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【21.ブローデの失敗】
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そして同じころ、エルンストの婚約者のイェレナはブローデを自分の邸に呼びつけ、お茶も出さずに文句を言っていた。
「ダスティンはいったいどこにいってしまったんですの? 大事なときに私のそばにいないなんて! ブローデ、あなた何か聞いてませんこと?」
「はあ……。聞いていたら言いますよ。でも聞いてないので」
ブローデは「自分に言われても」と内心不満に思いながら、それでもイェレナには見かけ上丁寧に対応する。
しかし、イェレナはブローデが実質無関係であるにもかかわらず、さも関係者であるかのようにブローデを詰った。
「あなたはダスティンのお友達なんでしょう? といいますか、あなたにも失望ですわ、ブローデ。ダスティンのやったことを元婚約者のセレステ嬢に言ってしまったというのですから。そのセレステ嬢は王太子殿下の元婚約者のリーアンナ嬢とお友達なんでしょう? ということはリーアンナ嬢も知ってしまったということではありませんの?」
イェレナの言うことは少しズレていたので、ブローデは慌てて訂正した。
「リーアンナ嬢の方から話をされたのですよ。ルシルダ様の仲間だと言うものですから、つい気を許してしまったのは本当ですけど」
「あなたは馬鹿ですのね。日頃のルシルダ様を見ていたら分かるじゃありませんか、ルシルダ様とリーアンナ嬢がバチバチだってことくらい。それにリーアンナ嬢はエルンスト様やウォーレス様と近しい人間でしょう? どう考えてもエルンスト側の人間ですわ、見て分かりませんこと? ああ、これだからあなたみたいな田舎者は嫌ですわ!」
イェレナは眉を顰め扇で口元を覆った。
田舎者と言われて、ブローデはずきっと胸が痛んだ。
凄く気にしていることだったから。
だから、ようやく中央の、名の知れた名門公爵家の令嬢と婚約できて大喜びだったのだ。
しかし、それまでに付き合っていた人間が悪すぎて、あっさりと婚約破棄されてしまった……。ブローデはだいぶがっかりしていた。
――また、ただの田舎者に舞い戻ってしまった。
ブローデはセレステのことは本当に大事にする気でいた。
この婚約の背景には中央への憧れはもちろんあったが、これまでの人生で身の回りに居なかった美しくて洗練され頭の回転の速いセレステにブローデは圧倒されていた。
この人と人生を共にできると言うのはどんな幸せだろうと思ったものだ。セレステと結婚できることはつまらないと思っていた自分の人生を打開する一つの希望だった。
だが同時に、中央への足掛かりとして、最初に王都で世話を焼いてくれたイェレナにはブローデは頭が上がらなかったのだ。
ブローデだってイェレナとその恋人のダスティンの関係はいいものだとは思っていなかった。
しかもどうやらダスティンが聖女ルシルダとよくないお金絡みのやりとりをしていることも知っていた。
セレステがルシルダと対立するリーアンナと仲がいいことも知ったときの後ろめたさと言ったら!
だからブローデはできるだけイェレナとダスティンから距離を置こうとも思ったのだ。
セレステやその交友関係に波風を立てたくなかった。ブローデはあくまでセレステ側に立つ気でいたのだ。
だが、そんなにうまくはいかなかった。
イェレナはむしろブローデがセレステと婚約したことで、ブローデをリーアンナ側のスパイにしようとしたのだ。イェレナはブローデを通じてリーアンナ側の情報を得られると思った。
ダスティンは聖女ルシルダと何かしている。敵対する勢力の情報は少しでも多い方がよかった。
だからイェレナは、ブローデがイェレナから距離を取ることを良しとしなかった。
なんだか毎回うまいこと言いくるめられて、結局ブローデはイェレナから逃げることはできなかった。
ブローデは、エルンストが刺されたと聞いたとき、すぐにイェレナとダスティンの仕業だと思った。
ルシルダはエルンストを脅す理由があったし、ルシルダがエルンストをおとなしくさせ、政治的な理由でイェレナがエルンストとの婚約を破棄できるような状態まで持って行った後は、イェレナとダスティンの関係を保証するというルシルダの約束があった。
簡単に言うと、エルンストと婚約破棄してダスティンとうまくやりたいイェレナは、エルンスト側から婚約を辞退していくれる状況か、イェレナ側から婚約破棄を申し渡す理由を望んでいた。それをルシルダが請け負ったのだ。
だから、初めてウォーレスを紹介されたお茶会の席で、エルンストが刺されたことをブローデが聞いたとき、その後すぐにブローデはダスティンに確認した。エルンストを刺したかどうか。
そして答えはイエスだった。
ブローデは目の前が真っ暗になる気分だった。
あのお茶会の席で、セレステはエルンストが刺されたことに怒っていた。
セレステの友人と名乗るウォーレスがエルンスト側につくと言っていたことにも絶望した。
自分は犯人と懇意にしている。だからセレステに合わす顔がなかった。
そうして後ろ暗い気持ちになっていたとき、ブローデはセレステとリーアンナが一緒にいるところに出くわした。そして、リーアンナがエルンストは敵だと言い出したのだ。
セレステとイェレナの間で板挟みになっている状況が自分には実はよほどつらかったのだろう。たぶんブローデは、自分の立場を正当化できるものなら、何にでも縋りつきたかった。だから、セレステの友人のリーアンナが聖女ルシルダ側だという見せかけの希望に、ブローデは短絡的に乗っかってしまったのだった。
そして、リーアンナの誘導に乗って喋り過ぎたブローデはセレステの反感を買ってしまった。なんという失策!
