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【3.政治犯だった男①】
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マクリーン子爵の母、ヘレン夫人は、エマに引っ立てられるように屋敷へ帰って行った。
エマは嫌がらせの置き土産を置いて行くこともきっちり忘れず、やがてハンナの家には警備兵が数人訪れた。
他に忙しい仕事があるだろうに、領主の新妻の命令ともなると無下には断れない。警備兵たちは、ヘレン夫人とどんな話をしたのか、怪しいことはしていないか、法に触れていないかなど、厳しくたっぷりと聞いてくるのだった。
さらに強欲なエマは、先ほど話題に上ったハンナの『女帝の薬』とやらについても、警備兵を使って調合法を聞き出そうとしていた。
今後自分の名声に使えるかもしれないと判断したようだ。
「これ、女帝が晩年服用していた薬ですの、気分が晴れますのよ」とか言ってあちこちの年配の高位貴族の女性にすり寄るつもりなのだろう。
確かに『女帝の薬』などと言えば興味を引く人はたくさんいるし、それが実際体調不良に効くとなれば格別だ。それを配るエマは、たちまち社交界で人気になれること間違いなしだと思ったのだろう。
しかし、ハンナはエマのそんな企みなどお見通しだ。また、それぞれの悩みを持つ女性たちの症状も知らずに気安く『女帝の薬』を社交の場でばら撒くのも違うと思っていた。
だから、さすがにエマに教える気になれず、警備兵には適当なことを言ってごまかしておいた。
「はあ。『女帝の薬』ですか? はちみつとかお飲みになれば元気が出ますよ」
「はちみつではない、『女帝の薬』だ!」
「女帝もはちみつは大好きでした。そこにひと瓶ありますから、どうぞお持ちください」
当然、警備兵だってハンナが本当のことを言っていないことにすぐ気づき、「領主の新妻の命令に背くとひどいぞ」などの脅し文句を並べてみるが、ハンナの方はそんな脅しに屈する理由もなく、のらりくらりと質問を躱すのだった。
というか、調合と自分で言うのも何となく大袈裟で恥ずかしい。
基本はいろいろと女性の体に良いものを混ぜただけなのだ。
体が疲れた感じがする。
血が足りないような気がする。
眠りが浅くなったり、体がどうも冷たい気がしたり、逆にほてってきたり、イライラしたり。
そういった不調を和らげてくれるように、それっぽいものを混ぜているだけだ。
しかし警備兵は命令されている以上躍起になって問い詰めてきた。
最終的には、エマの権限でハンナの家を引き出しをあちこち開け、調合の説明やメモがあるのではないかとくまなく家探しし始めた。
幸い、肝心の調合の内容はハンナの頭にしか入っていなかったので、メモ程度のものは落ちていたかもしれないが、警備兵は何も見つけられなかった。
ハンナの家から何もそれっぽいものが出てこないので、警備兵はイライラした。
そして大声を出してハンナに詰め寄った。
「領主の妻の命令だぞ! 何の薬か、どう作るのか、言え!」
そのとき、ハンナの家に入って来る者がいた。
「そこの警備兵、ハンナから離れて」
よく通る張りのある声に、驚いて警備兵が戸口を振り向くと、そこには立派な身なりをした男性がいた。
なんとなく逆らってはいけないような空気を感じ、警備兵が動きを止めた。
相当な身分と思われる。
「デイヴィッド……!」
ハンナ自身も驚いて声を上げた。
「どなた様で?」
警備兵がやや怖気づきながら聞くと、男は答えた。
「デイヴィッド・シュナイダーだ」
警備兵は目を丸くした。
「シュナイダーというと……公爵家の……?」
「そうです。おまえたちは何をしている。ハンナは嫌がっているだろう」
「いや、我々はここの領主マクリーン子爵家の若奥様に言われて」
警備兵は一気に形勢が悪くなったのに気づき、言い訳っぽく答えた。
「ならば、ここは私の名に免じて収めてくれ。マクリーン子爵夫人には私から言っておく」
