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第二章 冒険者登録編
第33話 内密にな
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「その――」
「言っておくが俺は嘘が嫌いだ。そこのところよく考えて答えろよ」
どうやって怪しまれないよう伝えようか迷っていたが、小澤にはそんな浅はかな考え見透かされていたようだ。直感的に下手なごまかしは通用しないと悟った俺がいた。
これはもう真実を話すしかない――
「実は俺は会社を首になって――」
俺はモコやラムと出会った経緯を正直に小澤に話した。小澤は俺の言葉に黙って耳を傾けてくれた。放置されたダンジョンでモコやラムに出会えたこと。モコやラムの存在が俺の心にぽっかりと空いた穴を埋めてくれたこと。
そしてテイムこそしてないがモコもラムもとてもいい子で人に迷惑など掛けたことがないこと。それらを全て語った。
「――以上です。この話に嘘偽りはありません」
「そうか。確かに今のお前の言葉からは嘘は感じられなかった。だが、許可もなくモンスターと過ごしていたことも事実だ。本来なら問題だろう」
「そんな! だったら、だったら俺はどんな罰を受けてもいい! だからモコやラムはどうか助けてあげてください」
小澤の答えを聞き俺はとっさにそんなことを口走っていた。そうだ確かに俺は許されないことをしたのかもしれない。だけどモコとラムには罪はないんだ。
「――ほう?」
「ワウッ!?」
「ピキィ!?」
俺の言葉で小澤の目つきが変わった気がした。そしてモコとラムも即座に反応し俺に縋り付いてきた。離れたくないと言ってるようでもあった。
「今の話をまとめると、お前は例え自分がどうなってもその二匹は助けて欲しいとそういうことだな?」
「そうです」
「なるほどなるほど」
「そ、そんななんとかならないんですか!」
「ワンワン!」
「ピキィ~!」
深く頷く小澤。一方で山守が小澤にむけて訴えモコとラムも彼の前に立ち身振り手振りで何かを伝えようとしていた。きっと俺のことをなんとかして欲しいと言ってくれているのだろう。モコとラムのそんな気持ちが嬉しい。勿論庇おうとしてくれている山守にも感謝だ。
だけど俺がやっていたことが法に引っかかるのもわかっている。だから俺はどんな罰でも受けるつもりなのだが――
「ふむ。随分と好かれているようだなお前は。はは、なるほどなぁ。ガハッ、あははははは、これは愉快だあっはっはっは!」
「え?」
突然笑いだした小澤に俺は呆気にとられてしまった。そんな俺を無視して小澤は身を乗り出しモコとラムの頭を撫で始めた。
「安心しろお前たち。こんな可愛らしいモンスターが悲しむ事、出来るわけがないからなぁ。というわけで風間。お前のことは俺の権限で不問とする。ただし内密でな」
「へ?」
モコとラムの頭を撫でた後、小澤が口元に人差し指を当てながら意外なセリフを吐いた。不問ということは俺はこれからもモコやラムといっしょにいられるということ――?
「そういうことだからわかってるな天野川?」
「はぁ。マスターのことだからそういうと思っていた。大丈夫、私は何も聞いていない」
そう言って瞑目する天野川。つまり聞かなかったことにして見逃してくれるということか。
「よ、よかったですね風間さん! これからも一緒にいられますよ!」
「あ、あぁ。でも、それで大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。大体そのモンスターが何も悪いことをしてないのは事実なんだろう?」
「それは勿論です!」
「だったら何の問題もないさ。被害がなければだれも訴えないのだからな。こちらも敢えて動く理由がない。それに、可愛いモンスターを庇うというその心意気も気に入った」
そう言って小澤が俺の肩をポンッと叩いてくれた。その晴れやかな笑顔に自然と俺の頬も緩む。あぁこの人がマスターで良かった。俺の運も捨てたものじゃないな。
「とは言え本来の手順とは異なるからな。とりあえず今どんな話になっているか聞いておこうか」
「は、はい。ありがとうございます!」
そして俺は今の状況を小澤に説明した。
「話は大体わかった。こっちもその話に合わせておくから後は登録を続けてくれ」
そう言って小澤がサムズアップしてみせた。ギルドマスター自らこう言ってくれるなら心強い。
「お前たちも安心していいからな」
「ワン♪」
「ピキィ~♪」
小澤がモコとラムを同時に持ち上げ笑顔で語りかけた。モコとラムも安心したのか小澤に対して嬉しそうな鳴き声を上げて感謝を伝えようとしている。
「モコもラムも嬉しそう。良かったですね風間さん」
山守も両手を合わせて俺に微笑みかけてくれた。彼女の言うように最悪なことにならずに済んで心底良かったと思う。
「天野川さんもありがとうな」
「……別に私は何もしていない。全てマスターの判断」
天野川にもお礼を言ったけど返しからして相変わらずクールだな。とは言え彼女も協力的で助かった。
その時、部屋に設置されていた電話が鳴った。小澤がそれを取り話をする。