もっと用心深く、人を疑うことをしなければならなかった!
だが田舎者の自分に、中央の人間関係の機微まではよく分からなかった。
ばかだ、自分は。
もっとうまくやる方法はなかったものか。
少なくともイェレナとダスティンとは距離を置くべきだった! 何としてでも!
全部話してしまえばよかったのだ、セレステに。そしてさっさとルシルダと敵対すると明白にしてしまえばよかったのだ。
何をしていた、自分は?
婚約者が刺されて平気だなんて、イェレナはよっぽど頭がいかれてる! 今日だって、エルンストの容体については一言も出ない。
人格が歪んでいるとしか思えない。
ブローデがそう自分を恥じていたとき、ブローデがそんなことを考えているとは露にも思わず、イェレナががっかりした声を隠さずに言った。
「はあ。あなたはリーアンナ嬢側の良い情報源でしたのにね。セレステ嬢と婚約破棄なんかしてしまって。あなたなんかもういりませんわ」
「え、もういい?」
「ええ。だってもうあなたには利用価値はありませんもの。馬鹿な方ね、セレステ嬢やリーアンナ嬢の件以外にどうして私があなたなんかと仲良くすると思うのですか?」
イェレナは冷酷に言う。
「え? その程度の、その程度のことだったのですか? 私のことは……」
ブローデはすっかり拍子抜けしてしまった。
頭なのか心なのか、何かが自分の中からすこんと抜けていくような気がした。
イェレナに恩があるから無下な扱いはできないと思い込んでいたのだ、ずっと! セレステとイェレナとの間で板挟みになっていたのは何だったのか!
もっと早い段階で、さっさと切り捨ててくれたらよかったのに!
しかし、そんなブローデの気持ちにはまるで気付かないイェレナが、
「当たり前じゃありませんか」
と呆れた口調で言うので、ブローデは叫んだ。
「あなたにとってはそんなものだと知っていたら、さっさとあなたたちを見限って、セレステ様にすべて話してしまえばよかった! そしたらこんなことにはならなかったのに!」
「まあ、なんて失礼な発言なんでしょうか。中央への足掛かりを作ってさしあげた私にそんな恩を仇で返すことを言いますか? 私があなたを見放すことはあっても、あなたからそんな言われ方をする謂れはありませんわよ」
イェレナは不快そうに顔を顰めた。
「恩? 私を利用するだけだったではありませんか」
ブローデが悲痛な声で言い返すと、その声にイェレナは少し気の毒に思ったのか、
「でもそうですわね、あなたはセレステ嬢を失って、私の後ろ盾も失って、多少可哀そうですわね。そうねえ。ダスティンの居場所を探してくださったら、あなたのことをもう少し面倒みてあげてもよろしくてよ」
と言った。
その都合のいい言い方にブローデはカチンとくる。
「こっちから願い下げです! ダスティンの居場所は自分で探してください」
「まあ! なんて仰い方! せっかくあなたにチャンスをさしあげようとしていますのに。分かってませんのね。ルシルダ様に目をかけていただけることは喜ばしいことなんですのよ。あなたは少し知り過ぎたでしょう? ルシルダ様を裏切るようなら、あなたはもう中央では生きていけませんし、それに田舎の領地もどうなるか分かりませんわよ。ルシルダ様は領地を欲しがっていますもの」
「そんな脅し!」
ブローデは首を横に振る。
「あら、あなたがそんな反抗的な態度をとるからいけないんですのよ」
イェレナは取り澄まして言った。
ブローデはギリっと歯を噛み呻いた。
「なんて自分勝手な女なんだ」
「何か仰いまして?」
イェレナが聞き返したが、ブローデは返事をしなかった。
「……」
「何ですか、その目は。ダスティンを見つけてきてってお願いしてますのよ。ルシルダ様ったら教えてくれないんですもの。ダスティンを見つけて下されば、私からルシルダ様にとりなして、あなたが知り過ぎたことは見逃してもらえるようにしますわよ」
イェレナはにっこり微笑んだ。
「……」
ブローデは何も言わずにくるりと踵を返すと、イェレナの部屋を立ち去った。
「ダスティンはいったいどこにいってしまったんですの? 大事なときに私のそばにいないなんて! ブローデ、あなた何か聞いてませんこと?」
「はあ……。聞いていたら言いますよ。でも聞いてないので」
ブローデは「自分に言われても」と内心不満に思いながら、それでもイェレナには見かけ上丁寧に対応する。
しかし、イェレナはブローデが実質無関係であるにもかかわらず、さも関係者であるかのようにブローデを詰った。
「あなたはダスティンのお友達なんでしょう? といいますか、あなたにも失望ですわ、ブローデ。ダスティンのやったことを元婚約者のセレステ嬢に言ってしまったというのですから。そのセレステ嬢は王太子殿下の元婚約者のリーアンナ嬢とお友達なんでしょう? ということはリーアンナ嬢も知ってしまったということではありませんの?」