「は、はい……」
名門公爵家の名を出されては太刀打ちできない。警備兵たちはバツが悪そうにすごすごと帰って行った。
警備兵たちが全員撤収したのを見届けると、ハンナはだいぶほっとして、懐かしい顔を見上げた。
「どうもありがとうございます。変な人たちに絡まれることになってしまって」
「マクリーン子爵の新しい夫人の嫌がらせってところかな」
とデイヴィッドは言った。
「ええたぶん。それよりどうしてあなたがここに? もう隠れていなくてもよろしいのですか?」
ハンナは聞いた。
隠れていなくても、というのは、このデイヴィッド・シュナイダーこそが、ハンナがマクリーン子爵夫人だった時に匿っていた『政治犯』だからだ。
デイヴィッドは整った顔でにっこりした。
「ええ。その節はどうもお世話になりました。今は疑いも晴れ、自由の身です」
「よかったですわ!」
しかしデイヴィッドは弱々しく首を横に振った。
「よくありません。私を庇ったせいであなたに余計な罪がなすりつけられ、離縁までされてしまった」
「ああ、それは別に」
ハンナは微笑み返した。
「別にではありません! 心苦しくて。自分の件が片付いたら急いでお礼と謝罪に参りたいと思っていた!」
「そんな。離縁の件はせいせいしていうところもありますからね、そんなに言っていただくほどのことではありませんけど。でも、デイヴィッドの件が片付いたというのは私も嬉しいですね。よかったです、疑いが晴れて。もう逃げ隠れなくてもよいということですわよね」
ハンナが心からほっとしたように言うと、デイヴィッドは心からは喜べない顔でハンナを見つめた。
「はい。宮廷に戻り、元の立ち位置で仕事できるようになりました。皇帝陛下の側近として。ただ、私の方はいいのですが、ハンナの方がよくない。離縁して……今はどうしているのです? というか、なぜ今もまだ、マクリーン子爵領に?」
「ああ、ヘレン夫人の体調がよろしくなくてね。あ、元義母だった方なのですけど。私の婚姻期間中、とても良くしてくださっていたから、できるだけのことはして差し上げたいと思って。あ、でも、一生マクリーン子爵領で暮らすってわけじゃないですわ。大奥様の体調が戻ったら、出て行くつもりですから」
ハンナは真面目な声でそう説明した。
「そうなのですか。お世話になった方が体調不良とは、それは確かに心配ですね。しかし、ここにいては、あの新しいマクリーン子爵夫人がうるさいでしょう」
「ええ、いろいろ言ってきますね。でも、まあ気持ちはわかりますから。元妻がお姑さんと仲良くしているなんて普通は嫌ですよね。特に、大奥様が私の立場を慮ってけっこうエマに言ってくださるので、それが余計にエマの気を逆撫でするっていうのもあるんです。それもあって、できるだけ早く出て行こうとは思っているのですが」
ハンナは自分にも責任のある言い方をした。
「そうできたらよいでしょうね。あまり離縁された家の領地に長く留まるのは、余計な憶測を生みますし。ただ、出て行くとしても行く当てはあるのですか? ご実家のパウレット侯爵家の方には帰りにくいでしょう?」
ほんの少し、ハンナの実家の事情を知っているデイヴィッドは躊躇いがちに聞いた。
「そうですね。私は前妻の子で……今のお継母様は私に帰ってきてほしくないでしょうから……。父は亡くなり、異母弟がだいぶ若くして当主を継いでいますから、お継母様は少し神経質になっているようです。私の離縁の際も、実家に帰ることに関してはあまり歓迎しないという内容の手紙を送ってきましたもの。実家の方には帰りにくい……かな。でも、何も実家じゃなくてもいいんです! 私はたった今も、この家で細々とやれております。どこでも何とでもなるんじゃないかと思ってますわ」
そうハンナは気丈に笑って見せた。
何とでもなる。それはハンナが何となく昔から思っていることだ。
逆を返せば、何をしてでも頑張っていこうという意味でもある。
しかし、それを聞いてデイヴィッドは、少し心配そうに迷いながら、やがて勇気を振り絞るように顔を上げた。
