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第二章 冒険者登録編
第77話 戻ってきた一組目と待つ風間たち
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結局、俺は熊谷とも打ち解けることが出来た。まぁどちらかというとモコたちを撫でて満足したからか謝罪の後は熊谷の方から絡んできてくれたんだけどな。
「お、一組目が戻ってきたようですぜ」
熊谷の発言で俺もダンジョンの方を確認した。穴になってるダンジョンはハシゴが掛けられていてそれで上り下り出来るようになっているのだが、穴から一人ずつ上ってきた。
どんな感じかと気にはなったが全員無言で結構疲れているようだな。難易度は低いと言っていたけどやっぱりモンスターなんかも出るだろうしそれ相応に大変だったのかもしれない。
「次に入る五人を伝えておきます。準備しておいてください」
最後に上ってきた香川が五人の番号と名前を口にした後、戻ってきた五人を連れてどこかへ行った。しかし香川からは全く疲れがみえなかった。そこは流石と言うべきか。
「あの五人はどこに連れていかれたのですか?」
「まさか全員失格とか?」
愛川と菊池が徳に聞いていた。すると徳は笑顔を見せ。
「そういうわけじゃないさ。探索を終えたメンバーが一緒にいると、残った人が話を聞いてしまうかもしれないからね。それだと不公平だということで攻略を終えた組は別室で待機となるんだ」
なるほど。それで納得が出来た。確かにダンジョンで何が起きたか知ってしまうと結局は後から入った方が有利となってしまうからな。
「おまたせしました」
香川がガラガラと音を鳴らしながら戻ってきた。香川の両手は台車の持ち手に掛けられていた。荷物を乗せた台車を押してきていたのだ。
「ちょうどお昼ですので弁当を持ってきました。こちらはギルドからの支給になります。一人一つずつ取って食べてください。なお二組目は戻ってからのお昼になりますから、もう少し辛抱してください」
そこまで話した後、香川は二組目を連れて再びダンジョンに潜っていった。何か淡々と業務をこなしている感じだな。凄く生真面目なんだなと思う。
「それではお昼を頂きましょうか」
徳に促され俺たちも弁当を頂くことになった。モコたちの分もしっかり準備されていたのはありがたい。
「何かウチの子の分もありがとうございます」
「ははっモンスターもお腹が減るからね。事前に聞いていれば準備しますよ」
徳が笑って応対してくれた。事前にということは香川が気を利かせて伝えておいてくれたのかもな。弁当の他にお茶も用意されているのが嬉しいところだ。
「皆は好き嫌いとかないの?」
「あぁ。これまでも残したことないからな」
「ワン!」
「ピキィ~」
「マァ~」
愛川の問いかけに答えるとモコたちもそうだよ~と言ってるかのように鳴いていた。モコも本来は犬には食べさせちゃいけないようなものも平気なようなので、食事は人と同じ物で問題ないのだと思う。一応気をつけて見てはいるのだけどラムやマールも一緒のようだ。
「弁当うめぇな。こういうところのは適当なもんかと思ったけど見直したぜ」
熊谷がおかずを頬張りながら言った。忌憚なく意見出来るタイプなんだろうな。ただ思ったことをそのまま口にできる分、余計なトラブルに繋がる危険もあるかもしれない。さっきの俺とのやり取りにもちょっと現れているし。
「これでプロティンがあれば最高だったな」
中山も弁当には文句はないようだったがやはりプロテインが恋しいようだ。流石筋肉を愛するだけある。
弁当の味は確かに美味しいな。それに結構ボリュームもある。三匹も満足しているようだしこれで午後からの探索にも万全な状態で挑めるかもしれない。
こうしてお昼を食べて雑談もしていると二組目が戻ってきた。一組目と同じく香川が別室につれていき戻ってきたが、そこで徳が立ち上がった。
「では次からは私が代わりますよ」
「それでは宜しくお願い致します」
どうやら三組目からは徳が探索に同行するようだ。香川は俺たちと一緒に待つことになるようで、このタイミングでお昼を取るようだった。