イェレナの言うことは少しズレていたので、ブローデは慌てて訂正した。
「リーアンナ嬢の方から話をされたのですよ。ルシルダ様の仲間だと言うものですから、つい気を許してしまったのは本当ですけど」
「あなたは馬鹿ですのね。日頃のルシルダ様を見ていたら分かるじゃありませんか、ルシルダ様とリーアンナ嬢がバチバチだってことくらい。それにリーアンナ嬢はエルンスト様やウォーレス様と近しい人間でしょう? どう考えてもエルンスト側の人間ですわ、見て分かりませんこと? ああ、これだからあなたみたいな田舎者は嫌ですわ!」
イェレナは眉を顰め扇で口元を覆った。
田舎者と言われて、ブローデはずきっと胸が痛んだ。
凄く気にしていることだったから。
だから、ようやく中央の、名の知れた名門公爵家の令嬢と婚約できて大喜びだったのだ。
しかし、それまでに付き合っていた人間が悪すぎて、あっさりと婚約破棄されてしまった……。ブローデはだいぶがっかりしていた。
――また、ただの田舎者に舞い戻ってしまった。
ブローデはセレステのことは本当に大事にする気でいた。
この婚約の背景には中央への憧れはもちろんあったが、これまでの人生で身の回りに居なかった美しくて洗練され頭の回転の速いセレステにブローデは圧倒されていた。
この人と人生を共にできると言うのはどんな幸せだろうと思ったものだ。セレステと結婚できることはつまらないと思っていた自分の人生を打開する一つの希望だった。
だが同時に、中央への足掛かりとして、最初に王都で世話を焼いてくれたイェレナにはブローデは頭が上がらなかったのだ。
ブローデだってイェレナとその恋人のダスティンの関係はいいものだとは思っていなかった。
しかもどうやらダスティンが聖女ルシルダとよくないお金絡みのやりとりをしていることも知っていた。
セレステがルシルダと対立するリーアンナと仲がいいことも知ったときの後ろめたさと言ったら!
だからブローデはできるだけイェレナとダスティンから距離を置こうとも思ったのだ。
セレステやその交友関係に波風を立てたくなかった。ブローデはあくまでセレステ側に立つ気でいたのだ。
だが、そんなにうまくはいかなかった。
イェレナはむしろブローデがセレステと婚約したことで、ブローデをリーアンナ側のスパイにしようとしたのだ。イェレナはブローデを通じてリーアンナ側の情報を得られると思った。
ダスティンは聖女ルシルダと何かしている。敵対する勢力の情報は少しでも多い方がよかった。
だからイェレナは、ブローデがイェレナから距離を取ることを良しとしなかった。
なんだか毎回うまいこと言いくるめられて、結局ブローデはイェレナから逃げることはできなかった。
ブローデは、エルンストが刺されたと聞いたとき、すぐにイェレナとダスティンの仕業だと思った。
ルシルダはエルンストを脅す理由があったし、ルシルダがエルンストをおとなしくさせ、政治的な理由でイェレナがエルンストとの婚約を破棄できるような状態まで持って行った後は、イェレナとダスティンの関係を保証するというルシルダの約束があった。
簡単に言うと、エルンストと婚約破棄してダスティンとうまくやりたいイェレナは、エルンスト側から婚約を辞退していくれる状況か、イェレナ側から婚約破棄を申し渡す理由を望んでいた。それをルシルダが請け負ったのだ。
だから、初めてウォーレスを紹介されたお茶会の席で、エルンストが刺されたことをブローデが聞いたとき、その後すぐにブローデはダスティンに確認した。エルンストを刺したかどうか。
そして答えはイエスだった。
ブローデは目の前が真っ暗になる気分だった。
あのお茶会の席で、セレステはエルンストが刺されたことに怒っていた。
セレステの友人と名乗るウォーレスがエルンスト側につくと言っていたことにも絶望した。
自分は犯人と懇意にしている。だからセレステに合わす顔がなかった。
そうして後ろ暗い気持ちになっていたとき、ブローデはセレステとリーアンナが一緒にいるところに出くわした。そして、リーアンナがエルンストは敵だと言い出したのだ。
セレステとイェレナの間で板挟みになっている状況が自分には実はよほどつらかったのだろう。たぶんブローデは、自分の立場を正当化できるものなら、何にでも縋りつきたかった。だから、セレステの友人のリーアンナが聖女ルシルダ側だという見せかけの希望に、ブローデは短絡的に乗っかってしまったのだった。
そして、リーアンナの誘導に乗って喋り過ぎたブローデはセレステの反感を買ってしまった。なんという失策!
