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呉編
顧雍 息子を喪えど
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豫章太守顧劭,是雍之子。劭在郡卒,雍盛集僚屬,自圍棋。外啟信至,而無兒書,雖神氣不變,而心了其故。以爪掐掌,血流沾褥。賓客既散,方歎曰:「已無延陵之高,豈可有喪明之責?」於是豁情散哀,顏色自若。(雅量1)
三国呉の名文官、顧雍。
かれが客を集めて盛大に宴会を催し、
参加者と圍棋していたのだが、
そこに何通もの手紙がもたらされた。
その中に息子、顧劭からのものがない。
このとき、顧劭。任地で亡くなっていた。
もともと筆まめだったのか、
あるいはそれまでの手紙に
ほのめかされていたのか。
いずれにせよ顧雍、顔には出さず、
その代わり、手のひらに爪を埋め込み、
袖元を血に濡らすことで、
乱れる心を抑え込んでいた。
客が帰ったあと、
ようやく嘆息しながら、言う。
「私には季札のような高い志はない。
ならば、号泣して失明する、
などといった真似を、
しでかすわけにはゆかぬよな」
そう言うと、ぱっと気持ちを晴らし、
泰然とした顔つきに戻るのだった。
○
季札
旅先で子供が死んだとき、「肉体は滅べど、魂はいつでもそばにある」と、孔子もびっくりなくらいの薄葬を行った。しかしそれは形式ではなく、心持が素晴らしいものであった、と孔子は語る。これたぶん地元に戻ってから別途葬式を挙げたんだろうなぁとは思うのだけれども。
子を亡くして失明
孔子の弟子、子夏の身に起こった事態。泣き過ぎて目がつぶれて失明した。それを兄弟弟子に咎められている。
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客が帰ったあと、
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「私には季札のような高い志はない。
ならば、号泣して失明する、
などといった真似を、
しでかすわけにはゆかぬよな」
そう言うと、ぱっと気持ちを晴らし、
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○
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