一方で三組目には知り合った三人組の一人である菊池が加わり探索に向かっていた。背中に弓をしょっているな。ジョブは弓を扱うタイプなようだ。
「お疲れ様です。ギルドの仕事も大変ですね」
「私は慣れてますから平気ですよ。ところで武器は決まりましたか?」
香川が俺に聞いてきた。実はそのことでも聞きたいことがあったのだ。
「個人的には鍬があるとよかったのだけど、ない、ですよね?」
俺が聞くと香川が困ったように眉を寄せた。
「鍬は準備がなかったわね。こまったわね」
「あ、それなら鎌があったのでそれで行きますよ。農民のジョブなら鎌も扱えそうなので」
流石にないものを無理して用意させるわけにはいかないからな。鎌は二本あったのでそれを使うことにした。
「これってちょっと素振りしててもいいですかね?」
「広い場所で危険が無いようにやってください」
どうやら問題ないようだ。許可を貰ったので俺は鎌を手に少し離れて素振りしてみたわけだが。
「ちょっと動きが固いんじゃないか? もっとこう――」
「うむ。その全身の動きでは威力が十分に出ない気がするぞ。もっと筋肉を活かしてだな」
俺が鎌でどう戦おうか考えながら動いていると、熊谷と中山が近づいてきて色々と助言してくれた。これは凄くありがたいな。
「ちょっと俺も練習しようかな」
「あ、私も」
「体を動かした方がいいかもしれませんね」
「ワンワン!」
「ピキィ~!」
「マァッ!」
そして俺に倣うように残った面々も体を動かし始めた。ストレッチしているのもいるな。モコ、ラム、マールの三匹も何だか張り切っているぞ。
「冒険者としては良い心がけだとは思いますが、疲れを残さないようにしてくださいね。後、怪我はしないように」
俺たちの様子を見ながら香川が言った。とは言え練習中も武器を持ったまま距離が近すぎることがあれば注意したりと目を光らせてくれているあたり流石だと思う。
そしてそんなことをしている間に三組目も戻ってきて四組目の名前が呼ばれた。その中には大町の名前もあり徳と一緒にダンジョンに潜っていった。
これで俺たちが最後になることが決まった。一緒に探索に向かうのは俺以外に残った三人であり、それは中山、熊谷、愛川の三人だった。それにモコ、ラム、マールの三匹も加わることになる。奇遇にもここにきて打ち解けてきた面々が残ったわけだな――
「お、一組目が戻ってきたようですぜ」
熊谷の発言で俺もダンジョンの方を確認した。穴になってるダンジョンはハシゴが掛けられていてそれで上り下り出来るようになっているのだが、穴から一人ずつ上ってきた。
どんな感じかと気にはなったが全員無言で結構疲れているようだな。難易度は低いと言っていたけどやっぱりモンスターなんかも出るだろうしそれ相応に大変だったのかもしれない。
「次に入る五人を伝えておきます。準備しておいてください」
最後に上ってきた香川が五人の番号と名前を口にした後、戻ってきた五人を連れてどこかへ行った。しかし香川からは全く疲れがみえなかった。そこは流石と言うべきか。
「あの五人はどこに連れていかれたのですか?」
「まさか全員失格とか?」
愛川と菊池が徳に聞いていた。すると徳は笑顔を見せ。
「そういうわけじゃないさ。探索を終えたメンバーが一緒にいると、残った人が話を聞いてしまうかもしれないからね。それだと不公平だということで攻略を終えた組は別室で待機となるんだ」
なるほど。それで納得が出来た。確かにダンジョンで何が起きたか知ってしまうと結局は後から入った方が有利となってしまうからな。
「おまたせしました」
香川がガラガラと音を鳴らしながら戻ってきた。香川の両手は台車の持ち手に掛けられていた。荷物を乗せた台車を押してきていたのだ。
「ちょうどお昼ですので弁当を持ってきました。こちらはギルドからの支給になります。一人一つずつ取って食べてください。なお二組目は戻ってからのお昼になりますから、もう少し辛抱してください」
そこまで話した後、香川は二組目を連れて再びダンジョンに潜っていった。何か淡々と業務をこなしている感じだな。凄く生真面目なんだなと思う。
「それではお昼を頂きましょうか」
徳に促され俺たちも弁当を頂くことになった。モコたちの分もしっかり準備されていたのはありがたい。
