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【第一部:王位継承者】第九章
予期せぬ再会
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真っ暗闇の中で、二人は押さえつける腕を振り払おうと必死に抗った。
「放せ! はな――」
ディオネが相手の腹部を容赦なく蹴りつけながら叫ぶ。男はその足を持て余しながら小声で鋭くいった。
「やめろ! 俺だ、ディオネ!」
聞き覚えのある声に、ディオネは動きを止めた。明かりがついていないため顔は定かではないが、今の声は確かに――
「……エルシャ?」
小さなため息とともに、声の主がいった。
「……そうだ」
それから妹のほうを見やる。
「……フェランだわ……」
やや震えた声。続いて、聞き慣れた澄んだ声が聞こえた。
「驚かせてすみません」
「留守みたいだったからここに隠れていたら女の声がしたんでね、まさかと思ったけど」
エルシャが説明を始めた。
「何でこんなところを歩いているんだ。危ないのはよくわかって――」
しかし、ディオネは最後までいわせなかった。衝動的に振り下ろされた右手は、彼の頬に強烈な平手打ちをお見舞いした。小気味のいい破裂音がし、ディオネは呆気にとられているエルシャの胸ぐらを乱暴につかむとまくしたてた。
「何で出歩いているかって? ふざけんじゃないわよ! あんたこそ何ふらふらしてんのよ、おかげであたしたちは大迷惑してんのよ! あの張り紙見て、ゼムズと三人ですごく考えたし心配したんだよ! おかげでゼムズとははぐれるし、あんたたちが話してくれなきゃ何もわかんない! あたしたちはどうすればいいわけ? あんたがちゃんと話してくれれば、協力だってできるし勝手に動くよりよっぽどましだと思うけど! あたしたちってさ、そういう仲間じゃないの? 何でも話してくれるって思ってたのは、あたしの勘違いだったってわけ!?」
声を荒げて一気に話し切ったディオネは、息を切らしながら乱暴にエルシャから手を放した。重たい沈黙が漂う。エルシャが低い声で呟いた。
「すまなかった……」
ディオネは小さく鼻を鳴らすとその場に座りこんだ。エルシャが話し出した。
「あいつは、俺の……従兄、なんだ。ジュベールといって、悪いやつじゃない。きっと……相続の問題か何かで、狙われてるんだと思うんだ」
「相続って……血のつながった親戚が、彼の命を狙ってるということ?」
ナイシェは驚きを隠せなかった。
「……認めたくないがな」
再び沈黙。やがてディオネが口を開いた。
「わかった。その話で十分。まずは全力で、その青年を見つけましょ」
エルシャが小さく微笑んだ。
「ありがとう。彼が見つかれば、もっと説明できると思う」
四人は立ち上がり、裏口へ向かった。やむを得ずゼムズと別れたことから、とりあえずは一度宿へ戻りゼムズを待つことにする。
エルシャが勝手口の扉に手をかけたときだった。かすかに、物音がした。四人は息を潜めた。
扉の、すぐ向こうだ。
エルシャが静かに剣を抜く。
人数は一人。まだ、俺たちに気づいていないらしい。……ここの家主か? それにしては気配が薄い。明らかに逃げ腰だ――ということは。
エルシャはそっと扉を開けた。その直後、気配の主がすばやい反応で剣を繰り出してきた。エルシャはそれを軽くかわすと、相手を後ろ手に捕らえた。月明かりが、二人を照らし出す。暗闇の中でも輝く漆黒の髪と瞳、そして透けるような肌があらわになった。二人の視線が絡み合い、先に言葉を発したのはエルシャのほうだった。
「ジュベール!」
腕を捕まれた青年の口から、澄んだ声が飛び出した。
「……エルシャ……? お、おまえが何故こんなところに!?」
「それはこっちのせりふだ! 事情はともかく、とりあえず今は……」
いい終わる前に、ジュベールの弱々しい声が遮った。
「エルシャ……私……は……」
次の瞬間、ジュベールはエルシャの体に倒れこんだ。
「ジュベール!?」
エルシャが体を支える。暗闇ではあったが、明らかな深手はないようだ。しかしその顔色は真っ青で冷たい汗をかいていた。すでに意識はほとんどない。おそらく何日も逃げ続け、体中に擦り傷や切り傷を負いながらあるはずもない救済の手を待っていたのだろう。
「エルシャの顔を見て、緊張が途切れたのかもしれませんね」
