私異世界で成り上がる!! ~家出娘が異世界で極貧生活しながら虎視眈々と頂点を目指す~

春風一

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第7部 才能と現実の壁

4-2学校の先生って一度やってみたかったんだよね

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 時間は、午後一時。空は爽やかに晴れ渡り、風も心地よく、まさに、絶好の飛行日和だった。でも、今日は、ずっと地上にいる。なぜなら『シルフィード協会』から依頼された、大事な仕事に来ているからだ。

 私は今〈北地区〉にある〈北第一小学校〉に来ていた。校舎は、とても年季の入った、レトロな建物だ。他の近代的な小学校に比べると、設備も古く、こじんまりとしている。

 ここは〈グリュンノア〉で、一番、最初に作られた学校だ。そのため、創立、百年以上の、とても長い歴史がある。校舎は『特別歴史遺産』にも指定されており、今では珍しい、レンガ造りの、古い建築様式だった。

 建物は、あまり大きくないけど、校庭の広さでは、この町の学校の中で一番だ。敷地の周囲は、地平線が見えるほど、広大な畑や牧場があり、とても開放感がある。普通の学校と言うより、自然学園みたいな感じだ。

〈北地区〉は、土地の広さの割りには、人口が少ない。また、子供が少ないので、生徒数も少なかった。なんか、過疎化した、地方の学校のような雰囲気だ。実際〈北地区〉は、人口の多くが高齢者で、居住者も、年々減少しているらしい。

〈グリュンノア〉は、かなり都会だけど、ちょっと中心部から離れると、まるで、別の町ようになっている。地区間の格差は、しばしば、問題になっているようだけど。一つの町で、全く別の景色が見られるのが、この都市の面白いところだ。

 今日、私がここに来たのは『交通安全講習』を行うため。子供たちに、正しい交通ルールを教え、事故防止を図るのが目的だ。

 本来は、行政府の仕事なんだけど。元々シルフィードは『治安維持局』に所属する、国家公務員だった。そのなごりで、今でも、シルフィードが受け持っている。

 それに、シルフィードは人気職なので、お役所の人がやるよりも、子供たちの受けがいい。あと、シルフィード業界の、イメージアップ戦略も兼ねている。

 子供のころから、シルフィードを知ってもらい、将来的に、お客様になってもらう。もしくは、未来の優秀な人材の発掘。なんてことも、狙っているらしい。ようするに、広報の仕事みたいな感じだね。

 ちなみに、私は『交通安全講習』の、講師として参加するのは、二回目だ。以前、査問会のペナルティで、ボランティアをやることになった。その際、こことは、別の小学校に、講習に行ったことがある。

 でも、その時は、まだ見習いだったので、アシスタントとして、付き添っただけ。しかし、今回は、正式な講師として参加している。今日は、私の他に、二名の講師が一緒だ。ただ、二人とも、全く気乗りしない様子だった。

 職員室に行って、教頭先生とお話ししたあと。私たちは、長い廊下を歩いて、外に向かっていた。

「はぁ……。なんで、私がこんなことを」
「超めんどう。子供は、凄く苦手――」
「まぁまぁ、ナギサちゃんも、フィニーちゃんも、楽しくやろうよ!」
 
 滅茶苦茶、テンションの低い二人とは対照的に、私はワクワクしていた。元々子供は、大好きだし。何か知らないけど、小さい子には、割と受けがいい。

 それに、子供たちは、とても素直でアグレッシブだ。一緒にいるだけで、元気や勇気を、分けてもらえる。あと、童心に戻って、思いっきり体を動かすのも、なかなか楽しいんだよね。

 なお、今回の話は、ツバサさん経由だった。シルフィード協会のほうで、講師を探していたらしく『実績になるから行って来たら? こういうところで、ポイント稼いでおくと、後々いいことあるよ』と、勧められたのだ。

 私は、子供が大好きだし。協会には、悪いイメージを、持たれていそうだったので、いいチャンスだと思った。そんな訳で、ナギサちゃんたちを誘って、参加することにしたのだ。

「子供たちはいいよー。とても元気で、可愛いし。一緒に遊ぶのも、楽しいもん」
「それは、風歌の精神年齢が低いから、目線が合うだけでしょ」 
「んがっ?! ちょっ、それはひど過ぎない……?」

「風歌の思考は、子供なみに単純」
「って、フィニーちゃんまで?!」

 まぁ、いつものことだけど、最初は、こんな感じだ。でも、今日は、いつにもまして、二人が乗り気じゃない。そんなに、子供が苦手なんだろうか?

