91 / 142
晋編2 竹林七賢
阮籍5 兄嫁に挨拶
しおりを挟む
阮籍嫂嘗還家,籍見與別。或譏之。籍曰:「禮豈為我輩設也?」(任誕7)
阮籍の兄嫁が、
一度自宅に戻ることになった。
そこで阮籍、直接兄嫁に会い、
別れの言葉を告げる。
ところで兄嫁と義弟は、
そもそも接触すんな、とされていた。
なので、阮籍のこの行動が
マナー違反だ、と炎上。
が、当の阮籍は涼しい顔。
「知らんがな。親しい人にはあいさつ。
それだけのことだ。
そのマナーとやらは、
本当に俺たちのような奴のために
作られたもんなのか?」
○
マナー→礼記 曲礼上
男女は同席しない
同じハンガーは使わない
ハンカチや櫛も別にする
じかにものは渡さない
あによめと弟は尋ねあわない。
父の妾には下着は洗わせない。
外の話は内には持ち込まない
內の話は外に持ち出さない。
女子が婚約したら、大事故でもない限り
その部屋には入らない。
姑姉妹や娘が出戻ったら
その兄弟は同席せず食器も別にする。
父子は同席しない。
男女は仲立ちがいない限り
名前を知らないでいる
結納がない限り親しく交際しない。
結婚の日月を君主に告げ
齊戒して祖先の霊に告げ
酒食のため鄉黨僚友を招待し
その別れを厚くする。
同姓の女性は妻にしない。
妾を買うにしても、
その姓がわからないのであれば
占いによって判明させるように。
寡婦の子は、そもそも不吉である。
よっぽどの才能がない限りは
付き合ってはならぬ。
兄嫁と義弟の関係以外にも、いろいろ交際のルールが載っていて面白い。その辺もついでに紹介しました。しかし男女間交際の必要以上の厳格さを見るに、そんだけ私通やら近親姦リスクが高かったってことなんでしょうなあ。その辺をあらかじめ封じ込めようとしてルール化したところ、更にそれが「父祖の決めたルールだから」と厳格化していき、そしてギャグかと思われるようなルールになるに至る、と。うん、そういう流れを追うのは楽しいですね。追うのは。守りたくないけど。
阮籍の兄嫁が、
一度自宅に戻ることになった。
そこで阮籍、直接兄嫁に会い、
別れの言葉を告げる。
ところで兄嫁と義弟は、
そもそも接触すんな、とされていた。
なので、阮籍のこの行動が
マナー違反だ、と炎上。
が、当の阮籍は涼しい顔。
「知らんがな。親しい人にはあいさつ。
それだけのことだ。
そのマナーとやらは、
本当に俺たちのような奴のために
作られたもんなのか?」
○
マナー→礼記 曲礼上
男女は同席しない
同じハンガーは使わない
ハンカチや櫛も別にする
じかにものは渡さない
あによめと弟は尋ねあわない。
父の妾には下着は洗わせない。
外の話は内には持ち込まない
內の話は外に持ち出さない。
女子が婚約したら、大事故でもない限り
その部屋には入らない。
姑姉妹や娘が出戻ったら
その兄弟は同席せず食器も別にする。
父子は同席しない。
男女は仲立ちがいない限り
名前を知らないでいる
結納がない限り親しく交際しない。
結婚の日月を君主に告げ
齊戒して祖先の霊に告げ
酒食のため鄉黨僚友を招待し
その別れを厚くする。
同姓の女性は妻にしない。
妾を買うにしても、
その姓がわからないのであれば
占いによって判明させるように。
寡婦の子は、そもそも不吉である。
よっぽどの才能がない限りは
付き合ってはならぬ。
兄嫁と義弟の関係以外にも、いろいろ交際のルールが載っていて面白い。その辺もついでに紹介しました。しかし男女間交際の必要以上の厳格さを見るに、そんだけ私通やら近親姦リスクが高かったってことなんでしょうなあ。その辺をあらかじめ封じ込めようとしてルール化したところ、更にそれが「父祖の決めたルールだから」と厳格化していき、そしてギャグかと思われるようなルールになるに至る、と。うん、そういう流れを追うのは楽しいですね。追うのは。守りたくないけど。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる