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第二章 冒険者登録編
第15話 種蒔き
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壁の落書きを消し、ゴミも片付けるとすっかり日も沈んでいた。集中してやっていたからやるべきことをやり終えたらお腹も空いてきたな。
「よし。ひと仕事終えたし食事にするか」
「ワウ!」
「ピキィ~♪」
食事と聞いてモコとラムが嬉しそうにしている。俺もすっかりお腹が空いているので早く食事にしたい。
「それじゃラムの歓迎会をしないとな」
夕食も兼ねてちょうどいいと思った。そして俺はリュックサックから食材を取り出していく。
コンロも用意して準備していった。肉や野菜も更に並べていく。食器の準備はラムも手伝ってくれたし野菜を切るのはモコが楽しそうにしてくれた。
「モコ。指を切らないように注意するんだぞ」
「ワオン!」
モコは器用に包丁をつかって野菜を切っていく。モコは物覚えもいいし賢いコボルトだ。
ラムはスライムだけに手足がないから包丁を持ったりこそ出来ないが食器を上手いこと体に引っ付けるようにして持ち歩きテーブルの上にセッティングしてくれた。
水を体内に取り込んで蓄えておけたりと中々変わったことをするスライムだが、要領は悪くない。上手くやってくれている。
「ワウワウ♪」
「ピキィ~♪」
ラムとモコがピョンピョン跳ねて喜んでいた。食事の準備が整ったからだ。今夜はバーベキューを楽しむことにした。歓迎会としても親睦を深める意味でも最適だろう。
俺たちは肉や野菜を網の上に乗せて焼いていく。本来は洞窟の中でやるようなことではないが、ここで暮らし始めてからもダンジョンの情報はある程度調べて掴んでいたから問題ないと考えた。
ダンジョンではジョブ持ちの冒険者が魔法で火を放ったり爆発させたりと平気でやってるようで、それに疑問を持った研究者が調べた結果、ダンジョンでは例え中で火を放とうが酸素は一定数保たれているとのことだった。
それにダンジョン内は夜だろうとある程度明るさが保たれている。こういった不思議現象が起きるのがダンジョンの特徴でもあるのだ。
勿論これはあくまで基本的なことであり、攻略何度が高いとされるダンジョンではやたら暗かったり酸素が薄かったりすることもあるようだがそれはダンジョンが引き起こしている現象と見るのが妥当だ。
だからこうして洞窟の中で焼いてもなんら問題はないのだ。そしてラムとモコの分の肉や野菜を焼き終えたので皿に盛ってあげた。
「よし、それじゃ食べようか」
「ワオン!」
「ピキィ~!」
食材をコンロで焼きながら食事は進む。ラムは食欲旺盛なようでもりもり食べている。
そしてモコも笑顔で肉を食べていた。勿論、焼いた野菜なども食べてるが結構焼いているのを選んでいるあたりよく火の通ったものの方が好みのようだ。
飲み物にはお茶を用意したがこれも美味しそうにガブガブ飲んでいた。モコもラムも満足しているようで俺も嬉しい。
「ふぅ満腹満腹」
「ピュキ~」
「ワフ~ン」
お腹一杯になったし食事は終わりだな。使い捨ての食器等はゴミ袋に入れた。ゴミ出しの日にまとめてださないとな。
それから暫くまったりしていたのだけど、ふとモコがトコトコと近寄ってきた。
「ワン!」
モコがわくわくした顔で吠えた。見ると手に種の入った袋を持っていた。今日ホームセンターで買ってきた家庭菜園用の種だ。
「もしかしてその種を試したいのか?」
「ワンワン!」
「ピキィ~?」
俺がそう問いかけるとモコが尻尾を振りながら頷いた。それを見てラムもこてっと体を捻って横に傾けている。ラムも興味があるみたいだな。
