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不仲
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カーテンを開けられたことで届く眩しい光と、
「サライド様、お目覚め下さい」
リックの容赦ない声で目を覚ます。
いつの間に寝たのか、俺はベッドの上で欠伸を噛み殺した。
「全く……いくら幼なじみと言っても陛下がいらっしゃるのに寝るなんてどうかと思いますよ?」
言われて確かにそのまま寝ていたことに気付く。
「お食事の前にシャワーでも浴びたらいかがですか?」
「そうする」
伸びをしてベッドから降りると、リックが手にしていた服が目に入った。
「あ?今日って何かあったか?」
黒の公用服なんて城などに出向く以外は着ないもので、今日の予定にはない。
「陛下からサライド様がお目覚めになったら城に来るようにとお伺いしておりますが?」
「は?」
当然のように言われて声が裏返った。
「村の開発費とその人手の確保に関する申請書類を預かったとおっしゃっていました」
それを聞いて慌てて机に駆け寄る。
確かに昨夜書いていたし、机の上にも引き出しにもその書類は見つからない。
そんなの陛下自らが取りに来ていたなんて父さんに知られたらマズい。
「父さんは!?」
「昨日から公務でマリッダ国ですが?」
ホッと胸を撫で下ろしつつ、マリッダ国なら隣国で帰宅は早いと気付いて俺は急いでシャワーに向かった。
準備をしてさっさと出掛けてしまえばいい。
幸い父さんには昨夜、リューラが来たことも知られていない。
俺が早く城に行って、俺と共に書類があれば……大丈夫だろう。
「サライド様、お目覚め下さい」
リックの容赦ない声で目を覚ます。
いつの間に寝たのか、俺はベッドの上で欠伸を噛み殺した。
「全く……いくら幼なじみと言っても陛下がいらっしゃるのに寝るなんてどうかと思いますよ?」
言われて確かにそのまま寝ていたことに気付く。
「お食事の前にシャワーでも浴びたらいかがですか?」
「そうする」
伸びをしてベッドから降りると、リックが手にしていた服が目に入った。
「あ?今日って何かあったか?」
黒の公用服なんて城などに出向く以外は着ないもので、今日の予定にはない。
「陛下からサライド様がお目覚めになったら城に来るようにとお伺いしておりますが?」
「は?」
当然のように言われて声が裏返った。
「村の開発費とその人手の確保に関する申請書類を預かったとおっしゃっていました」
それを聞いて慌てて机に駆け寄る。
確かに昨夜書いていたし、机の上にも引き出しにもその書類は見つからない。
そんなの陛下自らが取りに来ていたなんて父さんに知られたらマズい。
「父さんは!?」
「昨日から公務でマリッダ国ですが?」
ホッと胸を撫で下ろしつつ、マリッダ国なら隣国で帰宅は早いと気付いて俺は急いでシャワーに向かった。
準備をしてさっさと出掛けてしまえばいい。
幸い父さんには昨夜、リューラが来たことも知られていない。
俺が早く城に行って、俺と共に書類があれば……大丈夫だろう。
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