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第三章 放置ダンジョンで冒険者暮らし編
第124話 係長の悪あがき
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「秋月――心配かけたな。他の皆も、そしてありがとう。俺たちのこと香川さんに伝えてくれたと聞いたよ」
皆を前にして俺は感謝の言葉を述べた。俺や紅葉とゴブが生還できたのも仲間の協力があってこそだ。
「俺等こそ悪い。本当は落ちたお前を助けに行くべきだったんだろうけどよ。子どもたちの無事を優先させることになっちまった」
熊谷は悔しそうに拳を握りしめている。彼らが子どもたちの安全を優先するのは当然だ。
「それは当然のことだ。謝る必要なんてないって。それにこうして皆無事だったわけだし」
俺はなるべく明るい声を出すようにして、熊谷の肩を軽く叩いた。正直、ポーションを飲んだとは言え、いまだに足元がふらつくほど体はボロボロだけど、何とか生き延びたことにホッとしている。紅葉とゴブも無事だったし、俺たちを助けてくれた香川さんたちには頭が上がらない。
「ですがそれは結果論です」
そう言ったのは、香川だ。短くきっぱりとした物言いが、冷たい響きを帯びて俺の胸に突き刺さる。その瞳は険しく、どこか呆れたようにも見えた。
「正直言って貴方がたの今回の行動は褒められた物ではありません。本来ならG級の冒険者にこのような危険な任務につかせることはないのですから」
眼鏡の弦を押さえながら香川が言った。確かに俺たちはまだG級だ。無茶をしたのもわかっている。だけどあの時は子どもたちを助けたいという思いが先行していた。それは他の皆も一緒だろう。
「確かに俺たちのやったことが無謀だったことは認める。しかし俺たちだって無断でダンジョンに向かったわけではない」
「そうですよ! しっかり係長にも確認を取ってます!」
中山と愛川が香川に反論した。それはまさにそのとおりだ。最初は職員に止められていたが係長が許可してくれたからこそ、俺たちはダンジョンに入ることが出来た。
「――やはり、そうなのですね。それについては完全にこちらの落ち度です。ギルドの管理をもっと徹底させる必要があるでしょうね……そういう意味では貴方たちも被害者と言えますね……」
香川は自分たちにも責任があると考えているようだ。その声には呵責の念が宿っているように感じる。
「ま、待ってくれ! 誤解がある。こいつらの言ってることはでたらめだ!」
その時だ、俺たちに許可を出した係長が飛び出してきて、俺たちを指さして叫んだ。こ、こいつ、今になって突然何を言い出すんだ?
「――貴方とは後で話をするつもりでしたが」
「いやいや、それでデタラメを吹き込まれては困る。あの職員にしてもそうだ! こいつらに同情して嘘八百並べていたに過ぎない!」
係長はなおも続けた。こいつ、保身のために俺たちを悪者にする気かよ。
「おいおっさんふざけんなよ! お前が確かにダンジョンに入っていいと言ったんだろうが!」
「知らん! 大体お前のような素行の悪そうな輩、だれが認めるか!」
「んだとコラッ!」
「待て待て! 落ち着け!」
怒りの声を上げて殴りかかろうとした熊谷を中山が止めた。懸命な判断だと思うけど、正直許可されたら俺だって殴りかかってたと思う。
「ワンワン!」
「ピキィ!」
「マァ!」
「ゴブゥ!」
係長への怒りを覚えているのはモコ、ラム、マールにしても一緒のようであり、ゴブも雰囲気から係長の横暴を感じ取ったのか抗議の声を上げていた。
「酷いです! 私たちは子どもたちを助けるためにお願いしたのに、そんな風に手のひらを返してくるなんて!」
「黙れ! 大体モンスターを連れた危険な連中に許可なんて出すわけないだろうが! 無駄に子どもたちを怖がらせるだけだ!」
「お兄ちゃんたちはヒーローだったよ!」
係長がとちくるったような暴論を振りかざす中、幼い少年の声が耳に届いた。見ると健太が真剣な眼差しで俺たちを見ていた。いや健太だけじゃない桜や他の子どもたちも一緒だった。
