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戦場
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アルフとジルヌールが最前線に到着すると、戦況は膠着状態になっていた。
最後に勇者が放った魔法で、魔族側にも結構な被害が出ていた為だ。
そのタイミングで、勇者と共にいた聖女に回復魔法の詠唱を教えようとしたアルフ。
その時、魔族の攻撃が再開されピンチに陥る。
以前、アベルに出会ったイザベッラもこの戦場にいた。今回の戦闘の指揮を取っているのがイザベッラだったのだ。
「勇者がいると聞いたのに、全然出て来やしないじゃないか、怖くなって逃げ出したのかい。お前達、構わないから魔法をドンドン撃ちな!!」
轟々と鳴り響く魔法の炸裂音、剣と金属の様に硬い皮膚がぶつかり合う音、兵士と魔物の怒鳴り声。
その騒がしい中にあって、イザベッラの耳にある詠唱の言葉が飛び込んで来た。
『meteor』
その詠唱の意味を理解した瞬間。イザベッラは、人間どもは全員死を覚悟して無茶苦茶な作戦に出て来たのだと思った。
その魔法は、天高くから幾つもの巨大な隕石を飛来させ、大気の摩擦で真っ赤に燃え上がりながら大地に衝突、真下にいた者は押し潰され、周囲にいる者もその破片と衝撃で甚大な被害を巻き起こすと言うもの。
正直、この戦闘範囲にいる魔物や人間は全て死んでしまう威力のものだ。
イザベッラも自身の生命力には自信があったが、その巨大殲滅級魔法には死を覚悟した。
が、いつまで経っても天を震わす轟音が響いて来ない。不思議に思って空を見るが、皮肉にも清々しい程の青空が広がっていた。
そして気付く、戦場が異常なまでに静かな事に。
先程まで、お互いの魔法が飛び交っていた筈の戦場に一つの魔法も飛んでおらず。
他の魔物や部下達が狼狽えていたのだ。
「どうした! 魔法を撃て!」
「恐れながらイザベッラ様! 魔法が発動致しません!」
「何だと!?」
イザベッラも試しに上級魔法を詠唱するが、発動する気配が無かった。
「イザベッラ、退いてくれないか?」
その時、イザベッラの耳に「退け」と言う声が聞こえてきた。戦場を横切りながら歩いてくる人の姿、その姿を見た瞬間『やはりな』と納得し「これは、お前の仕業か?」と聞いていた。
「早く退かないと、弱い魔物は苦しみ始めているぞ」
イザベッラの言葉には答えないまま、辺りの魔物を指差す人物。ハッとしてイザベッラが周囲を確認すると、確かに戦闘力に劣る個体が苦しみ始めているのが見られた。
「俺が魔法の詠唱をすると、魔法は発動されず因子のみ消費されるんだ、さっきのメテオをもう一度やったらどうなるか、お前なら理解出来るだろ?」
イザベッラは一瞬で青ざめた、さっきのメテオならば確かに大量の因子が消費されて魔法が発動しないのも当然だ。
それがもう一回詠唱されるとなると因子がさらに大量に消費され、因子を体内に取り込めなくなった魔物は苦しみ、動けなくなってしまうだろう。
さらには自分たちですら動けなくなってしまう可能性もある」
そこまでを考え、この人間の意図を見抜いたイザベッラが大声で叫ぶ!
「全員退け! 今日はここまでだ!」
・
・
・
魔物達が引き上げていく。
魔法の一斉攻撃が見えたアルフが、もうダメだと覚悟した瞬間、飛んで来ていた魔法が全て消えてしまった。
何が起こったのか理解する間も無く、気がつくと魔物達が退いて行く姿が見えた。
取り残された戦場に、二人の人物の姿が見える。
彼ら? がアルフたちを助けてくれたのだろうか?