フェランの言葉に、エルシャはジュベールの顔へ目を落とした。美しい顔の数箇所についた、切り傷。無意識に、右手を彼の顔にかざす。顔の傷は跡形もなく消え去った。
「手当てはあと。とりあえず見つからないように早く戻りましょ」
ディオネの言葉に、一行は闇に紛れて歩き出した。
青年はベッドの上で静かに眠っていた。その枕元で、エルシャが彼をじっと見つめる。
目に見える傷はすべて治した。見えない傷は……本人の了承を得てからのほうが、いいだろう。
かすかに寝息が聞こえる。閉じたまぶたの長いまつげや薄い唇などは、フェランとはまた別の女性的な魅力をかもし出している。しかしエルシャは、彼がひ弱そうな外見とは違い芯のある人間であることを知っていた。何日も町の野蛮な男たちから限界のある区域で逃げおおせたのも、その不屈の精神の強さからだろう。
エルシャは強く唇を噛んだ。
同じ血を引く人間を、王位のため亡き者にしようとするなんて……しかも、こんな卑劣な手で。
寝室にディオネが入ってきた。
「大丈夫。ここの主人はまだ気づいてないよ」
エルシャは返事の代わりに小さく微笑んだ。ディオネは近寄ると、人形のような顔をした青年を覗きこんだ。
「ビラより全然美形じゃない」
エルシャが、小さく声をたてて笑う。
「……うん、そうだな。俺の自慢だ」
ディオネはエルシャの横に腰を下ろした。
「よく遊んだの?」
「……子供のころはな。家も近かったし。でも、成長するに従って引き離されていった」
ディオネはふと、ナイシェのことを考えた。
両親が死んだのは妹が五歳のときだ。自分たちは、遊ぶ余裕もないうちに離れ離れになってしまった。五年しかともに過ごせなかった妹――離れればそのうち忘れるかもしれないと思っていたが、妹への愛情は日を増すごとに深まるばかりだった。
「……俺には、弟がいてね。昔は何の屈託もなく笑うかわいいやつだった。今では……こいつと同じでね。仲はいいけど、昔のように心のうちまでさらけ出せなくなってしまった」
「いい家柄に生まれるってのも、大変だね。……あたしも、あんたみたいに金があればいいと思うよ。昔だって、金さえあれば妹と別れずに済んだ。でも、やっぱり……金より大事なもの、あるよね……」
ディオネの言葉に、エルシャは黙ってゆっくりうなずいた。
「放せ! はな――」
ディオネが相手の腹部を容赦なく蹴りつけながら叫ぶ。男はその足を持て余しながら小声で鋭くいった。
「やめろ! 俺だ、ディオネ!」
聞き覚えのある声に、ディオネは動きを止めた。明かりがついていないため顔は定かではないが、今の声は確かに――
「……エルシャ?」
小さなため息とともに、声の主がいった。
「……そうだ」
それから妹のほうを見やる。
「……フェランだわ……」
やや震えた声。続いて、聞き慣れた澄んだ声が聞こえた。
「驚かせてすみません」
「留守みたいだったからここに隠れていたら女の声がしたんでね、まさかと思ったけど」
エルシャが説明を始めた。
「何でこんなところを歩いているんだ。危ないのはよくわかって――」
しかし、ディオネは最後までいわせなかった。衝動的に振り下ろされた右手は、彼の頬に強烈な平手打ちをお見舞いした。小気味のいい破裂音がし、ディオネは呆気にとられているエルシャの胸ぐらを乱暴につかむとまくしたてた。
「何で出歩いているかって? ふざけんじゃないわよ! あんたこそ何ふらふらしてんのよ、おかげであたしたちは大迷惑してんのよ! あの張り紙見て、ゼムズと三人ですごく考えたし心配したんだよ! おかげでゼムズとははぐれるし、あんたたちが話してくれなきゃ何もわかんない! あたしたちはどうすればいいわけ? あんたがちゃんと話してくれれば、協力だってできるし勝手に動くよりよっぽどましだと思うけど! あたしたちってさ、そういう仲間じゃないの? 何でも話してくれるって思ってたのは、あたしの勘違いだったってわけ!?」
声を荒げて一気に話し切ったディオネは、息を切らしながら乱暴にエルシャから手を放した。重たい沈黙が漂う。エルシャが低い声で呟いた。
「すまなかった……」
ディオネは小さく鼻を鳴らすとその場に座りこんだ。エルシャが話し出した。
「あいつは、俺の……従兄、なんだ。ジュベールといって、悪いやつじゃない。きっと……相続の問題か何かで、狙われてるんだと思うんだ」