「お兄ちゃんやお姉ちゃんを悪く言うな!」
「僕たちが助かったのもお兄ちゃんたちのおかげだよ!」
「そのとおりですよ。それにもし規則に従って留まっていたら、私たちもどうなっていたか……ここにいる皆のおかげで私たちは助かったんです!」
先生や子どもたちが俺たちを擁護してくれた。そのことにグッと胸が熱くなった。あぁそうか。これが助けるということか。
今の俺なら、当時の両親の気持ちがわかる、気がする。
「――係長、貴方が言っていることが本当か嘘かは後でしっかりと調査致します。ですが、救出された生徒や先生の声を聞く限り、彼らが嘘をつくような人間では無い気がしますけどね」
「う、ぐぐっ」
「もう諦めましょう係長。流石にみっともないですよ」
香川に言われ悔しそうに呻く係長。そんな彼に声をかけたのは係長と一緒にいたギルド職員だった。彼はどこか憐れむような視線を係長に向けている。
どちらにせよ子どもたちや先生のおかげで係長を黙らせることが出来た。
「お姉ちゃん! お兄ちゃんたちはね本当に凄かったんだよ!」
「うん、うん。そうだね紅葉」
紅葉の頭を秋月が撫でた。俺からすれば紅葉も十分凄かったんだけどな。
「後ね、ゴブちゃんにもね助けられたの!」
今度は紅葉がゴブに抱きつきそうアピールした。その様子に秋月がハッとした顔を見せる。
「そういえばそのモンスターは一体?」
そうだ。秋月は当然ゴブとは初対面だもんな。
「ゴブも頑張ってくれたもんね」
俺が秋月に説明しようとすると健太がやってきてゴブを撫でていた。ゴブも嬉しそうだ。すっかり子どもたちに懐かれているようだな。
「健太から離れるザマス!」
その時――聞いたことのあるような独特の大音量が山に響き渡った。おいおいこの声って――
皆を前にして俺は感謝の言葉を述べた。俺や紅葉とゴブが生還できたのも仲間の協力があってこそだ。
「俺等こそ悪い。本当は落ちたお前を助けに行くべきだったんだろうけどよ。子どもたちの無事を優先させることになっちまった」
熊谷は悔しそうに拳を握りしめている。彼らが子どもたちの安全を優先するのは当然だ。
「それは当然のことだ。謝る必要なんてないって。それにこうして皆無事だったわけだし」
俺はなるべく明るい声を出すようにして、熊谷の肩を軽く叩いた。正直、ポーションを飲んだとは言え、いまだに足元がふらつくほど体はボロボロだけど、何とか生き延びたことにホッとしている。紅葉とゴブも無事だったし、俺たちを助けてくれた香川さんたちには頭が上がらない。
「ですがそれは結果論です」
そう言ったのは、香川だ。短くきっぱりとした物言いが、冷たい響きを帯びて俺の胸に突き刺さる。その瞳は険しく、どこか呆れたようにも見えた。
「正直言って貴方がたの今回の行動は褒められた物ではありません。本来ならG級の冒険者にこのような危険な任務につかせることはないのですから」
眼鏡の弦を押さえながら香川が言った。確かに俺たちはまだG級だ。無茶をしたのもわかっている。だけどあの時は子どもたちを助けたいという思いが先行していた。それは他の皆も一緒だろう。
「確かに俺たちのやったことが無謀だったことは認める。しかし俺たちだって無断でダンジョンに向かったわけではない」
「そうですよ! しっかり係長にも確認を取ってます!」
中山と愛川が香川に反論した。それはまさにそのとおりだ。最初は職員に止められていたが係長が許可してくれたからこそ、俺たちはダンジョンに入ることが出来た。
「――やはり、そうなのですね。それについては完全にこちらの落ち度です。ギルドの管理をもっと徹底させる必要があるでしょうね……そういう意味では貴方たちも被害者と言えますね……」
香川は自分たちにも責任があると考えているようだ。その声には呵責の念が宿っているように感じる。
「ま、待ってくれ! 誤解がある。こいつらの言ってることはでたらめだ!」
その時だ、俺たちに許可を出した係長が飛び出してきて、俺たちを指さして叫んだ。こ、こいつ、今になって突然何を言い出すんだ?
