素直になっていいの?

詩織

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素直になっていいの?

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「え?」

「もう一回俺のこと呼んで」

改めて言われると緊張する

少し考えて、今度は自分の気持ちを言ってみよと思った

「私…、こんなかっこいい人が私みたいな6歳も年上の美人でも可愛くもない女、相手になんてありえないと思ってた。ただ子供が出来た責任で結婚したんだと」

「うん」

でも最近の葉山君は少しずつ自分のことを出してくれて、私に対して大事にしようとしてるのがわかってきてた。

「また、好きになってもどうせ愛人か何かいて、傷つくから割り切ろうと思ってた」

「うん」

「私、素直にやっていいの?」

「素直になって」

「拓真と幸せになりたい」

ビックリして、嬉しそうな顔をして

「幸せになろう!」

「うん!」




家に着いて、和真をベットに寝かせ

私は久しぶりに葉山君に抱きしめられた。

「キスしていい?」

「え?そんなこと聞く?普通」

「だって、こんなに惚れた人とキスなんてしたことないから、てんばってる」

そういえば以前関係があったとき、キスしてた記憶がない。

そんな葉山君が可愛く感じて私からチュッとキスをした。

1度離れて、ビックリした葉山君の顔をみて、今度はさっきみたいな音をたてて終わるキスでなく、とろけるようなキスを葉山君からした。


まるで付き合い初めの高校生みたいな、ドキドキが止まらない、そんな気持ちになった。

数日後、葉山君が私達の寝室にきて3人で寝たいと言い出した。

今では、3人で川の字になって寝るのが当たり前になってる。

毎日じゃないけど。和真が熟睡なのを確認して、葉山君の寝室に入って、愛情込めて抱いてくれる。

手がかすかに震えドキドキしてた葉山君が

「緊張しすぎて、おかしくなりそう」

と言ったのを覚えている




「加奈」

「どうしたの?」

「今更だけど、加奈のご両親にご挨拶したい。どこに眠ってるの?」

そういえば和真を出産してからは、ほんとんど行ってない。

電車だとなかなか行くのが大変で、車じゃないとなかなか行きづらいところだった。




次の週末

3人でお墓参りに行った。

車だと家から1時間半くらいかかるところだ

「ごめん、なかなかこれなくって」

お墓の前にきて、ボソッと小声で言った。

葉山君はしばらくお墓を見たあと、手を合わせ

「娘さんを貰います。幸せにします」

じーんときて、泣きそうになってしまった。

和真は

「ここなに?」 

と言って、今まで見たことないものに興味があるようだ

「ここは、おじいちゃんとおばあちゃんが眠ってるんだよ」

「寝てるの?」

「うん」

「和真、ご挨拶しなさい。おじいちゃんとおばあちゃんに」

「こんにちはーー」

お墓に向かって挨拶をしてる

きっと父も母も喜んでるだろう

「幸せになろうな、一緒に」

そう言って幸せそうな笑顔で言われた。

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