ただここはダンジョンの中だ。種を撒いてもあまり意味がない気がする。それに所有者のこともあるからな。
「ピキィ~」
俺が考えているとラムが鳴き声を上げてピョンピョンと動き出した。何かと思えば少し先で止まり更に鳴き声を上げる。
「どうしたんだラム?」
「ピッ!」
ラムが体を伸ばして地面を示した。俺が見に行くとなんとそこに小さな芽が一つ生えていた。
「驚いた。ダンジョンで芽が生えるなんてな」
ラムはこの芽に興味があるようだ。後からやってきたモコもそれを見て目を輝かせている。
「ワン!」
「ピキィ~」
モコが再びお願いしてきた。う~ん悩みどころだが確かに芽が出るなら種を植えたらどうなるか気になるところ。
それになんとなくだけどここに植えて欲しいと言われてるような気もするんだよな。
そんなこと考えているとモコが買ってきたシャベルで土を掘り始めた。もうやる気まんまんだな。
う~んまぁ少しなら大丈夫かな。量的にもそうでもないし折角興味をもってくれている。それなら何事も試してみるのも手だと思うしこの芽も気になる。
「よし、それじゃやってみよう。ラムも手伝ってくれ」
「ワフッ!」
種を袋から取り出してモコが掘り返した土の上に蒔いていった。勿論芽の生えた場所はそのままにただ出来るだけ近くで作業していく。
それからモコにも種を渡すと嬉しそうに一緒に種蒔きしていく。
「ピィピィ♪」
俺たちが種蒔きしている様子をラムも愉しそうに眺めていた。そしてとりあえず短い範囲の種蒔きを終える。
「ここまでだな」
「ワウ……」
俺が作業の終わりを告げるとモコが物足りなそうな顔を見せた。
「いきなり全部やって失敗したら勿体ないからな。最初はちょっとずつ、な?」
「ワウ!」
そう説明するとモコは理解したのか尻尾を振りながら吠え返してくれた。本当可愛い奴だ。
さてと、ご飯も食べたけどこのまま寝るのもちょっと早いからな。
「そうだ! 何か一緒に見るか?」
「ワウ?」
「ピキぃ?」
俺が聞くとモコとラムがなんだろう? といった顔を見せた。そこで俺はリュックからタブレット端末を出して見せてあげる。
「これで映画とか動画が見れるんだ。ネットは……うん問題ないな」
最初はワイファイが届くか心配だったのだがどうやらダンジョン内でも問題ないようで使えているんだよな。ネットに繋ぐ速度も問題なさそうだから動画を見るのも余裕だろう。
「サブスクも年間契約してたからまだ見れるからな。何かみたいのあるか?」
俺はタブレット端末を操作して検索してみる。するとモコとラムがじーっと見つめてきた。
「ワウ!」
するとモコと映画の中の一点を指さしてきた。それはカンフー映画だった。驚いたな。モコはこういう格闘物に興味あるんだ。
「ラムもこれでいいかな?」
「ピッ!」
ラムがプルンプルンっと体を上下させて鳴いた。どうやらラムも見てみたいようだ。それにしてもなんだかほっこりするな。
それから暫く皆で映画を見ていった。ちなみに途中でお菓子や飲み物を補充しつつ、俺たちも休憩をしつつ、じっくりと鑑賞した。
「面白かったな」
「ワフ!」
「ピキィ~♪」
アクション映画だったので生身での戦闘シーンはやっぱり迫力があって見応えがあった。
その後はゆっくりして過ごしその日は眠りにつくことになったが、カンフー映画を見たせいか、モコが映画でみたような動きを真似していた。
驚いたことに中々様になっていた。
「凄いなモコ。もしかしたらカンフーの才能あったりしてな」
「ワン? ワンワンワオォォオン!」
嬉しそうにモコがアクションを決めて遠吠えをした。
「ピキィ!」
それに触発されたのかラムも声を張り上げていたよ。はは、本当見ていて飽きないな。