 はぁ、こんな、やる気のない状態で、大丈夫なのかなぁ――? 相手は、小学生なんだから。しっかり、大人として振る舞って、上手くやってくれれば、いいんだけど……。


 ******


 とても広い校庭には、五十人ほどの生徒が集まっていた。ここに集まっているのが、この学校の全生徒らしい。六学年ある訳だから、一学年で十人弱。やっぱり、生徒数が少ないよね。大きな学校なら、一クラスで、五十人いる所もあるし。

 でも、その代わりに、みんな滅茶苦茶、元気だった。明るい笑顔を浮かべ、とても、活発な子ばかりだった。以前、行った〈南地区〉の小学校の、大人しい子供たちとは、まるで違う。やはり、住む環境で、人は変わるんだね。

「はい、皆さん静かに! シルフィードのお姉さんたちが、お忙しいところを、来てくださいました。今日は、お姉さんたちが『交通安全講習』を、してくださいます」

「シルフィードは、観光案内の専門家であると共に、空を飛ぶ、プロでもあります。今日は、お姉さんたちの言うことを、しっかり聴いて、よく学ぶように。それでは、みんな、あいさつを」

 担当の先生が声を掛けると、子供たちは、一斉に立ち上がる。

 すると、元気一杯の声で、
「シルフィードのお姉さんたち、今日は、よろしくお願いします!!」
 とても、可愛らしい挨拶をしてくれた。

「こちらこそ、よろしくお願いします。楽しく学びましょうね!」
 私は、笑顔で答える。

「よろしくお願いします。皆で、正しいルールを学びましょう」 
「……よろしく」
 
 ナギサちゃんは、少し硬い表情で。フィニーちゃんは、ナギサちゃんに肘で突かれ、渋々挨拶する。

 挨拶が終わると、子供たちは、三つのグループに分かれた。それぞれのグループごとに、だいぶ反応が違う。

 ナギサちゃんのグループは、さっそく女子たちが、彼女を取り囲んでいる。『超美人!』『彼氏はいるの?』『おすすめの化粧品は?』と、質問攻めにされていた。やっぱ、美人だから目立つよね。

 フィニーちゃんのところは『小学生?』『何歳なの?』と、微妙な質問が飛び交っている。でも、フィニーちゃんは、特に気にした様子もなく、淡々と講義を進めていく。どんな時でも、とことんマイペースだ。

 私のグループは、みんな目を輝かせていた。『ねぇ、まだぁ?』『早くやろうよぉ』と、ソワソワした子が多い。一年や二年の、低学年の子がメインなので、元気があり余っている様子だ。

 まず最初に、空中モニターを表示して、座学から始める。基本的な交通ルールの学習だ。歩道の歩き方、横断歩道の渡り方、補助路線の使い方など。

 ちなみに、補助路線とは『セーフ・ドルフィン』と言われる、浮遊型のドルフィン専用の道路だ。歩道と道路の、中間地点に位置する。

 セーフ・ドルフィンは、数センチだけ浮遊する、小型で軽量の機体だ。空を飛ぶことはできないし、スピードもあまり出ない。ただし、六歳になれば、ライセンスが取得できる。向こうの世界の、自転車のような存在だね。

「じゃあ、横断歩道を渡る時は、どうすればいいのかな?」 
 一通り、講義映像が終わると、私は子供たちに質問する。

「中央線の左をあるくー!」 
「左右と上を見てからわたる!」
「左手を上げてからー!」
「わたります、って言ってから!」

「はい、みんな正解! じゃ、実際にやってみようか」
「はーい!!」

 なお、この世界では、横断歩道の中央にラインが引いてあり、左半分を渡るルールになっている。あと、空を飛ぶ機体もあるので、左右の他に、上の確認も、行うことになっていた。

 私は、マギコンを操作すると、交通シミュレーション用のアプリを起動する。設定をいじると、空中に、標識モニターと、信号モニター。さらに、地面には、横断歩道が表示された。

 この町は、標識の類は、全て空中モニターで、管理されている。横断歩道や路面標示も、全てモニター表示なので、設置工事やメンテをする必要がない。美観を考えての措置だけど、どこでも出せるので、凄く便利だよね。

「じゃ、みんな並んでねぇー。今、信号は赤。はい、青になりました。どうするのかなぁー?」 

 子供たちは、横断歩道の前で立ち止まると、左右と上を確認する。そのあと、左手を挙げると『わたりまーす!』と、元気に声をあげながら、左側を歩いて行った。

 みんな元気だし、真剣にやってくれている。ちょっと、落ち着きのない子もいるけど、素直で呑み込みが早い。今のところ、何も問題はなさそうだ。

「はい、みんな、よく出来たねぇー。凄い凄い! じゃあ、お待ちかねの、セーフ・ドルフィンの実習をやるよー」

「わーい!」
「やったー、ドルフィンだー!」
「早くのりたーい!」

 今日のメインイベントは、セーフ・ドルフィンの実習だ。特に、低学年の場合は、初めての子も多い。ちなみに、セーフ・ドルフィンのライセンスは、規定時間の『交通安全講習』を受ければ、誰でも貰うことが出来る。