こちらに向かって歩き始めた人物に、兵士の一人が立ち塞がる。何言か言葉を交わすと、兵士は何かを受け取って走り去っていった。
またその人物が歩き始める、だんだんと近づいてくるその姿を見ているうちに、アルフの目から何故か涙が溢れてくる。
「アベル!」
以前に見たのと変わらない、飄々とした顔でアルフに気が付いたアベルがいつもの笑顔で答える。
「あれ?! アルフ先輩? 何でこんな所に居るんですか?」
何でもない事のように戦場の真ん中を歩いて来ておいて、こんな所だなんて、アベルらしい。
「学園は卒業して兵士になったんだよ、それよりも勇者が怪我をして大変なんだ。
聖女に新しい詠唱を教えようとしていた時に魔族の襲撃に襲われて、死にそうな目に合ってたところだったよ」
勇者と聞いてアベルの顔色が変わった。
「勇者って、テツが!?」
慌てて勇者がいるテントへと走り出すアベル。
アルフもアベルに付いて走りだすが、隣にいるニヤを見て少しホッとしてしまった。
「テツ!?」
テントの中には怪我人がたくさん並んでいた。勇者の他にも第二王子やその他にもたくさんの兵士が。
軽傷の者は軽く手当てをしてすぐに戦場に復帰する。ある程度重めで治療が必要な者は前線基地まで連れ帰られる。
それ以外で此処に残されているのは、かなり重症か亡くなった者のみ。
アベルはすぐに勇者の元に近寄りたかったが、流石に身元の知れない人間を近寄らせる者は居なかった。
「まて!、その人物は関係者だ、通してくれ!」
そう声を掛けてくれたのはジルヌール先生だった、先生もアベルの姿を見て少しだけ安心した顔を見せていた。
「先生も、何で此処に?」
「私は今、軍務局所属の少佐だ、新しい詠唱を最前線の兵士に教える為にアルフ准士官と共に来ている」
「アルフが准士官!?」
アベルが驚いたようにアルフの顔を見る。
「それで勇者の容態は?」
アルフが勇者に付いている看護兵に聞くと、さっきから聖女が魔法の詠唱をしているが、発動しなくて困惑していると言う話しだった。
それを聞いたアベルの話では、アベルが大魔法を使った事でこの辺りの因子がかなり減ってしまい、魔法の発動が不安定になっていると言う事。
基礎魔法くらいなら使えるが、上級魔法のハイヒールは発動しないのだろうと言う事。
その事を伝えると、アベルが上級ポーションを取り出して怪我人に使って貰うようにと看護兵に渡す。
すぐにテツと第二王子にも上級ポーションが使れて、勇者テツの命も取り留めた。隣に寝かされていた第二王子も、見た目の傷は何とか治ったようだ。
これで二人とも前線基地まで移動させられると言う事になり、アベル達も一緒に付いて前線基地まで戻る事になった。
最後に勇者が放った魔法で、魔族側にも結構な被害が出ていた為だ。
そのタイミングで、勇者と共にいた聖女に回復魔法の詠唱を教えようとしたアルフ。
その時、魔族の攻撃が再開されピンチに陥る。
以前、アベルに出会ったイザベッラもこの戦場にいた。今回の戦闘の指揮を取っているのがイザベッラだったのだ。
「勇者がいると聞いたのに、全然出て来やしないじゃないか、怖くなって逃げ出したのかい。お前達、構わないから魔法をドンドン撃ちな!!」
轟々と鳴り響く魔法の炸裂音、剣と金属の様に硬い皮膚がぶつかり合う音、兵士と魔物の怒鳴り声。
その騒がしい中にあって、イザベッラの耳にある詠唱の言葉が飛び込んで来た。
『meteor』
その詠唱の意味を理解した瞬間。イザベッラは、人間どもは全員死を覚悟して無茶苦茶な作戦に出て来たのだと思った。
その魔法は、天高くから幾つもの巨大な隕石を飛来させ、大気の摩擦で真っ赤に燃え上がりながら大地に衝突、真下にいた者は押し潰され、周囲にいる者もその破片と衝撃で甚大な被害を巻き起こすと言うもの。
正直、この戦闘範囲にいる魔物や人間は全て死んでしまう威力のものだ。
イザベッラも自身の生命力には自信があったが、その巨大殲滅級魔法には死を覚悟した。
が、いつまで経っても天を震わす轟音が響いて来ない。不思議に思って空を見るが、皮肉にも清々しい程の青空が広がっていた。
そして気付く、戦場が異常なまでに静かな事に。
先程まで、お互いの魔法が飛び交っていた筈の戦場に一つの魔法も飛んでおらず。
他の魔物や部下達が狼狽えていたのだ。
「どうした! 魔法を撃て!」
「恐れながらイザベッラ様! 魔法が発動致しません!」
「何だと!?」
イザベッラも試しに上級魔法を詠唱するが、発動する気配が無かった。
「イザベッラ、退いてくれないか?」
その時、イザベッラの耳に「退け」と言う声が聞こえてきた。戦場を横切りながら歩いてくる人の姿、その姿を見た瞬間『やはりな』と納得し「これは、お前の仕業か?」と聞いていた。
「早く退かないと、弱い魔物は苦しみ始めているぞ」
イザベッラの言葉には答えないまま、辺りの魔物を指差す人物。ハッとしてイザベッラが周囲を確認すると、確かに戦闘力に劣る個体が苦しみ始めているのが見られた。
「俺が魔法の詠唱をすると、魔法は発動されず因子のみ消費されるんだ、さっきのメテオをもう一度やったらどうなるか、お前なら理解出来るだろ?」
イザベッラは一瞬で青ざめた、さっきのメテオならば確かに大量の因子が消費されて魔法が発動しないのも当然だ。
それがもう一回詠唱されるとなると因子がさらに大量に消費され、因子を体内に取り込めなくなった魔物は苦しみ、動けなくなってしまうだろう。
さらには自分たちですら動けなくなってしまう可能性もある」
そこまでを考え、この人間の意図を見抜いたイザベッラが大声で叫ぶ!