とはいえ、そろそろいい時間だ。なので俺はラムやモコと一緒に眠りについた。ちょっと大きめの寝袋でラムとモコも一緒に入りたそうだったので全員で一緒の寝袋で寝ることにした。
モコのモフモフの毛並みとラムのひんやりとした感触が心地よく俺はすぐに眠りにつくことが出来た――
「よし。ひと仕事終えたし食事にするか」
「ワウ!」
「ピキィ~♪」
食事と聞いてモコとラムが嬉しそうにしている。俺もすっかりお腹が空いているので早く食事にしたい。
「それじゃラムの歓迎会をしないとな」
夕食も兼ねてちょうどいいと思った。そして俺はリュックサックから食材を取り出していく。
コンロも用意して準備していった。肉や野菜も更に並べていく。食器の準備はラムも手伝ってくれたし野菜を切るのはモコが楽しそうにしてくれた。
「モコ。指を切らないように注意するんだぞ」
「ワオン!」
モコは器用に包丁をつかって野菜を切っていく。モコは物覚えもいいし賢いコボルトだ。
ラムはスライムだけに手足がないから包丁を持ったりこそ出来ないが食器を上手いこと体に引っ付けるようにして持ち歩きテーブルの上にセッティングしてくれた。
水を体内に取り込んで蓄えておけたりと中々変わったことをするスライムだが、要領は悪くない。上手くやってくれている。
「ワウワウ♪」
「ピキィ~♪」
ラムとモコがピョンピョン跳ねて喜んでいた。食事の準備が整ったからだ。今夜はバーベキューを楽しむことにした。歓迎会としても親睦を深める意味でも最適だろう。
俺たちは肉や野菜を網の上に乗せて焼いていく。本来は洞窟の中でやるようなことではないが、ここで暮らし始めてからもダンジョンの情報はある程度調べて掴んでいたから問題ないと考えた。
ダンジョンではジョブ持ちの冒険者が魔法で火を放ったり爆発させたりと平気でやってるようで、それに疑問を持った研究者が調べた結果、ダンジョンでは例え中で火を放とうが酸素は一定数保たれているとのことだった。
それにダンジョン内は夜だろうとある程度明るさが保たれている。こういった不思議現象が起きるのがダンジョンの特徴でもあるのだ。
勿論これはあくまで基本的なことであり、攻略何度が高いとされるダンジョンではやたら暗かったり酸素が薄かったりすることもあるようだがそれはダンジョンが引き起こしている現象と見るのが妥当だ。
だからこうして洞窟の中で焼いてもなんら問題はないのだ。そしてラムとモコの分の肉や野菜を焼き終えたので皿に盛ってあげた。
「よし、それじゃ食べようか」
「ワオン!」
「ピキィ~!」
食材をコンロで焼きながら食事は進む。ラムは食欲旺盛なようでもりもり食べている。
そしてモコも笑顔で肉を食べていた。勿論、焼いた野菜なども食べてるが結構焼いているのを選んでいるあたりよく火の通ったものの方が好みのようだ。
飲み物にはお茶を用意したがこれも美味しそうにガブガブ飲んでいた。モコもラムも満足しているようで俺も嬉しい。
「ふぅ満腹満腹」
「ピュキ~」
「ワフ~ン」
お腹一杯になったし食事は終わりだな。使い捨ての食器等はゴミ袋に入れた。ゴミ出しの日にまとめてださないとな。
それから暫くまったりしていたのだけど、ふとモコがトコトコと近寄ってきた。
「ワン!」
モコがわくわくした顔で吠えた。見ると手に種の入った袋を持っていた。今日ホームセンターで買ってきた家庭菜園用の種だ。
「もしかしてその種を試したいのか?」
「ワンワン!」
「ピキィ~?」
俺がそう問いかけるとモコが尻尾を振りながら頷いた。それを見てラムもこてっと体を捻って横に傾けている。ラムも興味があるみたいだな。
ただここはダンジョンの中だ。種を撒いてもあまり意味がない気がする。それに所有者のこともあるからな。
「ピキィ~」
俺が考えているとラムが鳴き声を上げてピョンピョンと動き出した。何かと思えば少し先で止まり更に鳴き声を上げる。
