apocalypsis

さくら

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tu fui, ego eris

octo

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 ちょっとした遊びのような、気軽さで提案してくる。斎にはそんな余裕はなく、サイラスの攻撃を受け、流すので精一杯だった。
「長期戦は不利やし、そろそろ真面目に仕事せなな」
「仕事……なのか?」
 もう、教団とは関係ないと勝手に思っていたが、まだ繋がりがあるのだろうか。
「んー微妙……? せやけど、俺もハズミも教団とはもう関係無いで」
 更に追い詰められ、後退る度に追い詰められていく。
「俺にとっちゃ家業? みたいなもんやし」
 サイラスの攻撃の間隔が短くなり、避けるのも辛くなってくる。腕や足で攻撃を捌くのは、どれぐらい耐えられるのかも分からない。怪我はかなりのスピードで治癒する。骨折はどうなのか。腕や脚をなくすことになればどうなるのか。全く予想が付かなかった。攻撃を受け続けているせいか、回復が追いつかないのか、斎の手足や体が重くなり動きが鈍る。もう打つ手なしとサイラスが繰り出す蹴りを見つめる。すると、サイラスが闇に包まれた瞬間、闇が縮小し、サイラスの姿と共に消える。
「天弥?」
 近くに居るのかと周囲を見回すが、どこにも姿が見られない。何が起こったのか考え出したとたん、周囲の風景が変わる。
「なにをしてるのですか?」
 店弥の声が聞こえ、先ほどまでのホテルだということに気がつく。
「今のは……お前が……?」
「そうです」
「あそこに居たのか?」
 斎はベッドの上に座る天弥へ視線を向けた。
「僕はずっとここに居ましたよ」
 座標移動……座標さえ分かれば良いのだから、その場に居なくても可能だろうが、かなり難しいことだとすぐに考えつく。理論を尋ねたい誘惑に駆られるが、はたして聞いても理解できる自信は無かった。神の能力だ。たかが人間に理解できるとは思えない。
「ふらふらと出歩かないでください」
「すまかった……」
 斎の返事を聞くと、天弥はベッドに横になる。
「あまり力を使わせないでください」
 斎は椅子に向かい座る。
「あぁ……」
「僕、能力が制限されてるから、本当に止めてください」
 斎はまじまじと天弥を見る。
「そんなこと言ってもいいのか?」
「知られたからと言って、先生に僕をどうにか出来るわけはないから、別に良いですよ」
 信頼されているのか、歯牙にも掛けられていないのか。天弥はおそらく弱点だと思われることを口にした。
「まぁ、今の僕には先生しか手駒がない状態なので、一騎当千の勢いで働いてもらわないと……」
 天弥自身、戦闘はどうなのか分からなかった。ただ以前、この天弥に殺されかけた。軽々と斎を片手で持ち上げ首を締め窒息死させようとした。物理的な力も普通以上に使うことが出来るとしたら、斎を必要としないだろう。それとも、その力も制限があるということなのか。
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