秘事

詩織

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秘事

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最近妻の様子がおかしい。

やっぱり無理だったんだろうか?



冴木悠一さえきゆういち、40歳。広告代理店の部長をしている。

そして妻、菜摘なつみ26歳。14歳離れた年の差婚。

きっかけは菜摘からだった。俺と付き合いたいと言われた。行きつけのバーでよく1人で飲みに行く店があった。そこで菜摘と出会った。はじめは友達とたまに来ていた菜摘だが、俺を見て気になって1人できて、カウンターで1人で座ってる俺の隣にきて話しかけたことから話すようになった。


「あ、あの、冴木さん。もしよければ、あ、あの、恋人とかいなければ、私とお付き合いして頂けないでしょうか?」

下を向いて言う彼女に俺は

「いや、君...、えっと菜摘さん?でいいんだよね?菜摘さんはまだ若いじょ?なんでこんなおっさんなんか。なんかのドッキリ?」

「ち、違います!真剣です!わ、私が一目惚れをして、それで、あの」

「え?」

一目惚れ?俺に?別にいい男でもないのに何言ってるんだ?と疑問がでる。

「私、本気なんです!勿論性格合う合わないあるから、お試しからでいいです。駄目でしょうか?」

「...」

イマイチ信用というか、信じられない。こんな若い娘が?

「俺、マジでおっさんだよ!もう少し考えた方がいいんじゃない?」

「関係ないです!!」

そんな告白を押し切られ、お試しで付き合うことになった。

彼女は本当に俺の事が大好きなのか、いつも嬉しそうにしている。

可愛くって無邪気で、あまり慣れてない料理をネットで調べ色々作ってくれる。よく失敗はするが頑張ってるし食べれなくもないで、俺としては全く問題なかった。


そして

「私と結婚して...欲しい」

付き合って半年。まさかのプロポーズ。

何度も本気?と聞いた。彼女は俺意外ありえないと言う。

そして結婚。現在1年目になる。まだ子供はいない。そんな矢先の出来事だった。異変を感じたのは。

スマホを見る回数。休みの日の外出。異様にお洒落をしている。菜摘は医療事務を努めてて、結婚してもそのまま続けてる。

仕事先の人と会うとか、色々理由をつけていなくなることが多い。



やっぱり、こんな歳が離れた俺じゃ飽きるか...

怒ることも出来ず、納得の方が大きかった。

菜摘と出会う前まではしばらくは恋人はいなかった。社内で8年付き合った彼女と結婚するつもりでいた。だが、最後にはこっぴどく振られ、社長の息子と結婚した。その息子は常務となり俺の上司にもなっている。

その噂もあってか、あまり俺に恋愛事を痛々しくみる社内に嫌気がさし、そしてバーに1人で飲むのが楽しくなっていたときに菜摘と出会った。



...浮気...だろうな。

1人マンションに居る俺。菜摘は今日も遅い。

「ただいまー」

「...おかえり」

お洒落になった菜摘。前もお洒落だったが、友達と食事に行くのにそんなにするものなのか?

「ケーキ買ってきちゃった!食べない?」

「いや、いいよ!さっき食べたばかりだから」

「そっか」

俺には相変わらず優しい。

「ねぇ、悠一さん」

振り向くと何か言いたそうな顔をしている。

「なに?」

「...今日一緒に寝ない?」

今日一緒に寝ない?とは、まぁやろうと言うときによく菜摘は言う。

「ごめん、仕事で疲れてて」

「そっかー」

男と会ったあとに俺と!?何を考えてるんだ?

俺にはいつも通り接してくれるが、今までの彼女とはかなり違う。離婚してあげた方がいいんだろうか?

俺の中に迷いが大きくなっていた。



1ヶ月後。

取引先との打ち合わせ後、直帰をすることになった。

えっ?あれは...菜摘?

駅の反対ホームに菜摘と男性が仲良く話していた。

相手は美形?背はそこまで高くないようだが、楽しそうに2人ともニコニコしていた。

菜摘が腕をとって歩き出した。そして電車の中に入っても楽しそうにしている。

これって確定だよな。

証拠としては不十分だが、俺の中では終わりだと確信した。


自宅に帰るとまだ菜摘はいない。慰謝料とるとかそこまで証拠集め?いや、惨めになる。何もなかったように終わらせたい。

「あれ?早いね?」

1時間後に菜摘が帰ってきた。

俺は何も言わなかった。

「じゃ今日は麺類にしていい?ご飯とかおかずとか作ると時間かかるから」

といって、急いで部屋着に着替えて準備をする。

「...話あるんだ」

「え?」

何かを悟ったのか驚いて俺をみる。

「菜摘、別れようか」

「...な、な、な、」

手を止めて俺のところにきた。

「ど、どういうこと?なに?なんで?」

「それは菜摘がわかってんじゃないのか?」

「何言ってるの?」

「俺ともう無理しなくていいよ」

涙を流す菜摘。

「なんで?なんでよ!!教えて!解らないよ!!」

そこまで言わせたいのか?

