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夏夜の死
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倒れている重松の携帯が着信音を鳴らした。重松は佐藤に殴られ、揺れる視界を戻すように頭を押さえながら電話に出た。
<重松さん、今どこですか?接触しましたか?>
電話の相手は武流だった。
「おう。駐車場だ。今さっきやりあったが逃げられちまった。すまねぇなぁ…。」
<……いえ。三人一緒ですか?>
「おうよ。」
<わかりました。ありがとうございます。またかけ直します。>
「いや、待て。」
<なんですか?>
「もう、お前は本部に戻れ。俺も戻る。女追いかけてる場合じゃなくなってんだ。納得できなくても、戻れ。」
<…分かりました。>
武流が一方的に切り、電話は終わった。重松は携帯をポッケにしまうと、懐にある拳銃を取り出した。
「さすがに、チャカは向けられねぇよな……。俺も弱ったもんだ…。なぁ、清兵衛さん。」
ー ー ー ー ー ー
佐藤の左脇腹が赤く染まっていく。血生臭さが鼻につく。佐藤は咄嗟の判断でナイフを突き刺した人間の腕を掴んだ。その人物は深く被ったフードから顔を上げた。佐藤はその男の顔に見覚えがあった。同じ釜の飯を食い、可愛がった後輩だ。随分前に破門になって組から出て行った人間だった。その男は、苦しそうな、泣き出しそうな顔をしていた。
「佐藤さん、何やってるんすか…。」
「久しぶりだな…。矢野。痩せたか?」
「行かせませんよ…。深傷を負えばあなたでも動けないでしょう?」
佐藤は口角を無理くりあげてその男に挑発的な笑顔を向けた。
「上等。」
佐藤はそう言うと、男に一発の拳を振り落とした。男はその一発でその場に倒れた。佐藤は脇腹にナイフを刺したまま運転席に乗り込んだ。
「佐藤!!」
「二人は屈んでろ!見つかるだろ!!」
佐藤は今までにないくらいに小夜に怒鳴りつけた。血がゆっくりとじんわりと流れ出る。車を走らせている途中、血がシートを濡らすほどに流れ出ていることがわかった。車内が鉄の匂いで満たされる。後部座席の二人からもわかるほど佐藤は脂汗をかいていた。時々止まる赤信号に佐藤はハンドルを叩きながら怒りを露わにした。
「くそっ!!………ああああぁぁ!!!」
もう直ぐだったのに。もう少しだったのに。このままでは失血で命に関わると佐藤はわかっていた。もう二人を守れるのはここまでだと悟っていた。それがたまらなく悔しかった。
佐藤は車を走らせ元々用意していた中継地点に車を停める。その横にはクリーム色の可愛らしい軽自動車が置いてあった。
「佐藤…?」
小夜の声は震えていた。涙目になりながら佐藤の脇腹に刺さるナイフを見る。
「お嬢、今から、猛スピードで話すので黙って聞いてください。宇津井も。」
朔也と小夜は息を荒くしながら話し始めた佐藤の声に集中して耳を傾けた。
「隣の軽自動車にお嬢の荷物一式とパスポートが入ってる。これがそのキーだ。……この時のために友人から譲ってもらった軽自動車だ。怪しまれることはない。それでとりあえず遠くに逃げろ。宇津井。お前ヨーロッパに住んでたんだろ?お嬢連れて行け。向こうに百目鬼組のコネクトはあまりない。まず見つかることはない。日本にいるのはやめろ。すぐに見つかって宇津井は確実に殺される。」
佐藤は刺さったナイフから出ている刃の部分でジャケットを破り脱ぎ捨て、同様にワイシャツも脱ぐと傷口とナイフを固定しながら圧迫するようにそのワイシャツを腹に巻いた。小夜は久しぶりに見た佐藤の虎の刺青に切なさを覚えた。小さい頃に見た虎とは違ってどこか弱々しく見えたからだ。
