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再会
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「電話掛けても通じないし、まさか仙台にいるし」
松井さんは私の前にきて
「說明してほしいんだけど」
私の目をみて言われた。
「え、いや、あのー、なんでここに?」
「前合コンしたヤツに聞いきた。女性メンバは会社の子だったんでしょ?だから聞いて貰った。」
まさかそういう流れで私の行き先が解るとは…
「あ、あの…」
と、とりあえず会社の出入り口だった。
「ここじゃなんなんで」
と言うと
「家に連れてってくれるの?」
「えっ?」
「だって俺急いで来たからこの先宿泊も何も考えてないで来たから」
「あっ、じゃちょっと調べて宿泊先を」
「泊めてくれないの?」
「は?」
な、何を…
松井さんは笑顔で言ってるし、冗談!?と思ったが
「家どこ?」
って…
「ええっ!?本気?」
「何が?」
「いえ、家に泊まるって…」
「嘘言っても仕方ないでしょ」
で、どっち?
「いや、あの…」
もうなんか強引な感じがして、断ることも出来ない。
もしかして恋愛対象外だから、泊まっても何もないってこと?
なんか、ずるずると家に向かうことになったけど
「あっ、夕飯ってまだ?」
と、聞いたら
「あー、そういえば」
と、言われたので
「この時間からだからガッツリしたのは作れないけど、お惣菜と込みになるけどそれでいいなら、ちょっとそこのスーパーに行きたい」
と言って、いつものスーパーに寄った。
「嫌いなものあります?」
「いや、特には」
というので、簡単にオムライスの食材と、おかずはお惣菜にした。
部屋は3階建てのマンションの2階に住んでいて1LDKの間取り。1人暮らしには十分。
「あの、まだしっかり片付けてないのでダンボールもあったりで、まさか誰か来るとおもってなかったから、ほんと散らかってますけど」
念には念を入れて言って、部屋に入れた。
家に入ってすぐご飯を炊き、準備する。
「ちょっと待っててください。さっき買ったお酒あるでそれ飲みながら待っててください」
と言ってリビングのソファに座って貰った。
昨日の残り物になっちゃうけど枝豆をだした。
「枝豆出すとか、1人で晩酌してるみたいだね」
と、言われたので
「ええ、まぁ…」
のんべって思われてるのかな…
40分して出来上がり
「急いで作ったんでお口にあうか」
と言ってテーブルに並べた。
「ありがとう」
笑顔で言われるとドキッとする。
「あっ、じゃどうぞ」
と言って、一口食べて
「美味しいよ」
と言ってくれた。
本心で美味しいと言ってくれたかはともかく、どうやら食べられるようなんで安心した。
食べてる間はちょっと無言だった。
なんでここに来たの?とか色々疑問があったけど、どう聞いていいのか…
律儀だからお礼とか?
色々想像が膨らんで、夕飯を終えた。
片付けしようとしたら
「オンラインゲーム相変わらずハマってる?」
「あっ、ですね!楽しんでやってます」
「まぁ、こっちにきて間もないと友達もなかなかすぐにはね…、1人で出来ることとかしちゃうよね。例えばコレとか?」
!?
手に持ってるのは、松井さんが出てた男性ファション誌。
「男性ファションにも興味あったんだ」
わざとだ…
顔を多分赤くして、言葉を亡くしてる私をみて
「こんな雑誌に載ってる俺みて満足したわけ?」
と、言うので
「いや、あの」
「生身の俺のがよくない?」
ど、どういう?
どういう意味?って思う前に、抱きしめられていた。
「な、なに?」
「どうして言わなかったの?」
「な、なにを?」
「ここに転勤するってこと」
え?どうしてって…
そもそもなんで、ここに来たんだろ?
抱きしめられてる中で、そんな疑問があって
「あ、あのなんでここに?」
「なんでって、居なくなったなら」
少し離されて
キスをされた。
ビックリして拒んだけど、がっちり固められて
「んーん」
なんで、なんでこんなこと…
「い、いやだ!」
必死に力強く精一杯押し切った。
ビックリして、目を大きくしてる。
「な、なんでこんなこと…、私のことしっかり振ったのになんでこんなことするの?」
必死で言った。だって、あまりにもみじめじゃない。こんなのって
「振ってないけど」
「えっ?だってあのとき」
「多分勘違いしてると思う」
「何を?」
「あれは、俺が自信なかったんだ。」
「自信?」
「俺は5年間、既婚者の人とずっと付き合ってた。結局バレてその家庭をメチャクチャにした。」
え?
「だから、恋愛なんかしていいのかってあのとき思って言ってしまった。俺自身恋愛はしたくないって思ってたから」
「じゃ、なんで?」
なんで、ここに?
