔法武闘会参加の件に関しても了解いたしました。元々私どもの意見でアシュノールを縛るつもりはございません。こちらでも応援させていただきますので引き続きよろしくお願いいたします」
あ、何か俺のわからない意味が台詞の中に込められているな。そしてそれはミランダ、ヴィットリオさん、ナディアさんの3人にも通じているようだ。
「寛大なご返事に恐れ入ります。いきなりで急ではありますが、本日からよろしくお願いいたします」
ナディアさんがそう言って頭を下げる。
どうも俺達は今、俺の理解できない様式美の世界にいるようだ。だから俺は全てをテディ達に任せ、ひたすら場にあわせる事に徹する。
◇◇◇
ヴィットリオさんが帰るのを見送った後。
「それじゃ種明かししておこうか。フィオナもこのままじゃなんだろうしさ」
「ですわね」
テディも頷く。
「食堂でおやつを食べながらゆっくり話をしましょう。事務所は外出中の札を下げておけばいいですわ」
そんな訳で俺達は食堂へと移動。
テーブルを囲んでおやつを出して、そしてテディが立ち上がる。
「最初に。ナディアさん、本当に色々ご迷惑をお掛け致します。大変申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いいたします。せめてこの家では自宅と思ってゆったりお過ごしください」
「どういう事かな?」
「ナディアさんの本当の任務はアシュと私達の護衛だよ。おそらくは陛下の命令で」
疑問形のフィオナにミランダが説明する。
「えっ」
俺もフィオナと同意見だ。どういう事だ?
「ロッサーナ殿下からの依頼とはいえ体制に反する本を出したり、アシュが魔法武闘会に出たりしていますよね。ですから私達を邪魔と思う方々が出てきても不思議ではありません。今はまだ本の方で表立った活動はありませんし、武闘会に参戦しているのがアシュとも知られてはいないようです。でもそのうち危険な状況になる可能性も少なからずある。陛下はそうお考えになったのでしょう」
「ついでに言えば今後もロッサーナ殿下や陛下から依頼は続くんだろうな。その辺も見越しての措置となんだろ、きっと」
テディとミランダの説明で俺も徐々に状況がわかってきた。
「でも私が騎士団に居にくくなったのは本当です。それに元々騎士団でも私は色々な意味で別枠扱いでしたから。一代貴族というのも色々疲れる立場でしたし。
そんな訳で大変ご迷惑をお掛け致しますが当分の間よろしくお願いいたします」
「こちらこそ」
なるほど。
「よく気付いたよね、テディもミランダも」
俺もフィオナと同意見だ。
「その辺はまあ、そういう風に育てられましたから。
さて、そんな訳でナディアさん、歓迎いたしますわ。部屋は後でご案内いたしますから。これからはここが自分の家のつもりで気を遣わずにお願いしますね」
「少なくとも食事とおやつは多分、悪くないと思うしさ。このクリームパンも多分ラツィオにも無い味だし」
ミランダがそう言ってクリームパンを一つ手に取って口に運ぶ。
「見た事がないパンですね」
「ここにいるサラのオリジナルだ。私は美味しいと思うけれどさ。甘い物が嫌いでないなら是非」
「いただきます」
ナディアさん、クリームパンを一口齧る。
「食べたこと無い味です。でも美味しい」
「だろ」
「元々はアシュノールさんに教えていただいたものですから」
「でもこれ、本当に美味しいですね」
気に入って貰えたようだ。
「あ、それと私の相棒を紹介させていただいて宜しいでしょうか。召喚獣扱いなのですが、この美味しいものを味わわせてやりたくて」
召喚獣? まさか……
「どうぞどうぞ。ナディアさんの相棒でしたらここの家族みたいなものですから」
「なら失礼いたします」
すっとナディアさんの両脇に子犬位の大きさの龍が2体現れる。どちらも大きさこそ違うが見覚えがある姿だ。
「青い子がニアで、白い子がマイアです。2人とも皆さんにご挨拶なさい」
小さい龍がぱたぱた飛びながら、こちらに向けて頭を下げる。
「可愛いな。でも龍ってことは相当格が上で神獣扱いなんじゃ」
「この子達は私と一緒に育った姉妹みたいな存在です。はいこれ、美味しいですよ」
2体が半分を更に半分にしたクリームパンを食べる。
気に入ったようだ。もっと寄越せという感じに目線や首振りでナディアさんに訴えている。
「これってあの、試合で召喚した2体ですよね」
あの時はこの家全体くらいの大きさだったけれど。
「ええ。この子達は自由に大きさを変えられますから」
「可愛いですわ。ちょっと抱いてみてもいいでしょうか」
「どうぞ、ニア、テディさんのところへ」
青い龍がぱたぱたテディの処へ飛んで行って、膝の上に着地し頭を擦りつけるような仕草をする。
「可愛いですわ、本当に。クリームパンをあげていいでしょうか」
「ええ。でも本当は2体とも食事は必要ではないので、半分程度で」
あ、白い龍もテディの処へ飛んで行った。ちょうだいちょうだいというように頭をすりつける。
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こうしてナディアさんと龍2体が俺の家にやってきたのだった。
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