「――貴方とは後で話をするつもりでしたが」
「いやいや、それでデタラメを吹き込まれては困る。あの職員にしてもそうだ! こいつらに同情して嘘八百並べていたに過ぎない!」
係長はなおも続けた。こいつ、保身のために俺たちを悪者にする気かよ。
「おいおっさんふざけんなよ! お前が確かにダンジョンに入っていいと言ったんだろうが!」
「知らん! 大体お前のような素行の悪そうな輩、だれが認めるか!」
「んだとコラッ!」
「待て待て! 落ち着け!」
怒りの声を上げて殴りかかろうとした熊谷を中山が止めた。懸命な判断だと思うけど、正直許可されたら俺だって殴りかかってたと思う。
「ワンワン!」
「ピキィ!」
「マァ!」
「ゴブゥ!」
係長への怒りを覚えているのはモコ、ラム、マールにしても一緒のようであり、ゴブも雰囲気から係長の横暴を感じ取ったのか抗議の声を上げていた。
「酷いです! 私たちは子どもたちを助けるためにお願いしたのに、そんな風に手のひらを返してくるなんて!」
「黙れ! 大体モンスターを連れた危険な連中に許可なんて出すわけないだろうが! 無駄に子どもたちを怖がらせるだけだ!」
「お兄ちゃんたちはヒーローだったよ!」
係長がとちくるったような暴論を振りかざす中、幼い少年の声が耳に届いた。見ると健太が真剣な眼差しで俺たちを見ていた。いや健太だけじゃない桜や他の子どもたちも一緒だった。
「お兄ちゃんやお姉ちゃんを悪く言うな!」
「僕たちが助かったのもお兄ちゃんたちのおかげだよ!」
「そのとおりですよ。それにもし規則に従って留まっていたら、私たちもどうなっていたか……ここにいる皆のおかげで私たちは助かったんです!」
先生や子どもたちが俺たちを擁護してくれた。そのことにグッと胸が熱くなった。あぁそうか。これが助けるということか。
今の俺なら、当時の両親の気持ちがわかる、気がする。
「――係長、貴方が言っていることが本当か嘘かは後でしっかりと調査致します。ですが、救出された生徒や先生の声を聞く限り、彼らが嘘をつくような人間では無い気がしますけどね」
「う、ぐぐっ」
「もう諦めましょう係長。流石にみっともないですよ」
香川に言われ悔しそうに呻く係長。そんな彼に声をかけたのは係長と一緒にいたギルド職員だった。彼はどこか憐れむような視線を係長に向けている。
どちらにせよ子どもたちや先生のおかげで係長を黙らせることが出来た。
「お姉ちゃん! お兄ちゃんたちはね本当に凄かったんだよ!」
「うん、うん。そうだね紅葉」
紅葉の頭を秋月が撫でた。俺からすれば紅葉も十分凄かったんだけどな。
「後ね、ゴブちゃんにもね助けられたの!」
今度は紅葉がゴブに抱きつきそうアピールした。その様子に秋月がハッとした顔を見せる。
「そういえばそのモンスターは一体?」
そうだ。秋月は当然ゴブとは初対面だもんな。
「ゴブも頑張ってくれたもんね」
俺が秋月に説明しようとすると健太がやってきてゴブを撫でていた。ゴブも嬉しそうだ。すっかり子どもたちに懐かれているようだな。
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その時――聞いたことのあるような独特の大音量が山に響き渡った。おいおいこの声って――
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