「それと……。お嬢。夏夜さんの、お母さんの話をさせてください…。」
佐藤は今まで小夜に隠し通していた八年前の夏夜の死について話し始めた。
八年前の夜。佐藤は百目鬼組の別邸にいた。その頃、夏夜は夕飯の片付けをしており、その直ぐ横のリビングで成亮は元職場の同僚と電話をしていた。まだ小さかった小夜はすでに自室で眠りについていた。佐藤はいつものように戸締りを確認していた。その時、インターホンが鳴った。佐藤はその日、最高幹部からの連絡で組員が来ると聞いていたため慌てることなく玄関に向かっていた。真っ先に向かったのは夏夜だった。最初は夏夜の出迎える声がかすかに聞こえていた。しかしその後がおかしかった。佐藤を呼ぶ声が聞こえなかったのだ。佐藤は嫌な予感がして急足で玄関に向かった。目の前に広がっている光景に震え上がったまま動けなくなった。血溜まりの上で倒れている夏夜。そのそばに佇む雨衣姿の人間。フードを深く被りその隙間から長髪が流れ出ている。両手に黒い手袋をつけ、赤く血塗られた包丁を震えながら強く握りしめていた。佐藤の頭に血が昇る。
「ああああぁああぁああ!!!!」
佐藤は滑り込むように夏夜の横についた。腹に数箇所、胸に数箇所、首にも刺し傷があった。全ての傷口からどくどくと音を立てるように血が流れ出る。夏夜の意識はすでになかった。目は虚ろ。瞳孔もすでに開いていた。
「夏夜さん!!夏夜さん!!!成亮さん!!夏夜さんが…!!ああああああぁああぁああ!!」
佐藤は喉が潰れたことに気づかず、夏夜の名前を叫び続けた。フードを被った人物は佐藤の叫び声に我に返ったのか、ドアに体をぶつけながらも一目散に逃げていった。佐藤は夏夜の血で染まった服のまま別邸を飛び出し、そいつを追った。しかし、その日は記録的豪雨と呼ばれるほど強い雨が降り、周りが暗いこともあって見失ってしまった。佐藤は動揺して冷静さを失っていた。何をどうすればいいのか頭が真っ白になっていた。とりあえず玄関に戻ると、そこには血まみれの夏夜を抱きしめる成亮がいた。成亮は一言も声を出さず、夏夜の額に額を擦り付けていた。
「…っ!何やってるんですか!?救急車!!成亮さん!!」
掠れた声で佐藤は成亮をゆすり責めた。しかし成亮は佐藤とは逆にあまりにも冷静だった。
「無理だ。佐藤。もう息してない。」
「……うそだ…。」
「背中にも傷口がある……。心臓も…。もう。戻ってこない。」
「……夏夜さん、夏夜さん。」
そのあとは佐藤の記憶も朧げだった。うろ覚えなのはそのあと来た組員が事の重大さを清兵衛や幹部に報告し、時差で清兵衛たちが来たこと。錯乱状態になった清兵衛に思いっきり殴られたこと。それだけだった。次の日、小夜に夏夜の死の説明を違う組員がした。子供にはショックすぎると判断したのだろう。その日丁度ニュースになっていた、商店街の事故で女性が重体で搬送されたというのを利用して、小夜に説明し、日を置いて亡くなったことを伝えた。
殺人犯を見つけるには、警察は不可欠だ。しかし当時、別邸の中の倉庫には佐藤も知らされていなかった密輸された銃が大量に保管されていた。それはある最高幹部単独によるものだった。佐藤はもちろん二人は何も知らされていなかった。ただ時々、改修工事の準備と言って大きな荷物を持った組員が来ていたことだけを知っていた。今から搬出することは不可能と判断したその最高幹部は憔悴した清兵衛を横目に警察の介入をことあるごとに難癖をつけ阻止した。時間が経ち、清兵衛にも密輸のことがバレたがすでに時間が経ちすぎて怪しまれると考え、もう通報ができなかった。しかし別邸は事件当日のまま今でも保管されていた。組の伝手を使って買収した医師や研究員を利用しDNA鑑定や現場検証を依頼していたのだ。その指揮は全て成亮が行っていた。全ては復讐のため。そのために成亮はこれまでの全ての時間を費やしていた。
