異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが

学園生活編

第二十話 主従契約

　驚いている私を見てウォーターは一つ提案してかなた。

「私はあなたに負けました。あの時は本来の力を出せなかったとは言え負けは負け、私はあなたに従うことを誓おうと思います。あなたは私の主になる気はありますか？」

　その提案や内容を聞いて私は黙って考えていた。

　この提案。乗ってもいいのか？　でも裏切られる可能性もあるし、どうすればいいんだ？

　私は十数秒のあいだ考えて結論を出した。

「分かった。ウォーターだったけ？　あなたの提案を受けることにします」

　ウォーターは私の提案を受けると言う言葉を聞いてニコニコと微笑んでいた。

　私はすぐにウォーターに近づき、ウォーターの肩に手をのせて魔力とウォカという名を与えた。

　しかしそんな退屈であろうことを見ていた魔神が私にいってきた。

「いい加減にしろ、退屈なんだよ、早く戦おう！」

　そこで私はウォカに命令した。

「それじゃあ今から初命令を出します。目の前にいる魔神を倒して」

「倒したらどうすればいいのですか？」

ウォカはそんな質問をしてきたので私は答えた。

「もしその魔神を倒したら私と合流して。私は先に王都にいる魔人を倒しているから」

「了解しました、お任せください」

ウォカはそう言って戦闘を始めたので私はその場を後にし、他の魔人の元に向かった。