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なんでこんなところに…
「探したよ!真璃」
「…誰?」
木原さんに言われ
「元カレ」
というとビックリした顔になった。
「真璃、俺勘違いをしてた。元木とホテルに行ってたのを同僚がみて写メで教えてくれたんだ。しかも数回も行ってと」
「は?」
なんで元木くんと?元木くんとホテル?なんでそんなことに…
少し考えて
「…それって、打ち上げ会場のホテルに行って打ち合わせしに行ったんじゃ…」
「すまん!!」
と頭を下げ
「まさかそれで私は裏切り者って…」
「すまん!!」
そんな、濡れ衣もいいところだ!
「真璃!ごめん。俺には真璃が必要だ。迎えに来た。だから…」
な、なにを…
「何言ってるの!?私がどれだけ…」
そう言ってたち崩れそうになる私を木原さんが支えてくれた
「大丈夫か?」
「…はい」
「…その男と付き合ってるのか」
木原さんを見て言った。
「そんなこと、貴方には関係ない!誤解が溶けたらやり直すってずいぶん虫がいいんじゃない?」
「でも真璃も俺のこと…」
「ふざけないでよ!何度も話たいと言っても、取り次いでくれなかったじゃない!挙げ句の果てに毎日色んな女と寝てるなんて、そんなの間近で見せられて私の気持ちわかるの!?」
「…」
「あんた、最低だな!会社で自分の彼女晒し者にして、それで自分は色んな女手を出して、誤解だと解ったら迎えに来た?恥ずかしくないのか!?」
「お、俺は真璃しかいないんだ!」
「…」
悔しくって、腹が立って、ぐちゃぐちゃだ!
「俺はお前の気持ちが落ち着くまで待ってるから、どうか…」
「もう2度とここに来ないで!私が一緒にいたいのは貴方じゃない!」
そう言って木原さんを見る。
「俺は、ずっといるよ」
木原さんのその言葉で和む。
「ま、真璃…」
「俺は、道中…、真璃を守る!だからあんたがもうここに来ることはない」
そう言うと手を差し出され、私はその手をとる。
「行こう」
「はい!」
私は真也を見ず
「さよなら」
と言って、歩きだした
「真璃!真璃!ごめん!!戻ってきてくれ!!」
真也とはこれが最後となった。
その後、元木君の話だと真也は退職したという。どこでなにをしてるか私には解らない。
今更汚名返上されてもあのときの傷は癒えることはない!
「いつかさ、俺たちで店やらね?」
「店?どんな?」
「そうだな、観光ガイドとか」
「あー、いいね!やりたいね!」
私たちは、この街が大好きでもっと広めたいと思ってた。観光客がきて案内するのもいいかもしれない。
「じゃ、HPとか立ち上げて、それでこの街のよさを広めたりとか」
「いいね!でも、その前に…」
「え?」
突然一輪の花を袋から差し出し
「俺と結婚したらやろうか」
「はい!」
抱きつく私にギュと抱き締め返してくれる。少し前までは真也と結婚すると思ってた。でもこうやって大翔さんに会えたことで人生解らないなって思う。
後日、元木くんたちに報告のチャットをしたら式には呼んでくださいね!と言ってくれた。
「探したよ!真璃」
「…誰?」
木原さんに言われ
「元カレ」
というとビックリした顔になった。
「真璃、俺勘違いをしてた。元木とホテルに行ってたのを同僚がみて写メで教えてくれたんだ。しかも数回も行ってと」
「は?」
なんで元木くんと?元木くんとホテル?なんでそんなことに…
少し考えて
「…それって、打ち上げ会場のホテルに行って打ち合わせしに行ったんじゃ…」
「すまん!!」
と頭を下げ
「まさかそれで私は裏切り者って…」
「すまん!!」
そんな、濡れ衣もいいところだ!
「真璃!ごめん。俺には真璃が必要だ。迎えに来た。だから…」
な、なにを…
「何言ってるの!?私がどれだけ…」
そう言ってたち崩れそうになる私を木原さんが支えてくれた
「大丈夫か?」
「…はい」
「…その男と付き合ってるのか」
木原さんを見て言った。
「そんなこと、貴方には関係ない!誤解が溶けたらやり直すってずいぶん虫がいいんじゃない?」
「でも真璃も俺のこと…」
「ふざけないでよ!何度も話たいと言っても、取り次いでくれなかったじゃない!挙げ句の果てに毎日色んな女と寝てるなんて、そんなの間近で見せられて私の気持ちわかるの!?」
「…」
「あんた、最低だな!会社で自分の彼女晒し者にして、それで自分は色んな女手を出して、誤解だと解ったら迎えに来た?恥ずかしくないのか!?」
「お、俺は真璃しかいないんだ!」
「…」
悔しくって、腹が立って、ぐちゃぐちゃだ!
「俺はお前の気持ちが落ち着くまで待ってるから、どうか…」
「もう2度とここに来ないで!私が一緒にいたいのは貴方じゃない!」
そう言って木原さんを見る。
「俺は、ずっといるよ」
木原さんのその言葉で和む。
「ま、真璃…」
「俺は、道中…、真璃を守る!だからあんたがもうここに来ることはない」
そう言うと手を差し出され、私はその手をとる。
「行こう」
「はい!」
私は真也を見ず
「さよなら」
と言って、歩きだした
「真璃!真璃!ごめん!!戻ってきてくれ!!」
真也とはこれが最後となった。
その後、元木君の話だと真也は退職したという。どこでなにをしてるか私には解らない。
今更汚名返上されてもあのときの傷は癒えることはない!
「いつかさ、俺たちで店やらね?」
「店?どんな?」
「そうだな、観光ガイドとか」
「あー、いいね!やりたいね!」
私たちは、この街が大好きでもっと広めたいと思ってた。観光客がきて案内するのもいいかもしれない。
「じゃ、HPとか立ち上げて、それでこの街のよさを広めたりとか」
「いいね!でも、その前に…」
「え?」
突然一輪の花を袋から差し出し
「俺と結婚したらやろうか」
「はい!」
抱きつく私にギュと抱き締め返してくれる。少し前までは真也と結婚すると思ってた。でもこうやって大翔さんに会えたことで人生解らないなって思う。
後日、元木くんたちに報告のチャットをしたら式には呼んでくださいね!と言ってくれた。
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いや、これ元職場の連中も同罪だろ。なに正義の味方ぶって真也ハブってんの?気色わるい。
ざまぁが少ないのが...それだけやらかしたのなら会社内全てからのバッシングをもっと見たかった。
傷ついた心が癒されて良かった。