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晋編1 司馬氏台頭
司馬昭5 分身の術
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鄧艾口吃,語稱「艾艾……」。晉文王戲之曰:「卿云『艾艾……』,為是幾艾?」對曰:「『鳳兮,鳳兮』,故是一『鳳』。」(言語17)
蜀を落した名将、鄧艾。
彼にはどもり癖があり、喋ろうとすると
「あっ、あ……」
と詰まることが多かった。
司馬昭、そんな鄧艾に戯れで言う。
「あっ、あって鄧艾お前、
何人の艾がいるんだよ」
鄧艾はマジレスする。
「ろ、論語にも、ご、ございます。
ほ、鳳や鳳や、と。
な、なれど、孔子は、
た、ただお一人で、ご、ございます」
○
鄧艾
現代日本でこそ「がい」と読まれているが、当時の発音では ad 。単体ではアッ、後ろに母音が来ればアダ、アディ、アドゥ……みたいな形で発音が変わる感じか。間違っても「がいがい」ではない。どもりでもそんな言葉が出たらただの異常者です。
鳳兮、鳳兮
さすがにこれ解説入れないと無理ゲーでしょう。接輿という隠者が孔子に向かって言い放った言葉。孔子のことを鳳凰として見立てて、けど今の世の中じゃアンタがいくら頑張っても意味ないからやめとけやめとけ、と告げて立ち去った(微子第十八の五)。つまり、何度その名前を呼んだところで、いるべきものは一人しかいませんよ司馬昭さま、というニュアンスになるだろうか。
うん、このエピソード、多分もうちょっと掘り込める気がするぞ。こういうのって鄧艾と司馬昭の関係からこの引用が提示された理由までを結び付けられるんでしょうね。
蜀を落した名将、鄧艾。
彼にはどもり癖があり、喋ろうとすると
「あっ、あ……」
と詰まることが多かった。
司馬昭、そんな鄧艾に戯れで言う。
「あっ、あって鄧艾お前、
何人の艾がいるんだよ」
鄧艾はマジレスする。
「ろ、論語にも、ご、ございます。
ほ、鳳や鳳や、と。
な、なれど、孔子は、
た、ただお一人で、ご、ございます」
○
鄧艾
現代日本でこそ「がい」と読まれているが、当時の発音では ad 。単体ではアッ、後ろに母音が来ればアダ、アディ、アドゥ……みたいな形で発音が変わる感じか。間違っても「がいがい」ではない。どもりでもそんな言葉が出たらただの異常者です。
鳳兮、鳳兮
さすがにこれ解説入れないと無理ゲーでしょう。接輿という隠者が孔子に向かって言い放った言葉。孔子のことを鳳凰として見立てて、けど今の世の中じゃアンタがいくら頑張っても意味ないからやめとけやめとけ、と告げて立ち去った(微子第十八の五)。つまり、何度その名前を呼んだところで、いるべきものは一人しかいませんよ司馬昭さま、というニュアンスになるだろうか。
うん、このエピソード、多分もうちょっと掘り込める気がするぞ。こういうのって鄧艾と司馬昭の関係からこの引用が提示された理由までを結び付けられるんでしょうね。
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