「相続って……血のつながった親戚が、彼の命を狙ってるということ?」
ナイシェは驚きを隠せなかった。
「……認めたくないがな」
再び沈黙。やがてディオネが口を開いた。
「わかった。その話で十分。まずは全力で、その青年を見つけましょ」
エルシャが小さく微笑んだ。
「ありがとう。彼が見つかれば、もっと説明できると思う」
四人は立ち上がり、裏口へ向かった。やむを得ずゼムズと別れたことから、とりあえずは一度宿へ戻りゼムズを待つことにする。
エルシャが勝手口の扉に手をかけたときだった。かすかに、物音がした。四人は息を潜めた。
扉の、すぐ向こうだ。
エルシャが静かに剣を抜く。
人数は一人。まだ、俺たちに気づいていないらしい。……ここの家主か? それにしては気配が薄い。明らかに逃げ腰だ――ということは。
エルシャはそっと扉を開けた。その直後、気配の主がすばやい反応で剣を繰り出してきた。エルシャはそれを軽くかわすと、相手を後ろ手に捕らえた。月明かりが、二人を照らし出す。暗闇の中でも輝く漆黒の髪と瞳、そして透けるような肌があらわになった。二人の視線が絡み合い、先に言葉を発したのはエルシャのほうだった。
「ジュベール!」
腕を捕まれた青年の口から、澄んだ声が飛び出した。
「……エルシャ……? お、おまえが何故こんなところに!?」
「それはこっちのせりふだ! 事情はともかく、とりあえず今は……」
いい終わる前に、ジュベールの弱々しい声が遮った。
「エルシャ……私……は……」
次の瞬間、ジュベールはエルシャの体に倒れこんだ。
「ジュベール!?」
エルシャが体を支える。暗闇ではあったが、明らかな深手はないようだ。しかしその顔色は真っ青で冷たい汗をかいていた。すでに意識はほとんどない。おそらく何日も逃げ続け、体中に擦り傷や切り傷を負いながらあるはずもない救済の手を待っていたのだろう。
「エルシャの顔を見て、緊張が途切れたのかもしれませんね」
フェランの言葉に、エルシャはジュベールの顔へ目を落とした。美しい顔の数箇所についた、切り傷。無意識に、右手を彼の顔にかざす。顔の傷は跡形もなく消え去った。
「手当てはあと。とりあえず見つからないように早く戻りましょ」
ディオネの言葉に、一行は闇に紛れて歩き出した。
青年はベッドの上で静かに眠っていた。その枕元で、エルシャが彼をじっと見つめる。
目に見える傷はすべて治した。見えない傷は……本人の了承を得てからのほうが、いいだろう。
かすかに寝息が聞こえる。閉じたまぶたの長いまつげや薄い唇などは、フェランとはまた別の女性的な魅力をかもし出している。しかしエルシャは、彼がひ弱そうな外見とは違い芯のある人間であることを知っていた。何日も町の野蛮な男たちから限界のある区域で逃げおおせたのも、その不屈の精神の強さからだろう。
エルシャは強く唇を噛んだ。
同じ血を引く人間を、王位のため亡き者にしようとするなんて……しかも、こんな卑劣な手で。
寝室にディオネが入ってきた。
「大丈夫。ここの主人はまだ気づいてないよ」
エルシャは返事の代わりに小さく微笑んだ。ディオネは近寄ると、人形のような顔をした青年を覗きこんだ。
「ビラより全然美形じゃない」
エルシャが、小さく声をたてて笑う。
「……うん、そうだな。俺の自慢だ」
ディオネはエルシャの横に腰を下ろした。
「よく遊んだの?」
「……子供のころはな。家も近かったし。でも、成長するに従って引き離されていった」
ディオネはふと、ナイシェのことを考えた。
両親が死んだのは妹が五歳のときだ。自分たちは、遊ぶ余裕もないうちに離れ離れになってしまった。五年しかともに過ごせなかった妹――離れればそのうち忘れるかもしれないと思っていたが、妹への愛情は日を増すごとに深まるばかりだった。
「……俺には、弟がいてね。昔は何の屈託もなく笑うかわいいやつだった。今では……こいつと同じでね。仲はいいけど、昔のように心のうちまでさらけ出せなくなってしまった」
「いい家柄に生まれるってのも、大変だね。……あたしも、あんたみたいに金があればいいと思うよ。昔だって、金さえあれば妹と別れずに済んだ。でも、やっぱり……金より大事なもの、あるよね……」
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