「あの、そのことなのですが、私の家に来るのはどうでしょうか……」
ハンナの目をじっと見ながら、しかしその口調は恐る恐るといった様子だった。
エマは嫌がらせの置き土産を置いて行くこともきっちり忘れず、やがてハンナの家には警備兵が数人訪れた。
他に忙しい仕事があるだろうに、領主の新妻の命令ともなると無下には断れない。警備兵たちは、ヘレン夫人とどんな話をしたのか、怪しいことはしていないか、法に触れていないかなど、厳しくたっぷりと聞いてくるのだった。
さらに強欲なエマは、先ほど話題に上ったハンナの『女帝の薬』とやらについても、警備兵を使って調合法を聞き出そうとしていた。
今後自分の名声に使えるかもしれないと判断したようだ。
「これ、女帝が晩年服用していた薬ですの、気分が晴れますのよ」とか言ってあちこちの年配の高位貴族の女性にすり寄るつもりなのだろう。
確かに『女帝の薬』などと言えば興味を引く人はたくさんいるし、それが実際体調不良に効くとなれば格別だ。それを配るエマは、たちまち社交界で人気になれること間違いなしだと思ったのだろう。
しかし、ハンナはエマのそんな企みなどお見通しだ。また、それぞれの悩みを持つ女性たちの症状も知らずに気安く『女帝の薬』を社交の場でばら撒くのも違うと思っていた。
だから、さすがにエマに教える気になれず、警備兵には適当なことを言ってごまかしておいた。
「はあ。『女帝の薬』ですか? はちみつとかお飲みになれば元気が出ますよ」
「はちみつではない、『女帝の薬』だ!」
「女帝もはちみつは大好きでした。そこにひと瓶ありますから、どうぞお持ちください」
当然、警備兵だってハンナが本当のことを言っていないことにすぐ気づき、「領主の新妻の命令に背くとひどいぞ」などの脅し文句を並べてみるが、ハンナの方はそんな脅しに屈する理由もなく、のらりくらりと質問を躱すのだった。
というか、調合と自分で言うのも何となく大袈裟で恥ずかしい。
基本はいろいろと女性の体に良いものを混ぜただけなのだ。
体が疲れた感じがする。
血が足りないような気がする。
眠りが浅くなったり、体がどうも冷たい気がしたり、逆にほてってきたり、イライラしたり。
そういった不調を和らげてくれるように、それっぽいものを混ぜているだけだ。
しかし警備兵は命令されている以上躍起になって問い詰めてきた。
最終的には、エマの権限でハンナの家を引き出しをあちこち開け、調合の説明やメモがあるのではないかとくまなく家探しし始めた。
幸い、肝心の調合の内容はハンナの頭にしか入っていなかったので、メモ程度のものは落ちていたかもしれないが、警備兵は何も見つけられなかった。
ハンナの家から何もそれっぽいものが出てこないので、警備兵はイライラした。
そして大声を出してハンナに詰め寄った。
「領主の妻の命令だぞ! 何の薬か、どう作るのか、言え!」
そのとき、ハンナの家に入って来る者がいた。
「そこの警備兵、ハンナから離れて」
よく通る張りのある声に、驚いて警備兵が戸口を振り向くと、そこには立派な身なりをした男性がいた。
なんとなく逆らってはいけないような空気を感じ、警備兵が動きを止めた。
相当な身分と思われる。
「デイヴィッド……!」
ハンナ自身も驚いて声を上げた。
「どなた様で?」
警備兵がやや怖気づきながら聞くと、男は答えた。
「デイヴィッド・シュナイダーだ」
警備兵は目を丸くした。
「シュナイダーというと……公爵家の……?」
「そうです。おまえたちは何をしている。ハンナは嫌がっているだろう」
「いや、我々はここの領主マクリーン子爵家の若奥様に言われて」
警備兵は一気に形勢が悪くなったのに気づき、言い訳っぽく答えた。
「ならば、ここは私の名に免じて収めてくれ。マクリーン子爵夫人には私から言っておく」
「は、はい……」
名門公爵家の名を出されては太刀打ちできない。警備兵たちはバツが悪そうにすごすごと帰って行った。