「透子と話して、透子の優しさに癒やされて、俺のこと真剣に心配してるのが電話口からでもわかって、この人手放したらダメだと思った」
私の頬に手を添えて
「自分勝手なのは解ってる。でも今更だけど、手放したくない」
「わ、わたしは…、こうやって雑誌とかに載ってるのみて、やっぱり世界が違うと思ってたから」
「涼と友達だからたまたまだよ。本来は裏方の仕事だし」
前は勇気絞って言ってたけど、やっぱり今は自信がない。
「仙台にいるし」
「新幹線ならすぐだったよ」
「歳だって30になったし」
「そーなんだ。お祝いしないと」
いやいや、お祝いなんか…
「そ、それに私捨てられた女だし」
「じゃ、それは俺が拾うためにあったんじゃない?」
すごい前向きな解釈
「ここまで来て友達です。なんてありえないでしょ?」
「ま、松井さん」
「そろそろ悠人でもいいんじゃない?」
急に名前!?
そして急に熱い目をして
「透子が欲しい」
そんな顔で言わないでよ
断れないじゃん。
「…この展開についていけない」
「もう、待てない」
そう言うと、噛みつくようなキスが始まった。
多分もう待ったはないんだろうと確信したけど、本当に急展開すぎて夢みてる?とまで思ってしまう。
奥の部屋に行って、ベットに二人で倒れる。
「透子、もう逃げないで」
そんな顔されて、逃げることなんかもうできないよ。
松井さんは、何度も透子と呼んでくれてるけど、私は名前を呼ぶどころか彼を触ることすら躊躇してしまう。
「俺のこと触って」
「え?」
「まだ、考えてる?」
「だ、だって、もう相手されないと思ってたから」
「そか」
そう言うと私の腕をとって、自分の首に巻き付けた。
「俺があんなこと言ったから、傷つけたんだよな。あのあと一気に飲んで1人で帰ろうとして、きっと勘違いしてると思って言おうとしたけど、酔って寝ちゃったし」
「あっ」
そうだ
「あのとき、ホテルまで運んでくれて」
「泣いてる姿見て、何もできなかったよ。傷ついてるのかなって思ったし。でも俺自身が自信なかったんで、このままのがいいのかとも思った」
「本当に私でいいんです?雑誌のモデルとかたまにしてるみたいだし、同じモデルさんとか綺麗な人近くに居ると思うんですけど」
「透子」
じっと私の顔でを見て
「綺麗な人もかわいい人も沢山いるけど、透子は1人だよ、俺は透子がいい」
上のカットソーをめくられ手が入る。首筋にキスをされ、抵抗も何も出来ない。
「好きだよ」
私は一瞬硬直してしまった。
それに気づき、私の顔を見る。
「俺、透子が好き」
今度は私の顔を見て言ってくれた。
それがじわっときて、少し涙ぐんでしまった。
その先には嬉しそうな顔が見えた。
松井さんは私の前にきて
「說明してほしいんだけど」
私の目をみて言われた。
「え、いや、あのー、なんでここに?」
「前合コンしたヤツに聞いきた。女性メンバは会社の子だったんでしょ?だから聞いて貰った。」
まさかそういう流れで私の行き先が解るとは…
「あ、あの…」
と、とりあえず会社の出入り口だった。
「ここじゃなんなんで」
と言うと
「家に連れてってくれるの?」
「えっ?」
「だって俺急いで来たからこの先宿泊も何も考えてないで来たから」
「あっ、じゃちょっと調べて宿泊先を」
「泊めてくれないの?」
「は?」
な、何を…
松井さんは笑顔で言ってるし、冗談!?と思ったが
「家どこ?」
って…
「ええっ!?本気?」
「何が?」
「いえ、家に泊まるって…」
「嘘言っても仕方ないでしょ」
で、どっち?
「いや、あの…」
もうなんか強引な感じがして、断ることも出来ない。
もしかして恋愛対象外だから、泊まっても何もないってこと?
なんか、ずるずると家に向かうことになったけど
「あっ、夕飯ってまだ?」
と、聞いたら
「あー、そういえば」
と、言われたので
「この時間からだからガッツリしたのは作れないけど、お惣菜と込みになるけどそれでいいなら、ちょっとそこのスーパーに行きたい」
と言って、いつものスーパーに寄った。
「嫌いなものあります?」
「いや、特には」
というので、簡単にオムライスの食材と、おかずはお惣菜にした。
部屋は3階建てのマンションの2階に住んでいて1LDKの間取り。1人暮らしには十分。
「あの、まだしっかり片付けてないのでダンボールもあったりで、まさか誰か来るとおもってなかったから、ほんと散らかってますけど」
念には念を入れて言って、部屋に入れた。
家に入ってすぐご飯を炊き、準備する。
「ちょっと待っててください。さっき買ったお酒あるでそれ飲みながら待っててください」
と言ってリビングのソファに座って貰った。
昨日の残り物になっちゃうけど枝豆をだした。
「枝豆出すとか、1人で晩酌してるみたいだね」
と、言われたので
「ええ、まぁ…」
のんべって思われてるのかな…
40分して出来上がり
「急いで作ったんでお口にあうか」
と言ってテーブルに並べた。
「ありがとう」
笑顔で言われるとドキッとする。
「あっ、じゃどうぞ」
と言って、一口食べて
「美味しいよ」
と言ってくれた。
本心で美味しいと言ってくれたかはともかく、どうやら食べられるようなんで安心した。
食べてる間はちょっと無言だった。
なんでここに来たの?とか色々疑問があったけど、どう聞いていいのか…
律儀だからお礼とか?