<重松さん、今どこですか?接触しましたか?>
電話の相手は武流だった。
「おう。駐車場だ。今さっきやりあったが逃げられちまった。すまねぇなぁ…。」
<……いえ。三人一緒ですか?>
「おうよ。」
<わかりました。ありがとうございます。またかけ直します。>
「いや、待て。」
<なんですか?>
「もう、お前は本部に戻れ。俺も戻る。女追いかけてる場合じゃなくなってんだ。納得できなくても、戻れ。」
<…分かりました。>
武流が一方的に切り、電話は終わった。重松は携帯をポッケにしまうと、懐にある拳銃を取り出した。
「さすがに、チャカは向けられねぇよな……。俺も弱ったもんだ…。なぁ、清兵衛さん。」
ー ー ー ー ー ー
佐藤の左脇腹が赤く染まっていく。血生臭さが鼻につく。佐藤は咄嗟の判断でナイフを突き刺した人間の腕を掴んだ。その人物は深く被ったフードから顔を上げた。佐藤はその男の顔に見覚えがあった。同じ釜の飯を食い、可愛がった後輩だ。随分前に破門になって組から出て行った人間だった。その男は、苦しそうな、泣き出しそうな顔をしていた。
「佐藤さん、何やってるんすか…。」
「久しぶりだな…。矢野。痩せたか?」
「行かせませんよ…。深傷を負えばあなたでも動けないでしょう?」
佐藤は口角を無理くりあげてその男に挑発的な笑顔を向けた。
「上等。」
佐藤はそう言うと、男に一発の拳を振り落とした。男はその一発でその場に倒れた。佐藤は脇腹にナイフを刺したまま運転席に乗り込んだ。
「佐藤!!」
「二人は屈んでろ!見つかるだろ!!」
佐藤は今までにないくらいに小夜に怒鳴りつけた。血がゆっくりとじんわりと流れ出る。車を走らせている途中、血がシートを濡らすほどに流れ出ていることがわかった。車内が鉄の匂いで満たされる。後部座席の二人からもわかるほど佐藤は脂汗をかいていた。時々止まる赤信号に佐藤はハンドルを叩きながら怒りを露わにした。
「くそっ!!………ああああぁぁ!!!」
もう直ぐだったのに。もう少しだったのに。このままでは失血で命に関わると佐藤はわかっていた。もう二人を守れるのはここまでだと悟っていた。それがたまらなく悔しかった。
佐藤は車を走らせ元々用意していた中継地点に車を停める。その横にはクリーム色の可愛らしい軽自動車が置いてあった。
「佐藤…?」
小夜の声は震えていた。涙目になりながら佐藤の脇腹に刺さるナイフを見る。
「お嬢、今から、猛スピードで話すので黙って聞いてください。宇津井も。」
朔也と小夜は息を荒くしながら話し始めた佐藤の声に集中して耳を傾けた。
「隣の軽自動車にお嬢の荷物一式とパスポートが入ってる。これがそのキーだ。……この時のために友人から譲ってもらった軽自動車だ。怪しまれることはない。それでとりあえず遠くに逃げろ。宇津井。お前ヨーロッパに住んでたんだろ?お嬢連れて行け。向こうに百目鬼組のコネクトはあまりない。まず見つかることはない。日本にいるのはやめろ。すぐに見つかって宇津井は確実に殺される。」
佐藤は刺さったナイフから出ている刃の部分でジャケットを破り脱ぎ捨て、同様にワイシャツも脱ぐと傷口とナイフを固定しながら圧迫するようにそのワイシャツを腹に巻いた。小夜は久しぶりに見た佐藤の虎の刺青に切なさを覚えた。小さい頃に見た虎とは違ってどこか弱々しく見えたからだ。
「それと……。お嬢。夏夜さんの、お母さんの話をさせてください…。」
佐藤は今まで小夜に隠し通していた八年前の夏夜の死について話し始めた。