「何かウチの子の分もありがとうございます」
「ははっモンスターもお腹が減るからね。事前に聞いていれば準備しますよ」
徳が笑って応対してくれた。事前にということは香川が気を利かせて伝えておいてくれたのかもな。弁当の他にお茶も用意されているのが嬉しいところだ。
「皆は好き嫌いとかないの?」
「あぁ。これまでも残したことないからな」
「ワン!」
「ピキィ~」
「マァ~」
愛川の問いかけに答えるとモコたちもそうだよ~と言ってるかのように鳴いていた。モコも本来は犬には食べさせちゃいけないようなものも平気なようなので、食事は人と同じ物で問題ないのだと思う。一応気をつけて見てはいるのだけどラムやマールも一緒のようだ。
「弁当うめぇな。こういうところのは適当なもんかと思ったけど見直したぜ」
熊谷がおかずを頬張りながら言った。忌憚なく意見出来るタイプなんだろうな。ただ思ったことをそのまま口にできる分、余計なトラブルに繋がる危険もあるかもしれない。さっきの俺とのやり取りにもちょっと現れているし。
「これでプロティンがあれば最高だったな」
中山も弁当には文句はないようだったがやはりプロテインが恋しいようだ。流石筋肉を愛するだけある。
弁当の味は確かに美味しいな。それに結構ボリュームもある。三匹も満足しているようだしこれで午後からの探索にも万全な状態で挑めるかもしれない。
こうしてお昼を食べて雑談もしていると二組目が戻ってきた。一組目と同じく香川が別室につれていき戻ってきたが、そこで徳が立ち上がった。
「では次からは私が代わりますよ」
「それでは宜しくお願い致します」
どうやら三組目からは徳が探索に同行するようだ。香川は俺たちと一緒に待つことになるようで、このタイミングでお昼を取るようだった。
一方で三組目には知り合った三人組の一人である菊池が加わり探索に向かっていた。背中に弓をしょっているな。ジョブは弓を扱うタイプなようだ。
「お疲れ様です。ギルドの仕事も大変ですね」
「私は慣れてますから平気ですよ。ところで武器は決まりましたか?」
香川が俺に聞いてきた。実はそのことでも聞きたいことがあったのだ。
「個人的には鍬があるとよかったのだけど、ない、ですよね?」
俺が聞くと香川が困ったように眉を寄せた。
「鍬は準備がなかったわね。こまったわね」
「あ、それなら鎌があったのでそれで行きますよ。農民のジョブなら鎌も扱えそうなので」
流石にないものを無理して用意させるわけにはいかないからな。鎌は二本あったのでそれを使うことにした。
「これってちょっと素振りしててもいいですかね?」
「広い場所で危険が無いようにやってください」
どうやら問題ないようだ。許可を貰ったので俺は鎌を手に少し離れて素振りしてみたわけだが。
「ちょっと動きが固いんじゃないか? もっとこう――」
「うむ。その全身の動きでは威力が十分に出ない気がするぞ。もっと筋肉を活かしてだな」
俺が鎌でどう戦おうか考えながら動いていると、熊谷と中山が近づいてきて色々と助言してくれた。これは凄くありがたいな。
「ちょっと俺も練習しようかな」
「あ、私も」
「体を動かした方がいいかもしれませんね」
「ワンワン!」
「ピキィ~!」
「マァッ!」
そして俺に倣うように残った面々も体を動かし始めた。ストレッチしているのもいるな。モコ、ラム、マールの三匹も何だか張り切っているぞ。
「冒険者としては良い心がけだとは思いますが、疲れを残さないようにしてくださいね。後、怪我はしないように」
俺たちの様子を見ながら香川が言った。とは言え練習中も武器を持ったまま距離が近すぎることがあれば注意したりと目を光らせてくれているあたり流石だと思う。
そしてそんなことをしている間に三組目も戻ってきて四組目の名前が呼ばれた。その中には大町の名前もあり徳と一緒にダンジョンに潜っていった。
これで俺たちが最後になることが決まった。一緒に探索に向かうのは俺以外に残った三人であり、それは中山、熊谷、愛川の三人だった。それにモコ、ラム、マールの三匹も加わることになる。奇遇にもここにきて打ち解けてきた面々が残ったわけだな――
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