色々想像が膨らんで、夕飯を終えた。
片付けしようとしたら
「オンラインゲーム相変わらずハマってる?」
「あっ、ですね!楽しんでやってます」
「まぁ、こっちにきて間もないと友達もなかなかすぐにはね…、1人で出来ることとかしちゃうよね。例えばコレとか?」
!?
手に持ってるのは、松井さんが出てた男性ファション誌。
「男性ファションにも興味あったんだ」
わざとだ…
顔を多分赤くして、言葉を亡くしてる私をみて
「こんな雑誌に載ってる俺みて満足したわけ?」
と、言うので
「いや、あの」
「生身の俺のがよくない?」
ど、どういう?
どういう意味?って思う前に、抱きしめられていた。
「な、なに?」
「どうして言わなかったの?」
「な、なにを?」
「ここに転勤するってこと」
え?どうしてって…
そもそもなんで、ここに来たんだろ?
抱きしめられてる中で、そんな疑問があって
「あ、あのなんでここに?」
「なんでって、居なくなったなら」
少し離されて
キスをされた。
ビックリして拒んだけど、がっちり固められて
「んーん」
なんで、なんでこんなこと…
「い、いやだ!」
必死に力強く精一杯押し切った。
ビックリして、目を大きくしてる。
「な、なんでこんなこと…、私のことしっかり振ったのになんでこんなことするの?」
必死で言った。だって、あまりにもみじめじゃない。こんなのって
「振ってないけど」
「えっ?だってあのとき」
「多分勘違いしてると思う」
「何を?」
「あれは、俺が自信なかったんだ。」
「自信?」
「俺は5年間、既婚者の人とずっと付き合ってた。結局バレてその家庭をメチャクチャにした。」
え?
「だから、恋愛なんかしていいのかってあのとき思って言ってしまった。俺自身恋愛はしたくないって思ってたから」
「じゃ、なんで?」
なんで、ここに?
「透子と話して、透子の優しさに癒やされて、俺のこと真剣に心配してるのが電話口からでもわかって、この人手放したらダメだと思った」
私の頬に手を添えて
「自分勝手なのは解ってる。でも今更だけど、手放したくない」
「わ、わたしは…、こうやって雑誌とかに載ってるのみて、やっぱり世界が違うと思ってたから」
「涼と友達だからたまたまだよ。本来は裏方の仕事だし」
前は勇気絞って言ってたけど、やっぱり今は自信がない。
「仙台にいるし」
「新幹線ならすぐだったよ」
「歳だって30になったし」
「そーなんだ。お祝いしないと」
いやいや、お祝いなんか…
「そ、それに私捨てられた女だし」
「じゃ、それは俺が拾うためにあったんじゃない?」
すごい前向きな解釈
「ここまで来て友達です。なんてありえないでしょ?」
「ま、松井さん」
「そろそろ悠人でもいいんじゃない?」
急に名前!?
そして急に熱い目をして
「透子が欲しい」
そんな顔で言わないでよ
断れないじゃん。
「…この展開についていけない」
「もう、待てない」
そう言うと、噛みつくようなキスが始まった。
多分もう待ったはないんだろうと確信したけど、本当に急展開すぎて夢みてる?とまで思ってしまう。
奥の部屋に行って、ベットに二人で倒れる。
「透子、もう逃げないで」
そんな顔されて、逃げることなんかもうできないよ。
松井さんは、何度も透子と呼んでくれてるけど、私は名前を呼ぶどころか彼を触ることすら躊躇してしまう。
「俺のこと触って」
「え?」
「まだ、考えてる?」
「だ、だって、もう相手されないと思ってたから」
「そか」
そう言うと私の腕をとって、自分の首に巻き付けた。
「俺があんなこと言ったから、傷つけたんだよな。あのあと一気に飲んで1人で帰ろうとして、きっと勘違いしてると思って言おうとしたけど、酔って寝ちゃったし」
「あっ」
そうだ
「あのとき、ホテルまで運んでくれて」
「泣いてる姿見て、何もできなかったよ。傷ついてるのかなって思ったし。でも俺自身が自信なかったんで、このままのがいいのかとも思った」
「本当に私でいいんです?雑誌のモデルとかたまにしてるみたいだし、同じモデルさんとか綺麗な人近くに居ると思うんですけど」
「透子」
じっと私の顔でを見て
「綺麗な人もかわいい人も沢山いるけど、透子は1人だよ、俺は透子がいい」
上のカットソーをめくられ手が入る。首筋にキスをされ、抵抗も何も出来ない。
「好きだよ」
私は一瞬硬直してしまった。
それに気づき、私の顔を見る。
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今度は私の顔を見て言ってくれた。
それがじわっときて、少し涙ぐんでしまった。
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