若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました

mabu

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「はあ~~あああぁ」

〚きもち~ね~!〛

《きもちね~~!》

「気持ちイイ。」

「最高よね…」

「「「「確かに」」」」

しっかりとした夜空に輝く幾千もの星達

澄んだ空気に

泉の水面に浮かぶ星空と変わらぬ幾千もの光。

最高のロケーションに酔いしれながら

身体の底から出る声は

とても色気のある声とは言えず

言葉が代われば何処ぞのオヤジの様な音色の私の濁音と

オチビちゃん達の純粋な歓喜の清らかな声だった。

「本当に真由実さんの言う通り、

この景色を見ながらの露天風呂は最高ですね。

今までお風呂に入るのは

人間の身体を清潔に保つ為の作業でしかないと思っていましたが

この、

素晴らしい景色の中で温泉に浸かるという行為は

最高の贅沢なのですね。

コレからは何時でもこの最高の贅沢が出来るなんて

真由実さんと出会えた事に感謝します!」

大興奮のチビヒカちゃんの意見に

次々に興奮気味に賛同するチビ王達。

「でしょ~?

皆も気にいってくれて良かったよ!

皆が作ってくれたおかげで
何時でも入れるからとても嬉しい!

温泉は健康にも美容にもとても良いから助かるわ

本当に有り難うね!」


《〚ありあと~!〛》


小さくなったチビ王達と我が家の子達と家族総出で露天風呂を満喫しております。


我が家の地下室に突如出来た

泉と露天風呂。

露天風呂の後にはと


今日の営業を終了させてから

フルーツ牛乳とコーヒー牛乳を作り早速皆で堪能しに来ました。


本当は温泉が出来た昨日には入りたかったのですが

レオナルドさんとオンハルトさんに説明せず入ったら

(長時間戻って来ないと心配して入浴中に来られては困ると)

心配すると説得し

上に戻って再び2人を連れて説明して契約をしたりしてたら

時間が経ち過ぎ

(2人が固まり、戻って来るのに時間がかかり)

夕食の時間になり、

今日も営業日だからと営業終了後に延期になったんです。

因みに2人とはちゃんと契約を上乗せしており

オンハルトさんには明日作業を教える予定で

今はレオナルドさんと厨房の掃除をしてもらってます。

営業中の作業もレオナルドさんが説明して教えていましたが

すんなり覚えてテキパキと作業をしてました。

とても優秀で

即戦力となり本日の営業は

とても順調に終わりました。

私は接客に専念する事にしてレオナルドさんには厨房作業、

オンハルトさんはレオナルドさんに教えて貰いながら

厨房作業をしながら
接客も時折してもらいました。

お店のお客様にも好意的に受け入れられた

優秀なオンハルトさんに

レオナルドさんは誇らしそうな

悔しそうな微妙な顔をしてましたが

一緒に作業していて嬉しそうでした。


最後に私達が皆で露天風呂に入ると言ったら

赤ドラちゃんやモグラちゃんとタマリは

男のコの様だから反対だ!

とか言ってましたが

そもそも精霊に性別はなく、

男のコの様な姿や性格なだけであって男でも女でも構わないので問題ないんです。

ムギちゃんもミルちゃんも

男のコの様な感じですけど

何時も一緒にお風呂に入っていますしね~。

ブツブツ言うレオナルドさんは

オンハルトさんに任せて

2人で後からゆっくり入って下さい。

露天風呂用に建ててくれたログハウスの中に

魔道具の冷蔵庫を設置して


ビールに麦茶、

牛乳にフルーツ牛乳とコーヒー牛乳を入れておき

何時でも誰でも飲める様にしておきます。

この魔道具は冷えた状態にしてから時間停止をしてくれる

とても便利な冷蔵庫なので

入れ替える手間がなく

ただ補充するだけで良いので
とても楽です。


一気に賑やかになった我が家ですが

まだまだ生活リズムは定まっておらず

明日はオンハルトさんへの
授業と練習をしてから

又今後の動向も決めていきます。

取り敢えずバタバタしてしまいましたが

お風呂上がりには

家族が増えたお祝いと

オンハルトさんの歓迎会を

同時にしようかと思っています。


ほぼ召喚するだけですが

チビ王達もオンハルトさんも

召喚したアチラの世界の

食べものに興味津々な様ですし

うどんも食べたいと

もう興奮しっぱなしです。


チビ王達には気にせずうどんも出せるので

明日の朝からでも出すとして

今日はパーティーらしく

ピザや唐揚げ、

オードブルセットを出していくつもりです。

レオナルドさん達が片付け終わって

露天風呂に入ってからだから
まだまだ時間はありますよ?

ムギちゃんとミルちゃんは

そんなに興奮しては早くにおネムになってしまうから

お昼寝しましょうね?

眠たくない?

じゃぁ、おやつを食べましょうね?

そう、

皆でおやつを作って食べれば

少しは落ち着くでしょうし

お腹も満たされ眠たくなるでしょう。


おやつ作りに釣られたのはムギちゃんとミルちゃんだけでなく、

皆も釣れたけど…

うどんも解禁出来たので

ムギちゃんもミルちゃんも、
レオナルドさんもお気に入りの

うどんかりんとうを皆で作ります。

それぞれ2人一組になって

召喚した揚げたてのうどんに

それぞれの味付けの素をまぶしてもらいます。



イチゴミルク、

抹茶ミルク、ほうじ茶ミルク



ミルクティー味です。

私は1人でココア味を作ります。

定番の黒糖味は召喚して
 
今日は全部で6種類の味付けです。

種類が増えた事で

又又大興奮のムギちゃんとミルちゃんは

おやつもソコソコに

興奮疲れで寝てしまいましたとサ。


うどんかりんとう自体が初めてのチビ王達も

後から来た見習い仔犬様も大興奮だったのは言うまでもないのですが、

冷静な様で密かに興奮していたオンハルトさんが

一番食べてたのは

ちょっと以外でした~((笑))




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