「あぁ、こっちに来ているぞ。ちょっと興味深い相手だったから直接話しをしていたんだ。当然だ! こんな可愛らしいモンスターを見て放って置けるか! うん? あ、あぁそうだな。わかったわかった。すぐに向かわせるからそうカリカリするな」
そう言って電話を切り小澤が頭を掻いた。困ったような表情をしている。
「風間の担当は香川だったのか」
「あ、はいそうですね」
そういえば担当者の名前までは言ってなかったなと思い出した。
「そうか。あいつは頭が硬い奴でな。戻ってこないと俺に確認を取ってきたんだ。大分不機嫌だからすぐに戻って手続きを進めて欲しいが、あいつは少々融通が利かないところがあるからな。まぁ問題はないと思うが上手くやってくれ」
そう言って小澤が苦笑してみせた。確かに対応してくれた時も真面目な感じがヒシヒシと伝わってきたな。もっともそのおかげで阿久津や未瑠のウザい絡みも回避出来たんだが。
「分かりました。それではこれで失礼しますね」
そう言って俺たちは席を立った。さて、戻って登録も済ませてしまわないとな。
「私は報告があるからここでお別れ」
「そうか。色々とありがとうな」
「ん、もし何か困ったことがあったら言って欲しい。冒険者登録を終えれば冒険者用のアプリが使えるようになるからそれで連絡を取り合える」
そこまで話した後、天野川と別れた。冒険者アプリがあれば天野川の名前で検索してフレンド申請を遅れるようだ。俺の名前も伝えているからそれで許可してもらえるのだろうな。
「さてと行くか」
「ワン!」
「ピキィ!」
「…………」
俺が声を掛けるとモコとラムは元気よく返事してくれたが、山守は天野川が去っていった方を見ながら黙っていた。
「大丈夫かい?」
「あ、はい。その、改めて綺麗な人だったなぁと思って」
振り返り苦笑して見せる山守。天野川のことか。確かに綺麗ではあるな。
「まぁそうだな。だけど俺は山守も可愛いと思うぞ」
「は、へ?」
「あ、悪い! つい思ったこと口にしちまった」
「い、いえ。その、風間さんがそう言ってくれるなら私、嬉しいです」
そう言いながらモジモジして顔を赤らめる山守。う~ん、こういう姿は何だか小動物っぽいな。
「さて。それじゃ戻ろうか」
「はい!」
「ワウン!」
「ピキィ~!」
こうして俺たちは来た道を引き返して登録所へ戻るのだった。
「言っておくが俺は嘘が嫌いだ。そこのところよく考えて答えろよ」
どうやって怪しまれないよう伝えようか迷っていたが、小澤にはそんな浅はかな考え見透かされていたようだ。直感的に下手なごまかしは通用しないと悟った俺がいた。
これはもう真実を話すしかない――
「実は俺は会社を首になって――」
俺はモコやラムと出会った経緯を正直に小澤に話した。小澤は俺の言葉に黙って耳を傾けてくれた。放置されたダンジョンでモコやラムに出会えたこと。モコやラムの存在が俺の心にぽっかりと空いた穴を埋めてくれたこと。
そしてテイムこそしてないがモコもラムもとてもいい子で人に迷惑など掛けたことがないこと。それらを全て語った。
「――以上です。この話に嘘偽りはありません」
「そうか。確かに今のお前の言葉からは嘘は感じられなかった。だが、許可もなくモンスターと過ごしていたことも事実だ。本来なら問題だろう」
「そんな! だったら、だったら俺はどんな罰を受けてもいい! だからモコやラムはどうか助けてあげてください」
小澤の答えを聞き俺はとっさにそんなことを口走っていた。そうだ確かに俺は許されないことをしたのかもしれない。だけどモコとラムには罪はないんだ。
「――ほう?」
「ワウッ!?」
「ピキィ!?」
俺の言葉で小澤の目つきが変わった気がした。そしてモコとラムも即座に反応し俺に縋り付いてきた。離れたくないと言ってるようでもあった。
「今の話をまとめると、お前は例え自分がどうなってもその二匹は助けて欲しいとそういうことだな?」
「そうです」
「なるほどなるほど」
「そ、そんななんとかならないんですか!」
「ワンワン!」
「ピキィ~!」
深く頷く小澤。一方で山守が小澤にむけて訴えモコとラムも彼の前に立ち身振り手振りで何かを伝えようとしていた。きっと俺のことをなんとかして欲しいと言ってくれているのだろう。モコとラムのそんな気持ちが嬉しい。勿論庇おうとしてくれている山守にも感謝だ。
だけど俺がやっていたことが法に引っかかるのもわかっている。だから俺はどんな罰でも受けるつもりなのだが――
「ふむ。随分と好かれているようだなお前は。はは、なるほどなぁ。ガハッ、あははははは、これは愉快だあっはっはっは!」
「え?」
突然笑いだした小澤に俺は呆気にとられてしまった。そんな俺を無視して小澤は身を乗り出しモコとラムの頭を撫で始めた。
「安心しろお前たち。こんな可愛らしいモンスターが悲しむ事、出来るわけがないからなぁ。というわけで風間。お前のことは俺の権限で不問とする。ただし内密でな」
「へ?」
モコとラムの頭を撫でた後、小澤が口元に人差し指を当てながら意外なセリフを吐いた。不問ということは俺はこれからもモコやラムといっしょにいられるということ――?