警備兵たちが全員撤収したのを見届けると、ハンナはだいぶほっとして、懐かしい顔を見上げた。
「どうもありがとうございます。変な人たちに絡まれることになってしまって」
「マクリーン子爵の新しい夫人の嫌がらせってところかな」
とデイヴィッドは言った。
「ええたぶん。それよりどうしてあなたがここに? もう隠れていなくてもよろしいのですか?」
ハンナは聞いた。
隠れていなくても、というのは、このデイヴィッド・シュナイダーこそが、ハンナがマクリーン子爵夫人だった時に匿っていた『政治犯』だからだ。
デイヴィッドは整った顔でにっこりした。
「ええ。その節はどうもお世話になりました。今は疑いも晴れ、自由の身です」
「よかったですわ!」
しかしデイヴィッドは弱々しく首を横に振った。
「よくありません。私を庇ったせいであなたに余計な罪がなすりつけられ、離縁までされてしまった」
「ああ、それは別に」
ハンナは微笑み返した。
「別にではありません! 心苦しくて。自分の件が片付いたら急いでお礼と謝罪に参りたいと思っていた!」
「そんな。離縁の件はせいせいしていうところもありますからね、そんなに言っていただくほどのことではありませんけど。でも、デイヴィッドの件が片付いたというのは私も嬉しいですね。よかったです、疑いが晴れて。もう逃げ隠れなくてもよいということですわよね」
ハンナが心からほっとしたように言うと、デイヴィッドは心からは喜べない顔でハンナを見つめた。
「はい。宮廷に戻り、元の立ち位置で仕事できるようになりました。皇帝陛下の側近として。ただ、私の方はいいのですが、ハンナの方がよくない。離縁して……今はどうしているのです? というか、なぜ今もまだ、マクリーン子爵領に?」
「ああ、ヘレン夫人の体調がよろしくなくてね。あ、元義母だった方なのですけど。私の婚姻期間中、とても良くしてくださっていたから、できるだけのことはして差し上げたいと思って。あ、でも、一生マクリーン子爵領で暮らすってわけじゃないですわ。大奥様の体調が戻ったら、出て行くつもりですから」
ハンナは真面目な声でそう説明した。
「そうなのですか。お世話になった方が体調不良とは、それは確かに心配ですね。しかし、ここにいては、あの新しいマクリーン子爵夫人がうるさいでしょう」
「ええ、いろいろ言ってきますね。でも、まあ気持ちはわかりますから。元妻がお姑さんと仲良くしているなんて普通は嫌ですよね。特に、大奥様が私の立場を慮ってけっこうエマに言ってくださるので、それが余計にエマの気を逆撫でするっていうのもあるんです。それもあって、できるだけ早く出て行こうとは思っているのですが」
ハンナは自分にも責任のある言い方をした。
「そうできたらよいでしょうね。あまり離縁された家の領地に長く留まるのは、余計な憶測を生みますし。ただ、出て行くとしても行く当てはあるのですか? ご実家のパウレット侯爵家の方には帰りにくいでしょう?」
ほんの少し、ハンナの実家の事情を知っているデイヴィッドは躊躇いがちに聞いた。
「そうですね。私は前妻の子で……今のお継母様は私に帰ってきてほしくないでしょうから……。父は亡くなり、異母弟がだいぶ若くして当主を継いでいますから、お継母様は少し神経質になっているようです。私の離縁の際も、実家に帰ることに関してはあまり歓迎しないという内容の手紙を送ってきましたもの。実家の方には帰りにくい……かな。でも、何も実家じゃなくてもいいんです! 私はたった今も、この家で細々とやれております。どこでも何とでもなるんじゃないかと思ってますわ」
そうハンナは気丈に笑って見せた。
何とでもなる。それはハンナが何となく昔から思っていることだ。
逆を返せば、何をしてでも頑張っていこうという意味でもある。
しかし、それを聞いてデイヴィッドは、少し心配そうに迷いながら、やがて勇気を振り絞るように顔を上げた。
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