もっと用心深く、人を疑うことをしなければならなかった!
だが田舎者の自分に、中央の人間関係の機微まではよく分からなかった。
ばかだ、自分は。
もっとうまくやる方法はなかったものか。
少なくともイェレナとダスティンとは距離を置くべきだった! 何としてでも!
全部話してしまえばよかったのだ、セレステに。そしてさっさとルシルダと敵対すると明白にしてしまえばよかったのだ。
何をしていた、自分は?
婚約者が刺されて平気だなんて、イェレナはよっぽど頭がいかれてる! 今日だって、エルンストの容体については一言も出ない。
人格が歪んでいるとしか思えない。
ブローデがそう自分を恥じていたとき、ブローデがそんなことを考えているとは露にも思わず、イェレナががっかりした声を隠さずに言った。
「はあ。あなたはリーアンナ嬢側の良い情報源でしたのにね。セレステ嬢と婚約破棄なんかしてしまって。あなたなんかもういりませんわ」
「え、もういい?」
「ええ。だってもうあなたには利用価値はありませんもの。馬鹿な方ね、セレステ嬢やリーアンナ嬢の件以外にどうして私があなたなんかと仲良くすると思うのですか?」
イェレナは冷酷に言う。
「え? その程度の、その程度のことだったのですか? 私のことは……」
ブローデはすっかり拍子抜けしてしまった。
頭なのか心なのか、何かが自分の中からすこんと抜けていくような気がした。
イェレナに恩があるから無下な扱いはできないと思い込んでいたのだ、ずっと! セレステとイェレナとの間で板挟みになっていたのは何だったのか!
もっと早い段階で、さっさと切り捨ててくれたらよかったのに!
しかし、そんなブローデの気持ちにはまるで気付かないイェレナが、
「当たり前じゃありませんか」
と呆れた口調で言うので、ブローデは叫んだ。
「あなたにとってはそんなものだと知っていたら、さっさとあなたたちを見限って、セレステ様にすべて話してしまえばよかった! そしたらこんなことにはならなかったのに!」
「まあ、なんて失礼な発言なんでしょうか。中央への足掛かりを作ってさしあげた私にそんな恩を仇で返すことを言いますか? 私があなたを見放すことはあっても、あなたからそんな言われ方をする謂れはありませんわよ」
イェレナは不快そうに顔を顰めた。
「恩? 私を利用するだけだったではありませんか」
ブローデが悲痛な声で言い返すと、その声にイェレナは少し気の毒に思ったのか、
「でもそうですわね、あなたはセレステ嬢を失って、私の後ろ盾も失って、多少可哀そうですわね。そうねえ。ダスティンの居場所を探してくださったら、あなたのことをもう少し面倒みてあげてもよろしくてよ」
と言った。
その都合のいい言い方にブローデはカチンとくる。
「こっちから願い下げです! ダスティンの居場所は自分で探してください」
「まあ! なんて仰い方! せっかくあなたにチャンスをさしあげようとしていますのに。分かってませんのね。ルシルダ様に目をかけていただけることは喜ばしいことなんですのよ。あなたは少し知り過ぎたでしょう? ルシルダ様を裏切るようなら、あなたはもう中央では生きていけませんし、それに田舎の領地もどうなるか分かりませんわよ。ルシルダ様は領地を欲しがっていますもの」
「そんな脅し!」
ブローデは首を横に振る。
「あら、あなたがそんな反抗的な態度をとるからいけないんですのよ」
イェレナは取り澄まして言った。
ブローデはギリっと歯を噛み呻いた。
「なんて自分勝手な女なんだ」
「何か仰いまして?」
イェレナが聞き返したが、ブローデは返事をしなかった。
「……」
「何ですか、その目は。ダスティンを見つけてきてってお願いしてますのよ。ルシルダ様ったら教えてくれないんですもの。ダスティンを見つけて下されば、私からルシルダ様にとりなして、あなたが知り過ぎたことは見逃してもらえるようにしますわよ」
イェレナはにっこり微笑んだ。
「……」
ブローデは何も言わずにくるりと踵を返すと、イェレナの部屋を立ち去った。
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