「そういうことだからわかってるな天野川?」
「はぁ。マスターのことだからそういうと思っていた。大丈夫、私は何も聞いていない」
そう言って瞑目する天野川。つまり聞かなかったことにして見逃してくれるということか。
「よ、よかったですね風間さん! これからも一緒にいられますよ!」
「あ、あぁ。でも、それで大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。大体そのモンスターが何も悪いことをしてないのは事実なんだろう?」
「それは勿論です!」
「だったら何の問題もないさ。被害がなければだれも訴えないのだからな。こちらも敢えて動く理由がない。それに、可愛いモンスターを庇うというその心意気も気に入った」
そう言って小澤が俺の肩をポンッと叩いてくれた。その晴れやかな笑顔に自然と俺の頬も緩む。あぁこの人がマスターで良かった。俺の運も捨てたものじゃないな。
「とは言え本来の手順とは異なるからな。とりあえず今どんな話になっているか聞いておこうか」
「は、はい。ありがとうございます!」
そして俺は今の状況を小澤に説明した。
「話は大体わかった。こっちもその話に合わせておくから後は登録を続けてくれ」
そう言って小澤がサムズアップしてみせた。ギルドマスター自らこう言ってくれるなら心強い。
「お前たちも安心していいからな」
「ワン♪」
「ピキィ~♪」
小澤がモコとラムを同時に持ち上げ笑顔で語りかけた。モコとラムも安心したのか小澤に対して嬉しそうな鳴き声を上げて感謝を伝えようとしている。
「モコもラムも嬉しそう。良かったですね風間さん」
山守も両手を合わせて俺に微笑みかけてくれた。彼女の言うように最悪なことにならずに済んで心底良かったと思う。
「天野川さんもありがとうな」
「……別に私は何もしていない。全てマスターの判断」
天野川にもお礼を言ったけど返しからして相変わらずクールだな。とは言え彼女も協力的で助かった。
その時、部屋に設置されていた電話が鳴った。小澤がそれを取り話をする。
「あぁ、こっちに来ているぞ。ちょっと興味深い相手だったから直接話しをしていたんだ。当然だ! こんな可愛らしいモンスターを見て放って置けるか! うん? あ、あぁそうだな。わかったわかった。すぐに向かわせるからそうカリカリするな」
そう言って電話を切り小澤が頭を掻いた。困ったような表情をしている。
「風間の担当は香川だったのか」
「あ、はいそうですね」
そういえば担当者の名前までは言ってなかったなと思い出した。
「そうか。あいつは頭が硬い奴でな。戻ってこないと俺に確認を取ってきたんだ。大分不機嫌だからすぐに戻って手続きを進めて欲しいが、あいつは少々融通が利かないところがあるからな。まぁ問題はないと思うが上手くやってくれ」
そう言って小澤が苦笑してみせた。確かに対応してくれた時も真面目な感じがヒシヒシと伝わってきたな。もっともそのおかげで阿久津や未瑠のウザい絡みも回避出来たんだが。
「分かりました。それではこれで失礼しますね」
そう言って俺たちは席を立った。さて、戻って登録も済ませてしまわないとな。
「私は報告があるからここでお別れ」
「そうか。色々とありがとうな」
「ん、もし何か困ったことがあったら言って欲しい。冒険者登録を終えれば冒険者用のアプリが使えるようになるからそれで連絡を取り合える」
そこまで話した後、天野川と別れた。冒険者アプリがあれば天野川の名前で検索してフレンド申請を遅れるようだ。俺の名前も伝えているからそれで許可してもらえるのだろうな。
「さてと行くか」
「ワン!」
「ピキィ!」
「…………」
俺が声を掛けるとモコとラムは元気よく返事してくれたが、山守は天野川が去っていった方を見ながら黙っていた。
「大丈夫かい?」
「あ、はい。その、改めて綺麗な人だったなぁと思って」
振り返り苦笑して見せる山守。天野川のことか。確かに綺麗ではあるな。
「まぁそうだな。だけど俺は山守も可愛いと思うぞ」
「は、へ?」
「あ、悪い! つい思ったこと口にしちまった」
「い、いえ。その、風間さんがそう言ってくれるなら私、嬉しいです」
そう言いながらモジモジして顔を赤らめる山守。う~ん、こういう姿は何だか小動物っぽいな。
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「はい!」
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「ピキィ~!」
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