若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました

mabu

文字の大きさ
31 / 114

30

しおりを挟む



ぽかぽか陽気の中


只今ほんわかお昼寝中。


ムギちゃんとミルちゃんがベッド代わりに使っているタオルを引き寄せ
 
2人を抱え込む様にして私もスヤスヤ…



気持ち良く目覚め 
まだ寝ている2人を見て幸せを感じます。

(こんなにまったりのんびり充実した日常なんて何時ぶりだろう……
学生の頃以来かな?)



…学生の頃は夏休み等の長期休みになると

必ず何処かで完徹して漫画を読む日を決めたり

友達と朝日を見に行く事を主体にしたお泊り会をしたり

中々楽しい時間や無駄遣いと思える様な時間を

気ままにお気楽に過ごしていた気がする。

社会人になり、

一般職とは違う職種を選び

休日が皆と違う曜日になり

友人達も社会人になると

段々合う機会が減り

皆が結婚した頃から

身内を含む周りの人ともどんどん疎遠になっていき


うどん屋に勤め出した頃は

何回か食べに来てくれたりもしたが

子供が産まれ子育てが忙しくなるとそれも無くなり

休みは家から出ない事が
当たり前になった。

(振り返るとホント仕事漬けだったんだなぁ~)


皆が結婚前まで遊び回っていた中、

誘われても仕事優先で…


なんて面白味のない人生だったんだろう!


(でも、これからは2人が居るし、チートもある。
スローライフを楽しみ気ままに好きに生きるって決めたから、
今度の人生は面白楽しく暮らす!)


今回この泉での

人生初のキャンプ?で

改めて今までの人生を振り返る事が出来ました。


元の世界には戻れないけど

この世界で気ままに生きていけそうなのは、

私にしたらご褒美なのでは?


折角の若返りご褒美人生なら

今度は結婚なんかもできるかも?
 
…なぁ~んて。

よっぽど居心地の良い相手が見つからない限りないですね。


折角のぽかぽかお昼寝もソロソロ終わりですかね…

ムギちゃんとミルちゃんが起き出したのでおやつの食べてお家に帰りましょう!



午前中に作った寒天をおやつに食べてたら魔導車やテーブルを全て収納して

新たに2人用のテーブルを妖精さん達用に召喚します。

泉の前にテーブルだけだと淋しいので形だけでもと椅子も召喚。

テーブルの上に昨日作った
ミニおはぎと、今日作った
牛乳寒天をそれぞれお皿に盛りセットします。

「飲み物もあった方がイイかな?」

昨日は緑茶だったから

緑茶に続いて抹茶ミルクを少し甘さ控えめでティーカップ2つ分出し

皆で掬って飲める様に小さな木のスプーンを何本か添えて置く(大人の小指位の大きさで、一味や七味用に使ってた物)



「さぁ、コレで良いかな

じゃぁ帰ろうか?」



「では、又来ます。

コレは置いて行くので良かったら食べて下さい!

気に入らなければ
残してイイからね?」


ムギちゃんミルちゃんと泉に向け挨拶をして

勝手に用意しておいて
勝手に置いて帰ります。


(多分食べてくれると思うけど
口に合わなくて食べ無かった時は仕方ないか……)

あっ、いかんいかん、

昨日今日と気が抜けて口調が少し戻りかけてたわ!

折角レオナルドさんと居るうちは

丁寧口調の習慣をつけようと頑張って日頃から語尾のデスマス
を心掛けてたのに…


……まぁ、どっちでもイイか!

気ままに生きるのに口調なんかに拘る必要は全くないし!

その時その時の気分で何が悪い?

誰も文句を言う人は居ないし、

ある程度分別をつければ問題ないじゃん!


…やっぱり少し肩に力が入り過ぎてたかな?

知らない世界に来て色んな事を一気に考え過ぎれば当たり前か……


うん。

やっぱり今回ココの泉にキャンプに来て良かった。

これからもチョクチョク来て心のデトックスをしよう!




帰りも歩いて帰りますが

来た道ではなく

少し逸れた道を回り込む様にして帰ります。

来る時にあった果樹園とは違う小さな果樹園化した場所を発見!

「今度はさくらんぼだ~!」

ここの森は何でも有りなの?

それとも異世界あるある?


精霊さんあるあるなのかな?


どれだけ果物好きなのか、

それとどれだけ精霊さん達が居るのか、

もしかしたら反対側にも

まだ果樹園化した場所が有るのかも……

森全体を散策したらどれだけの種類の果物が有るのか楽しみが又増えた~!


「今日の夕食後のデザートにしようね~!」

ムギちゃんミルちゃんと3人

で全体の一割程収穫して帰りました。

前回は精霊さん達が居る事を知る前に粗収穫してしまったので

今回は自分達が食べる分より少しだけ多めに収穫させてもらいました。

「今度から収穫する時はお礼のお菓子を置いて行くので

私達にも果物を分けて下さい。

後この前の分は

昨日と今日のお菓子で許してね?」



この場所にも
2人用のテーブルと椅子を邪魔にならない所に設置して

日持ちをする様なクッキーなどのお菓子を

透明な袋に入れて開けしめし易い様に紐を軽く結んでおきます。


ココの果物は精霊さん達が

自分達の食料として育てたのだろうから

後から来た新参物が勝手に貰って何もしないのは駄目でしょう。

これから仲良くしていくならお礼は必然です!











しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~

雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。 左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。 この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。 しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。 彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。 その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。 遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。 様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~

大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」  唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。  そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。 「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」 「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」  一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。  これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。 ※小説家になろう様でも連載しております。 2021/02/12日、完結しました。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります

すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
 《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。  なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!  冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。  ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。  そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。

莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ

翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL 十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。 高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。 そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。 要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。 曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。 その額なんと、50億円。 あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。 だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。 だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。

処理中です...