八年前の夜。佐藤は百目鬼組の別邸にいた。その頃、夏夜は夕飯の片付けをしており、その直ぐ横のリビングで成亮は元職場の同僚と電話をしていた。まだ小さかった小夜はすでに自室で眠りについていた。佐藤はいつものように戸締りを確認していた。その時、インターホンが鳴った。佐藤はその日、最高幹部からの連絡で組員が来ると聞いていたため慌てることなく玄関に向かっていた。真っ先に向かったのは夏夜だった。最初は夏夜の出迎える声がかすかに聞こえていた。しかしその後がおかしかった。佐藤を呼ぶ声が聞こえなかったのだ。佐藤は嫌な予感がして急足で玄関に向かった。目の前に広がっている光景に震え上がったまま動けなくなった。血溜まりの上で倒れている夏夜。そのそばに佇む雨衣姿の人間。フードを深く被りその隙間から長髪が流れ出ている。両手に黒い手袋をつけ、赤く血塗られた包丁を震えながら強く握りしめていた。佐藤の頭に血が昇る。
「ああああぁああぁああ!!!!」
佐藤は滑り込むように夏夜の横についた。腹に数箇所、胸に数箇所、首にも刺し傷があった。全ての傷口からどくどくと音を立てるように血が流れ出る。夏夜の意識はすでになかった。目は虚ろ。瞳孔もすでに開いていた。
「夏夜さん!!夏夜さん!!!成亮さん!!夏夜さんが…!!ああああああぁああぁああ!!」
佐藤は喉が潰れたことに気づかず、夏夜の名前を叫び続けた。フードを被った人物は佐藤の叫び声に我に返ったのか、ドアに体をぶつけながらも一目散に逃げていった。佐藤は夏夜の血で染まった服のまま別邸を飛び出し、そいつを追った。しかし、その日は記録的豪雨と呼ばれるほど強い雨が降り、周りが暗いこともあって見失ってしまった。佐藤は動揺して冷静さを失っていた。何をどうすればいいのか頭が真っ白になっていた。とりあえず玄関に戻ると、そこには血まみれの夏夜を抱きしめる成亮がいた。成亮は一言も声を出さず、夏夜の額に額を擦り付けていた。
「…っ!何やってるんですか!?救急車!!成亮さん!!」
掠れた声で佐藤は成亮をゆすり責めた。しかし成亮は佐藤とは逆にあまりにも冷静だった。
「無理だ。佐藤。もう息してない。」
「……うそだ…。」
「背中にも傷口がある……。心臓も…。もう。戻ってこない。」
「……夏夜さん、夏夜さん。」
そのあとは佐藤の記憶も朧げだった。うろ覚えなのはそのあと来た組員が事の重大さを清兵衛や幹部に報告し、時差で清兵衛たちが来たこと。錯乱状態になった清兵衛に思いっきり殴られたこと。それだけだった。次の日、小夜に夏夜の死の説明を違う組員がした。子供にはショックすぎると判断したのだろう。その日丁度ニュースになっていた、商店街の事故で女性が重体で搬送されたというのを利用して、小夜に説明し、日を置いて亡くなったことを伝えた。
殺人犯を見つけるには、警察は不可欠だ。しかし当時、別邸の中の倉庫には佐藤も知らされていなかった密輸された銃が大量に保管されていた。それはある最高幹部単独によるものだった。佐藤はもちろん二人は何も知らされていなかった。ただ時々、改修工事の準備と言って大きな荷物を持った組員が来ていたことだけを知っていた。今から搬出することは不可能と判断したその最高幹部は憔悴した清兵衛を横目に警察の介入をことあるごとに難癖をつけ阻止した。時間が経ち、清兵衛にも密輸のことがバレたがすでに時間が経ちすぎて怪しまれると考え、もう通報ができなかった。しかし別邸は事件当日のまま今でも保管されていた。組の伝手を使って買収した医師や研究員を利用しDNA鑑定や現場検証を依頼していたのだ。その指揮は全て成亮が行っていた。全ては復讐のため。そのために成亮はこれまでの全ての時間を費やしていた。
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