「最近菜摘変わったよな。で、今日見たんだ。男と会ってるの。菜摘が変わったのってその男のため?」

「...え?」

キョトンとして顔になった。

「隠さないでもいいよ!別に慰謝料とか」

「何言ってるの!?男ってなに?」

「さっきホームで見たんだ。男と」

というと

「あっ」

といったかと思うと

「もしかして、まこちゃんのこと?」

「名前とか知らんが」

「その人、女性だよ」

「は?」

「髪の毛短いし、よく男に間違いられるけど、立派な女性だよ」

そういって、スマホでその人を見せた。

「この人じゃない?」

「あー」

確かにこの人だ。

「だが、最近様子が」

「え?様子?」

「出掛けることが増えたし、楽しそうにしてるし、それにお洒落して...」

「それって、浮気って思ってたってことだよね?」

「...違うのか?」

「なんでそーなるの!!」

と、怒るようにいい、そして

「でも、そう勘違いさせてる私が悪いのか」

ちょっと小声になった。

「あ、あのね、悠一さんに...、好きになって貰いたかったの」

「は?」

「私が好きで結婚してもらってるし、悠一さんの前では可愛くなりたくって、それでね、まこちゃんに相談してね」 

何言ってるかさっぱりわならない。

「あ、あのね、この際もう全部言っちゃうんだけど、それだけじゃないの!」

「菜摘?」

「わ、私...、ちょっとなんていうか、少しそのちょっと、えっと」

言いづらそうにしている。

「俺のこと?」

「ち、違う!!私のことなの。私あのね、ちょっと変わってるのかもしれなくって」

「変わってる?」

「う、うん。あのー、悠一さんに意地悪されたいとか、強引にえっと...、自由のきかない私をとか、あ、あの」

「えっ?」

何言ってるんだ?と思ったが

「色々...されたいの」

「!?」

「まこちゃんに、どうやって悠一さんに伝えたらって...」

そういえば、帰ってくるときはお洒落にはなってるが、少しだけ露出はあった気がした。

「こんな性癖あるとかって、言えなくって、でも毎日してほしくって」

まさか、こういうことで悩んでたとは思わなかった。

「私凄い悠一さんのこと好きなの!浮気なんてない!!」

「勘違いしてるよ」

「えっ?勘違い?」

「俺だって菜摘が好きだから結婚したんだよ!プロポーズされたときは俺なんかでいいのか?って思ったし、俺は誰よりも菜摘を大事にしたい」

こんなこと言ったことなかったな。言わないから不安にさせたのかもしれない。

「悠一さん?」

ビックリした顔になってる菜摘に

「菜摘を無茶苦茶にしたい」

いつも優しくしか抱いたことない俺。闘争心というか、秘めた何かが芽生えた気がした。




「悠...一さん」

「菜摘、こうされたかったの?」

「ん~~、あっ」

菜摘を全裸にし、秘部を攻めまくる。

「もっと、脚を開かないとやってあげないよ!」

そう言うと、少しずつ脚を開く。

「自分の手で脚を開くんだ」

言われた通りにする菜摘。

「あー、んー」

「いい眺めだ!しっかり見えるようにするんだよ」

喜んでる菜摘が解る。そうか、こうして欲しかったんだね。

「もっとこれから、いっぱい開拓しような」

幸せそうな顔をする菜摘に、俺は気持ちが高ぶった。



「冴木部長、最近楽しそうですね」

「?」

「家帰るの楽しそうなんで」

「奥さんの手料理が楽しみとか?」

「まぁ、それもあるけどな」

「え?他に何かあるんですか?」

「まぁ、妻が待ってくれてるからな」

「「!?」」

まさか俺がこんなこと言うとは思わなかったのか言葉を失ってる。



「おかえりなさい!」

俺はリビングに入り菜摘にキスをした。

「うん、今日も可愛いな」

「あっ、」

スカートを捲ると下着は履いてない。それを確認するだけで菜摘は声を出した。

少し触ると

「あー、ダメ!ご飯作ってるのに」

「でも嫌じゃないでしょ?」

「...」

「ほら、しっかり見せて」

最近はこんな感じだ。

菜摘のドМが解ってから、俺はもう制御がきかなくなっている。

「ん~~」

可愛くってエロくって堪らない!

「イカせてほしいなら、お尻をこっちに向けなさい」

言われ通りに後ろを向きお尻を突き出す。

「じゃ、ご褒美をあげよう」

そう言って、玩具を入れる。

「あっ!!」

そして電源を入れると

「あ~~!ダメェー!!」

と言って腰を動かす

それでも菜摘は歓喜の顔をしている。

「エロい嫁だなー」

楽しそうに俺はそれを見てる。

「あーー!!」

達したのかガクガクしている。俺は支え

「まだまだこれからだよ」

こんな調子で夫婦生活は円満すぎる円満を送っている。

これからエスカレートしそうで怖いが、それでも菜摘とならやっていけそうだ。
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みんなの感想(2件)

ムイオタ
2025.09.25 ムイオタ

ただのうわきだけかと思ってました(笑)もっとえrくするなら『////』とか入れたほうがいいと思います。(上から目線だったらすいません💦💦)てか結末のアイディアなどとかがすごいあこがれます✨

解除
楠丸
2025.09.07 楠丸


菜摘さんが会っていた相手が男だったというのは、なかなか考えましたね!私も官能シーンは書きますが、思えば私のそれは、勝目梓さんから影響を受けていたこともあり、現代の読者にはだいぶしつこかったらしいことが勉強になりました!by楠丸

解除

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