「どうしたんだラム?」
「ピッ!」
ラムが体を伸ばして地面を示した。俺が見に行くとなんとそこに小さな芽が一つ生えていた。
「驚いた。ダンジョンで芽が生えるなんてな」
ラムはこの芽に興味があるようだ。後からやってきたモコもそれを見て目を輝かせている。
「ワン!」
「ピキィ~」
モコが再びお願いしてきた。う~ん悩みどころだが確かに芽が出るなら種を植えたらどうなるか気になるところ。
それになんとなくだけどここに植えて欲しいと言われてるような気もするんだよな。
そんなこと考えているとモコが買ってきたシャベルで土を掘り始めた。もうやる気まんまんだな。
う~んまぁ少しなら大丈夫かな。量的にもそうでもないし折角興味をもってくれている。それなら何事も試してみるのも手だと思うしこの芽も気になる。
「よし、それじゃやってみよう。ラムも手伝ってくれ」
「ワフッ!」
種を袋から取り出してモコが掘り返した土の上に蒔いていった。勿論芽の生えた場所はそのままにただ出来るだけ近くで作業していく。
それからモコにも種を渡すと嬉しそうに一緒に種蒔きしていく。
「ピィピィ♪」
俺たちが種蒔きしている様子をラムも愉しそうに眺めていた。そしてとりあえず短い範囲の種蒔きを終える。
「ここまでだな」
「ワウ……」
俺が作業の終わりを告げるとモコが物足りなそうな顔を見せた。
「いきなり全部やって失敗したら勿体ないからな。最初はちょっとずつ、な?」
「ワウ!」
そう説明するとモコは理解したのか尻尾を振りながら吠え返してくれた。本当可愛い奴だ。
さてと、ご飯も食べたけどこのまま寝るのもちょっと早いからな。
「そうだ! 何か一緒に見るか?」
「ワウ?」
「ピキぃ?」
俺が聞くとモコとラムがなんだろう? といった顔を見せた。そこで俺はリュックからタブレット端末を出して見せてあげる。
「これで映画とか動画が見れるんだ。ネットは……うん問題ないな」
最初はワイファイが届くか心配だったのだがどうやらダンジョン内でも問題ないようで使えているんだよな。ネットに繋ぐ速度も問題なさそうだから動画を見るのも余裕だろう。
「サブスクも年間契約してたからまだ見れるからな。何かみたいのあるか?」
俺はタブレット端末を操作して検索してみる。するとモコとラムがじーっと見つめてきた。
「ワウ!」
するとモコと映画の中の一点を指さしてきた。それはカンフー映画だった。驚いたな。モコはこういう格闘物に興味あるんだ。
「ラムもこれでいいかな?」
「ピッ!」
ラムがプルンプルンっと体を上下させて鳴いた。どうやらラムも見てみたいようだ。それにしてもなんだかほっこりするな。
それから暫く皆で映画を見ていった。ちなみに途中でお菓子や飲み物を補充しつつ、俺たちも休憩をしつつ、じっくりと鑑賞した。
「面白かったな」
「ワフ!」
「ピキィ~♪」
アクション映画だったので生身での戦闘シーンはやっぱり迫力があって見応えがあった。
その後はゆっくりして過ごしその日は眠りにつくことになったが、カンフー映画を見たせいか、モコが映画でみたような動きを真似していた。
驚いたことに中々様になっていた。
「凄いなモコ。もしかしたらカンフーの才能あったりしてな」
「ワン? ワンワンワオォォオン!」
嬉しそうにモコがアクションを決めて遠吠えをした。
「ピキィ!」
それに触発されたのかラムも声を張り上げていたよ。はは、本当見ていて飽きないな。
とはいえ、そろそろいい時間だ。なので俺はラムやモコと一緒に眠りについた。ちょっと大きめの寝袋でラムとモコも一緒に入りたそうだったので全員で一緒の寝袋で寝ることにした。
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