「全員退け! 今日はここまでだ!」
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魔物達が引き上げていく。
魔法の一斉攻撃が見えたアルフが、もうダメだと覚悟した瞬間、飛んで来ていた魔法が全て消えてしまった。
何が起こったのか理解する間も無く、気がつくと魔物達が退いて行く姿が見えた。
取り残された戦場に、二人の人物の姿が見える。
彼ら? がアルフたちを助けてくれたのだろうか?
こちらに向かって歩き始めた人物に、兵士の一人が立ち塞がる。何言か言葉を交わすと、兵士は何かを受け取って走り去っていった。
またその人物が歩き始める、だんだんと近づいてくるその姿を見ているうちに、アルフの目から何故か涙が溢れてくる。
「アベル!」
以前に見たのと変わらない、飄々とした顔でアルフに気が付いたアベルがいつもの笑顔で答える。
「あれ?! アルフ先輩? 何でこんな所に居るんですか?」
何でもない事のように戦場の真ん中を歩いて来ておいて、こんな所だなんて、アベルらしい。
「学園は卒業して兵士になったんだよ、それよりも勇者が怪我をして大変なんだ。
聖女に新しい詠唱を教えようとしていた時に魔族の襲撃に襲われて、死にそうな目に合ってたところだったよ」
勇者と聞いてアベルの顔色が変わった。
「勇者って、テツが!?」
慌てて勇者がいるテントへと走り出すアベル。
アルフもアベルに付いて走りだすが、隣にいるニヤを見て少しホッとしてしまった。
「テツ!?」
テントの中には怪我人がたくさん並んでいた。勇者の他にも第二王子やその他にもたくさんの兵士が。
軽傷の者は軽く手当てをしてすぐに戦場に復帰する。ある程度重めで治療が必要な者は前線基地まで連れ帰られる。
それ以外で此処に残されているのは、かなり重症か亡くなった者のみ。
アベルはすぐに勇者の元に近寄りたかったが、流石に身元の知れない人間を近寄らせる者は居なかった。
「まて!、その人物は関係者だ、通してくれ!」
そう声を掛けてくれたのはジルヌール先生だった、先生もアベルの姿を見て少しだけ安心した顔を見せていた。
「先生も、何で此処に?」
「私は今、軍務局所属の少佐だ、新しい詠唱を最前線の兵士に教える為にアルフ准士官と共に来ている」
「アルフが准士官!?」
アベルが驚いたようにアルフの顔を見る。
「それで勇者の容態は?」
アルフが勇者に付いている看護兵に聞くと、さっきから聖女が魔法の詠唱をしているが、発動しなくて困惑していると言う話しだった。
それを聞いたアベルの話では、アベルが大魔法を使った事でこの辺りの因子がかなり減ってしまい、魔法の発動が不安定になっていると言う事。
基礎魔法くらいなら使えるが、上級魔法のハイヒールは発動しないのだろうと言う事。
その事を伝えると、アベルが上級ポーションを取り出して怪我人に使って貰うようにと看護兵に渡す。
すぐにテツと第二王子にも上級ポーションが使れて、勇者テツの命も取り留めた。隣に寝かされていた第二王子も、見た目の傷は何とか治ったようだ。
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