 講習で、特に問題がなければ、講師の裁量で、ライセンスを発行することが可能。もちろん、私にも、その権限があるので、責任重大だ。事故に遭わないためにも、安全運転を、しっかり教えてあげないとね。

 念のため、全員、ヘルメットとグローブを、装着してもらう。準備が終わると、私が見本で、エンジンを起動した。

 エア・ドルフィンとは違い、構造は、いたってシンプルだ。計器類は、グリーン・ゲージが、一本だけ。ゲージが満タンになると、スターター・ボタンを、押せるようになっている。

 私は、ハンドルを握ると、サッとゲージを上げ、エンジンを起動した。すぐに、低いエンジン音が、鳴り響く。

 すると『おぉー!』とか『超速い!』などの、歓声が上がる。まぁ、毎日、色んな機体に乗ってるし。セーフ・ドルフィンは、少ない魔力で動くから、起動が簡単なんだよね。

 見本のあとは、全員、エンジン起動の練習をする。若干、苦戦した子もいたけど。魔力制御の、コツを教えてあげたら、あっさり出来るようになった。
 
 その後は、交代でセーフ・ドルフィンに乗って、簡単なコースを走ってみる。自転車と違って、バランスをとる必要もないので、みんな、普通に乗れていた。問題は、加速と停止ぐらいだ。

 一時間近く、みっちりと実習を行い、全員、難なく乗れるようになった。標識や信号での対応も、万全だ。

 乗るのが初めてでも、子供だから、覚えが早い。それに、普段から見ているから、割と簡単に、順応できちゃうんだよね。見るもの全てが、初めてだった、私の時とは大違いだ。

 一通りの講義が、終了したあと。まだ、持っていなかった子たちに、マギコンを使い、ライセンスを順番に発行して行く。みんな、飛び上って、大喜びしていた。

 分かるなぁー、その気持ち。私も、初めてライセンスをもらった時、滅茶苦茶、喜んでたもんね。嬉し過ぎて、暇さえあれば、ライセンスを眺めていた記憶がある。

 隣を見ると、二人のグループも、問題なく終わったようだ。ナギサちゃんは、相変わらず、理路整然として、完ぺきな講義だったし。フィニーちゃんは、最低限のシンプルな説明だったけど、むしろ、子供には好評だったようだ。

 ナギサちゃんは、徹底した理論で。フィニーちゃんは、経験と感覚で。真逆だけど、それぞれの持ち味が、よく出ていたと思う。私の教え方は、二人の中間ぐらいで、楽しく学ぶことを重視かな。

 最後に、全員そろって、元気に挨拶する。こうして、交通安全講習は、無事に終了した。

 終了後の余った時間は、交流の時間だ。質問に答えたり、雑談したりして、子供たちと親交を深める。一人でも多くの人に、シルフィードの仕事を知ってもらう。これも、今回の講習の、目的の一つだ。

 ナギサちゃんのグループは、お洒落の話とか、恋愛相談だったりとか。シルフィードとは、あまり、関係ない話をしている。やはり、高学年グループだけあって、おませさんが多いようだ。

 フィニーちゃんのところは、お菓子やゲームの話などをしている。中には『師匠』と呼んでいる子もおり、すっかり懐かれていた。食べ物や遊びに関する知識は、物凄く豊富なので、子供たちに、尊敬されているようだ。

 私のグループは、主に仕事の質問が多かった。女の子からは、シルフィードについて。男の子からは、空の仕事や機体について。ちゃんと将来を考えていて、意外と真面目な子が多い。

「つまり、どの空の仕事も同じで、お客様に喜んでもらうことが、最も大事なの。それに、毎日、空を飛ぶのは、凄く気持ちいいよ。空から地上を見ると、同じ町でも、別の世界みたいに見えるから」

「うわー、すっごく楽しそう!」
「私も将来、空の仕事やりたーい!」
「僕もー!」
「私もー!」

 みんな、キラキラした、希望にあふれる瞳で答える。

 その時、ふと思い出した。自分が小学校のころの、将来の夢。そう言えば、スチュワーデスか、バスガイドになりたいって、言ってたんだった。そう考えて見ると、子供のころの夢に、限りなく近い仕事に就けた、ってことだよね。 

「空の仕事に就きたいなら、まずは、安全運転を身につけないとね」
「はーい!!」

 きっと、この中からも、夢を果たす子たちが、出てくるのだろう。いつか、肩を並べて仕事ができる日が来たら、最高に嬉しいなぁ……。


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次回――
『故郷の味がたまに無性に恋しくなる』

 人は異郷に生まれてくる。 生きることは故郷を求めることだ
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